実は午前休を2回とるだけで行ける!ロシアビザの取り方

ロシアに行きたいんだけどなんかビザがあって面倒・・・
と考えてロシアに行くことを敬遠している人が多いと思う。
本記事ではロシアに行くための面倒な手続き方法を説明する。

そもそもロシアビザって何?

観光ではビザが不要な国に行く場合は最低限でもパスポートさえ持って行けば入国できる。

しかしロシアの場合は違う。
ロシアは日本人に対しては短期間の観光でもビザが必要になる
だから,ビザなしの国と違い,絶対に必要な物が1個増える。
それがロシアビザ。

ロシアビザとは,パスポートのスタンプを押すページの上にロシア入国許可のシールを貼り付けたもの。
シールはパスポートの1ページごと埋め尽くされる。

ロシアビザを取得した!というのは,アナタのパスポートのどこかの1ページにロシアに入国してもいいよっていうシールが貼られている状態の事を指す。

ロシアビザだからってパスポートとは全く別の書類を持って行く必要はない。
シール貼られたパスポートだけ持って行けばロシアに入れる。

逆に言うと,シールがパスポートに貼られていないとロシアに入国できない。
それ以前に航空会社から搭乗拒否される。

ロシア行きの航空機に乗る場合,日本人はオンラインチェックインしても「チェックインカウンターまでお越しください」って表示される。
きちんとロシアビザがあるかどうか確認して、飛行機に乗せてもいいかどうか判断するためだと思われる。

ちなみにお隣の韓国人はロシアに行くときはロシアビザなしで渡航可能。
うらやましい・・・

ロシアビザを個人で取る方法を簡単にまとめると?

以下の3ステップをこなすだけでOK

1.ロシアビザ申請用の資料を準備する

2.1.を持って日本のロシア大使館へ行く

3.ロシア大使館のビザ受付の窓口へ行って1.の資料を渡す

ロシアビザ申請用の資料を準備する

申請に必要な資料は以下の4つ

・パスポート
・写真(パスポートと同じサイズ 4.5×3.5cm)
・バウチャーのコピー
・電子査証申請書(EVA)

簡単に準備できるのが「パスポート」と「写真」

「パスポート」とは,要はいつも海外に行くときに持って行くモノ
海外旅行に行ったことのある人ならパスポートはすでに持っているハズ
「写真」は街中にあるセルフ写真機でパスポート用の写真を撮影すればいい。

問題は「バウチャーのコピー」「電子査証申請書(EVA)」の2つ
この二つの資料の取得方法を次に説明する。

バウチャーのコピーの取り方

バウチャーというのは,簡単に言うとアナタはどこに行ってどこのホテルに泊まるのか?を証明した資料。
バウチャーを取得するためにはお金がかかる。

でも以下サイトなら格安でバウチャーを取得

TravelRussia.su

費用は2000円もあれば十分。
ただしクレカ決済可能であることが前提

サイトに入って英語で個人情報やロシアで行く都市名をポチポチ入力して最後にクレカ決済する。

入力に注意点するのは以下二点

1.ロシア滞在期間の指定(観光なら最大30日まで
2.シングルビザかダブルビザか?

ロシアから出国して別の国に行ってまたロシアに戻るような超人的な旅程を組む場合はダブルビザを申請する必要がある。
よくわからないけど、とりあえず日本→ロシア→日本の旅程を計画している人は,ロシア滞在期間はとりあえず最大の30日間にして、シングルビザで申請すればいい。

アナタが泊まる予定のホテル名はデフォルトのままでいい。
実際にロシアに行ったときにデフォルトで表示されたホテルに泊まる必要はない。
(何のためのロシアビザなのか・・・と疑問に思うけど気にしない)

クレカ決済が完了したらアナタのメールアドレス宛にメールが来る。
メールを開くとバウチャーの電子データが添付されているハズ。

これをカラーコピーしてロシア大使館へ持って行く
カラーコピーならセブンイレブンのコピー機で可能。

電子査証申請書(EVA)の取り方

電子査証申請書というのは,日本のロシア大使館へ行ってビザをください!ってお願いする書類。
こっちはバウチャーと異なって無料で取得できる。

電子申請用紙の入力

サイトに入って,日本語で個人情報をたくさん入力しまくる。
とにかく入力量が多いので時間のある休日にやったほうが良い。

入力が終わったらA4サイズでプリントする。

プリントした紙に4.5×3.5cmの写真をノリで貼り付ける
これをロシア大使館へ持って行けばいい。



1.を持って日本のロシア大使館へ行く

ロシア大使館が開いている日の午前中に行く。(午後はビザ申請を受け付けていない)

注意点として,ロシア大使館の休館日は必ずしも日本と一致しないこと
ロシアの休日だったら日本は平日でもロシア大使館は閉まっている。
だからロシア大使館に行く前に必ずロシア大使館のHPを見て,休館日を調べておこう。
ロシア大使館の場所は東京だけではない。
地方だと以下の都市もある。

・札幌
・函館
・新潟
・大阪

アナタの住んでいる場所が上記の都市またはその都市に近ければ会社から午前休を取得して行ける。

もしその都市から遠い場合は・・・交通費も考えると素直にビザ代行したほうが良い。
シングルビザなら安くても8000円+郵送料(500円程度)で済む。

3.ロシア大使館のビザ受付の窓口へ行って1.の資料を渡す

ロシアビザを申請できるのは午前中なので開館前30分にはロシア大使館の前で待っておいたほうが良い

開館時間ちょうどにロシア大使館に行った時点ではスゴイ混む
最悪自分の順番が回ってこないまま午前が終わってしまうこともある。

ロシア大使館が開館したらビザ申請をする窓口のところへ行く。
近くに銀行や郵便局にあるような待つ順番の紙を取る機械があるので忘れずに取っておく。

あとは自分の順番になるまで待つ。
自分の順番が呼ばれたらさっさと窓口へ行く。

窓口に行って以下三つの資料を渡す。

・パスポート
・バウチャーのコピー
・写真を貼り付けた電子査証申請書

あとは窓口の人の指示に従うだけ。
ちなみに窓口にいる人はロシア人だが,日本語ができるので心配はいらない。
ロシア大使館の中はロシア語だらけだけど日本語でビザ申請できる。

資料を窓口に渡したらすぐにビザOKの回答が来る。
「ビザの準備をするけど,何日後にする?」って聞かれる。

ビザ申請を無料で済ませたければ2週間後でお願いする。
その間はパスポートはロシア大使館の方で預かることになるので注意。
窓口の人からロシアビザの控えの紙をもらって帰る。

2週間後にもう一回午前休を取ってロシア大使館へ行く。
ロシアビザの控えの紙を窓口に渡せばロシアビザ付きのパスポートが返される

ちなみに早ければ早いほど料金が高くなる仕組み。
即日でビザが欲しければ一万円払う必要がある。

あとはロシアビザのパスポートを持ってロシアに行くだけ!

ロシア行きの航空券やホテルは自分で自由に決めて良い。

バウチャー通りの旅程を組む必要は全く無い
ビザなしの国に行くのと同じ感覚で個人で旅行手配しても大丈夫。



ロシア旅行当日は?

ロシア行きの飛行機に乗るときは,セルフチェックイン機は使えないのでチェックインカウンターへ並ぼう

チェックインカウンターでチェックインする時,パスポートはロシアビザが貼られているページを開いた状態で渡す。
そっちの方が早くチェックインが終わる。

チェックインが済んだらあとは普通に飛行機に乗る。
入国カードは無い。
税関申告書は必要な人だけ記入。

ロシアの空港についたらまずは入国審査。
とは言ってもビザなしの国と同じ感覚でOK

入国審査の係員の人へパスポートを無言で渡すだけ。
特に何も聞かれない。

ロシア入国がOKだったらパスポートのページにスタンプが押される。
それと同時にロシア入国許可の紙も渡される。
これは帰国時に提出するものなので失くさないように!

ロシアに入国したらあとはアナタの好きなように行動していい。

ロシアから出国するときは出国審査の係員へパスポートとロシア入国許可の紙を渡す。
特に何も聞かれず,パスポートだけ返される。
あとは普通に飛行機に乗ってロシアから出るだけ

必ずしもロシアビザで申請した日にちの通りにロシアに居なくてもいい

ロシアビザに書かれている日付はあくまでもロシア入国を許可した日付
なのでロシアビザぴったりの日付に入国して、出国する必要はない。

私の場合はロシアビザの開始日よりも1日遅れて入国したけど係員から何も言われなかった。
ロシアビザの終了日よりも5日早くロシアから出国したけど,入国と同様に何も言われなかった。

ロシアビザを申請するときのビザ期間はとりあえず最大の30日間で申請するといい。
私はロシアビザを取得した後で、会社から有給取得を認めてくれなかった。そのため,ロシア旅行期間をロシアビザにあわせてズラすハメになった経験がある。

だから,ロシア旅行1週間前~ロシア旅行後2週間程度の余裕をもってビザ期間を指定したほうが良い。

普通の海外旅行に飽きてきたらロシアへ行ってみよう!

ロシアは日本のお隣の国だけど、行く人自体少ない。
そのため,本やネットの情報量も少ない

そのせいか,ガイドブックでは「ロシアビザの期間通りに旅行しなければいけない」って書かれている。
でも実際に完全個人手配でロシア旅行をした私から言わせてもらうと「ガイドブックって嘘だらけだなぁ~」と思う。

そんな未知の世界。
それがロシア

ロシア行きの航空券はお隣の韓国や中国よりも値段が高めだけど一度は行く価値がある。
ビザで外国に行く経験をすると,日本人はビザなしで海外旅行ができる恵まれた国民だな~って改めて実感できるよ。