国際線の飛行機の時刻を見て「あれっ?」ってなったことはありませんか?
- 距離の割にはフライト時間が短いなぁ~
- 行き先の時間が止まっている?
- 過去に戻っている?
航空会社は色々なキャッチフレーズで航空券をお客さんに売りつけている。
行く国の時差を知らないと,騙されて買ってしまうんだろうなぁ。
目次
よくある航空会社の広告
東京からフィンランドの首都ヘルシンキを飛んでいる飛行機の広告はこんな感じ。
- 一番近いヨーロッパ
- 東京10:30~ヘルシンキ14:50
広告の裏は?
- 一番近いヨーロッパ(※フライト10時間かかります)
- 東京10:30~ヘルシンキ14:50(※日本時間で20:50です)
国際線を予約する前に時差を調べないと騙されるよ
googleの検索ボックスに「ヘルシンキ 時差」で調べると,検索結果のトップに時差がすぐに出てくるよ。
表示の文字は以下のような感じになる。
東京都新宿 は フィンランド ヘルシンキ より 6 時間進んでいます
時差から,国際線のフライト時間を調べる方法
東京はヘルシンキよりも6時間進んでいる。
ヘルシンキ14:50を日本時刻に置き換えてみる。
14:50に6時間進めた時刻だから・・・20:50になるね。
大体21時=夜9時になる。
東京を午前10時半に出発して,夜の9時に到着するんだから・・・
21:00-10:30=10時間半!!
フライト時間は10時間半もあるじゃん!!
東京→ヘルシンキは遠いじゃん!!
東京10:30~ヘルシンキ14:50
の広告が詐欺に見えるね
ニューヨーク行きフライトの場合
ニューヨークとの時差は-13時間
これを頭に入れて,行きの航空券のフライト時刻を見よう。
東京10:40→ニューヨーク10:35
時差を考慮しないと,「あれ?時間が5分戻っている?バグかな?」って一瞬錯覚すると思う。
でも国際線ではそれが正常の表示。
国際線のフライト時刻は,現地の時刻に合わせるルールになっている。
つまり,東京10:40というのは日本の時刻。
ニューヨーク10:35というのはアメリカのニューヨーク時刻
なので,
東京10:40→ニューヨーク10:35
は,以下と同じ意味になるよ
東京10:40→ニューヨーク23:35(※日本時刻)
ニューヨーク行きフライトは,帰りのフライト日時に注意
逆に帰りの航空券はこんな感じ。
ニューヨーク11:30→東京14:40(+1)
国際線の航空券予約サイトによっては,到着時刻の右側に小さな赤字で(+1)と書かれる場合がある。
それは,1日進んでいますよっていう意味。
なので,
ニューヨーク1月1日11:30→東京14:40(+1)
は,以下と同じ意味になる。
ニューヨーク1月1日11:30→1月2日東京14:40
ニューヨークを1月1日に出発したから,必ず1月1日のうちに日本に帰れるわけではない。
時差が大きい国行きのフライト予約時は,帰りのフライト日時に注意する必要がある。
これを間違えると,帰国が予定よりも1日遅れちゃう。
もし,あなたが1月1日に日本へ着かなければならない場合,ニューヨークは12月31日発の航空券を買う必要がある。
まとめ
・国際線の航空券を買う前に,行く国の時差を覚えておく
・時差が大きい国から日本へ帰るフライトは,日本到着の日にちを確認する