アラビア語は日本から見ればマイナー言語。
ネットで調べてもアラビア語の知識がある人向けに書かれた専門用語だらけの記事ばかりで全然役に立たない
本記事ではそんな人向けに、アラビア語のどこから覚えればいいのか紹介する。
語学の初期段階では専門用語は無視しましょう
アラビア語学習サイトや語学書は秀才向けに書かれている
アラビア語学習サイトとかアラビア語本を読むと本当に難しい。
「アラビア文字くらい覚えていて当然だよね？」を大前提として書かれている。
例えば・・・
・文字は独立形、語頭形、語中形、語末形がある
・見たことの無い発音記号「ṯ」「š」「ḍ」「ẓ」「ḏ」等がある
・母音は短母音、長母音、二重母音がある
・タンウィーンとかシャッダ、その他の補助記号
・月文字と太陽文字
いきなりこの部分を読もうとすると、以下のようになる。
「いきなり難しい専門用語ばかり出てきているんですが・・・」
「うおおおー難しすぎてさっぱり分からん！！！！」
「もうこの時点でアラビア語嫌だあああーーー」
だから、日本人は「アラビア語は難しい」と言う。
でも、それは単に勉強の順番を間違えただけなのでは・・・と思う。
専門用語を理解するためには、その土台となる基礎知識を知らないといけない。
家を建てる前にきちんと土台を作らないと、家を建ててもすぐに倒れるよね？
それは語学でも同じことが言える。
専門用語を理解するよりも文字の丸暗記の方が早い
アラビア語の専門用語を理解するためには、その土台となるアラビア文字を知らないといけない。
特に語学の超初歩段階では、正確な知識とか発音を求めるべきではない。
それ以前にアラビア語を「勉強するか」「勉強しないか」の方が大切。
アラビア語を勉強しなければアラビア語の読み方、発音方法が永遠に分からないまま。
だから語学の初期段階ではイロイロと難しい事は考えずに、まずはアラビア文字２８個を覚えましょう。
正確な発音とかは二の次でいい。
見たことの無い発音記号なんて、まず最初は適当に読めばいい。
「d」の下に点がある「ḍ」の発音とかは、思い切って「d」で読んじゃえ！
アラビア文字を一度丸暗記してしまえば、その付近に書かれている解説も理解できるようになる。
発音もあとでいくらでも修正できるよ。
まずはアラビア文字２８個から覚えましょう
そもそも「アラビア文字」って何？
日本語でも５０音表があるよね？
アナタが小さな子供の頃に先生からそういう表を何度も見せられたと思う。
それを覚えたからそこ、今のアナタは日本語が使える。
これと同様に、アラビア語を母語とする国の人も子供の時代は日本語の５０音表みたいなモノを使って覚えている。
それがアラビア語の２８文字。
そういう文字の一覧はネットで検索すればすぐに見つかる。
例えば以下のサイトがある。
このサイトに入ると以下のようなアラビア文字で書かれた表がすぐに見つかる。
周辺の解説とか専門用語はガン無視でいい。
まずは表に書かれているアラビア文字とその発音だけを見ましょう。
で、アラビア文字のどの部分を覚えればいいの？
まずは以下画像の赤枠で囲んだ部分だけ覚える。
アラビア文字の名前も覚えるべき要素。
だけど、文字の名前は長くて覚えにくい。
一方、文字の読み方は「b」「t」「h」のように一文字だけなので覚えやすい。
だから最初は「アラビア文字」と「それに相当するアルファベット発音」のセットで覚える。
例えば「ب」は「b」，「ـثـ」は大体「t」・・・っていう風に覚える。
ほーん、それでアラビア文字はどうやって覚えればいいの？
以下のページで紹介する。
