私が海外旅行未経験だったころは熱心に外国語を勉強しまくっていた
しかし私が初めて海外旅行に行って以来,外国語はほとんど勉強しなくなった
海外旅行未経験者にありがちな外国語アピールについて本記事で説明する。
目次
外国語に詳しいけど海外に行った経験が無い人にふさわしいことわざ
突然だが中国のことわざを紹介する。
葉公好竜(イェゴンハオロン)
葉公(イェゴン)は中国の人の名前
そのことわざの内容は・・・
葉公という人は竜がとても好きだった。
葉公の身の回りにはあらゆるところに竜の彫刻や絵があった。
それを喜んだ本物の竜は葉公のもとへやってきた
本物の竜を見た葉公はどうなったか?
大喜びして竜のところへぴょんぴょん跳ねながら近づいたんだよね?
違う!
葉公は逆に驚いて、怖がって竜から大急ぎで逃げた。
俺は竜が好きな人なんだぞ!すごいだろ!
とアピールしつつも,じつは竜が好きではなかった
というお話。
海外に行ったことのない人は本当の海外を知らない
さきほど紹介した中国のことわざにある「竜」は「海外」にも当てはめて考えることができる。
ある人は、
俺は英語が好きなんだぜ!TOEIC990点だぜ!
と周りの日本人に猛烈にアピールしている。
しかしその人は実は海外旅行に行ったことが無い。
本当の海外には全く興味が無い。
そんな人がいきなり海外旅行に連れて行かれたらどう思う?
英語ができるから会話に困らないと思うかな?
その人はTOEICの英語は天下無双だが,外国にいるネイティブと話した経験は一度もない
。
日本で学んだ理論上の英語に詳しいにすぎない
本物の外国語は全く知らない
だから本物のネイティブと話すことを恐れる。
外国人が怖く感じる。
自分の英語が本当に通じているか不安になって外国人に話しかけるのが億劫になる。
結局海外旅行で外国人と話したのは以下3ケースだけで帰国した,という未来が容易に想像できる。
- 空港のチェックインカウンター
- ホテルのフロント
- 飲食店の注文
外国語を熱心に勉強するだけの人ほど海外に行かない
私も昔はそうだった。
外国語は好きだけど,海外には行きたくない。
海外は何が起こるか分からない。
日本と違って銃を持つことが許可されているかもしれない。
もしかしたら銃で私を殺すかもしれない。
だから日本が一番安全。
日本で外国語勉強すればいいじゃん!って思っていた。
先ほど紹介したことわざ「葉公好竜」タイプの人は自分の外国語に対してプライドが高い。
俺の外国語は完璧!
間違いなんて無い!
ほかの人と違うんだよ!
そういう人ほど全く異なる本物の海外の世界に行くことを恐れる
常に自分のプライドを保つために安全な環境にとどまる。
外国のネイティブと話すのを恐れる
本屋とかでよくある「TOEIC990点の人でも英語が話せません」というのはそういう事
英語を話すためには英語力だけでは不十分。
むしろ英語を話すよりも英語を話すべき状況かどうか判断のほうが大切。
その判断を間違えて何でもかんでも英語で話そうとすると現地の人に嫌な顔をされるだけ
あなたは自分の外国語力を自慢するだけの人になっていませんか?
海外の世界を知りたければ外国語学習よりも海外に行きましょう
外国語学習は日本にいればいつでもできる
今はネットがあるから本を買わなくても無料で外国語を学べる時代。
本当に海外の文学,芸術等に死ぬほど興味があって,外国語で書籍を読みたい!っていう変わり者の人は日本で外国語学習を続けてもいい
だけど,ほとんどの人は海外の文学や芸術等に興味が無いんじゃないかな?
自国の日本文学ですら死ぬほど好きな人は少ないよね。
海外の文学とかに興味はないけど,外国語が好き!っていう人は一度は海外の世界を見るべき。
今後の自分の外国語学習を見直すきっかけになるよ
海外に行くのは体が動く内が良い。
年を取って飛行機に乗るのが困難な年齢になってしまうと海外へ行けなくなってしまうよ
外国語学習は体が動けなくなった老人になってから始めても遅くないよ
まとめ
- 俺は海外が好きなんだぜ!とアピールする人ほど実は海外が怖い
- 本物の外国語は海外でしか学べない
- 体が動くうちに海外へ行こう
- 外国語は体が動けなくなってもできる