30代になった私が10~20代の人に伝えたい1つの事

私の歳は30歳を超えた。

その年齢になると、10~20年前の私に言い聞かせたいことがたくさん出てくる。

その内容をブログ化しようと思う。




10~20代の人に伝えたいたった1つの事

結論

学校で教わる内容を全て信じるな!

なんで学校教育を持ち上げるの?

本当は

「世の中の事を全て信じるな!」

でもいいんだけど・・・

まだ10~20代の人にとっての「世の中」は「学校」だと思うんで、
「世の中」を「学校」に置き換えた。

 

あ、学校教育そのものを批判しているわけじゃないからね!
念のため。

子供の頃は大人の言うことをなんでも信じていた

学校で先生から言われてきた事

私が小学生~高校生の時に、先生からしつこく言われてきたことをざっと挙げる。
(大学生の時もちょくちょく言われていたなぁ・・・)


・勉強を頑張らないと、大人になったときに苦労するぞ

・なんだこの点数は!ちゃんと勉強したのかい?

・もっと真面目にやれ

・おしゃべりするな

・色々経験した方が良いよ

・生徒会に立候補しなさい

・そんなの常識だよ

・もっとテレビや映画を観た方が良いよ

・漫画じゃなくて、活字の本を読みましょう

・どうして他の人と交流できないの?

・OOさんの誕生日カードを作りましょう~

・おい、なんで先生にあいさつしないんだ?

・もう高校生なのに…もできないのかぁ(呆れ

・君は★★の仕事に合っているよ

・なんで△△の大学に行くの?もっと良い大学を受験すればいいのに

‥‥‥‥等々


 

今思い出すと、学校は嫌な事しか浮かんでこない・・・
学校での楽しかった思い出が、まるで学校で作られた偽物の記憶に見えてしまう。

学校から教わる事を信じた結果

学生時代だった私は、まだ物事の判断力が弱かった。
大人から言われる事が正しいと信じながら育ってきた。

先ほど紹介した「先生から言われてきた事」を要約すると以下になる。


・いい大学に行くために勉強しろ!

・先生の前ではいい子になれ!

・経験は宝物ですよ!

・社会の常識くらい覚えろ!

・高尚な文学に触れろ!

・他の人と仲良くしましょう~

・君はOOすべきだよ!


 

上記の内容は、10年前の20代だった頃の私でも整理できなかったと思う。
30代になって、やっと「今まで自分が騙されてきた事」を整理できるようになった。




なぜ、学校はそれを教えるのか?

結論

個人の立場で見ると

日本社会で楽に生きる為

それ以外の理由なんて無い!

 

学校で言われてきた事をそのまんま大人でも適用すれば、
少なくとも落ちこぼれよりは楽な人生を送れる。

先生から言われてきたことを分析してみる

もう一回「先生から言われてきた事」を以下に示す。


・いい大学に行くために勉強しろ!

・先生の前ではいい子になれ!

・経験は宝物ですよ!

・社会の常識くらい覚えろ!

・高尚な文学に触れろ!

・他の人と仲良くしましょう~

・君はOOすべきだよ!


 

上記を掘り下げると以下になる


・いい大学に行くために勉強しろ!
→いい会社に就職すれば、たくさん給料がもらえる

・先生の前ではいい子になれ!
→地位が高い人と関わる時、自分を守る最善の方法が「いい子になる」

・経験は宝物ですよ!
→色々経験しておけば、考察力アップ、閃きの確率が上がる

・社会の常識くらい覚えろ!
→金銭に絡む利害関係を保つための基礎知識が「社会の常識」

・高尚な文学に触れろ!
→知的な人と評価される為の下準備

・他の人と仲良くしましょう~
→他の人の機嫌を損ねない方が、結果的には自分の利益にもつながる

・君はOOすべきだよ!
→自分の得意な事を仕事に活かした方が人生で有利になる


 

これらの全ては

日本社会で楽に生きる

為の下準備として必要な知識ともいえる。

もし先生の言うことを聞かないとどうなる?

学生のだれもが

「あ~マジで先生はウザいわ~」

と、イライラした経験があると思う。

だけど、先生の忠告を守らないまま大人になったらどうなるのだろうか?

例えば

いい大学に行くために勉強しろ!

の忠告を守らないとどうなる?


学校の勉強はやりたくない!
いい大学にもいきたくない!
じゃあ、勉強しなくていいや~


 

のまま学校を卒業して大人になると・・・

少なくとも、真面目に勉強した人よりは就職の幅が狭くなる事は確実。

 

そう言う私もFラン大学卒業なんだけど・・・

いい大学に入った人よりも就職の幅が狭くなってしまったな~
とちょっぴり実感した。

それが就活での「学歴フィルター」

要するに、レベルの低い大学に入ったバカな学生は会社に入れてやらんよ~
っていうシステム。

私はFラン大学の学生だったんで、「学歴フィルター」の洗礼を浴びることになった。
まぁ、結局はたくさんの会社に応募していい会社に就職できたんだけどね。

 

学歴が就職のために必須!
っていう訳じゃないけど・・・

少なくとも大学卒業とか専門学校卒業くらいの肩書が無いと就職は苦しいと思う。

 

最終学歴が中学、高校卒業の人だと就職できる所なんてほとんどない。

ぜいぜい安い給料で働かされるコンビニのバイトとか新聞配達とか。
あとは工事現場でのキツイ肉体労働とか水商売。

風俗で働いているキレイな女の子って、学校教育から落ちこぼれた人だなー
って30代になった私は思う。

そういう人は常に金に困っている。
毎日の生活が不安定でストレスになっている。

ついには金欲しさのあまり、万引きとか泥棒とかの犯罪行為をしてしまう。
そして警察に捕まって、刑務所行き・・・

 

そういう大人になるのが嫌だったら、真面目に勉強しろ!
と学校の先生はしつこく言っている。

先生の忠告で気に入らない点

先生は教え子に理想を求めすぎぃ!

先生という職業に携わる人は、真面目な人が多い。

真面目な性格って、一見素晴らしいようにみえるのだが・・・

逆にいうと「理想以外は認めない!」
という頑固な性格でもある。

 

そういう真面目な人が子供に物事を教える時は、必ず理想を押し付ける。

たとえ話で、理想になれずにおちこぼれた場合の話もちょくちょく出てくるんだけどね。

実際は落ちこぼれの人が出てくる

「働きアリの法則」って知っているかな?


ある所に、100人の村があります。

20人は一生懸命働きます。

60人は普通に働きます

20人はサボっています


 

村の人口が一万人でも100万人でも
サボる人の比率は同じなんですよ!

っていう法則。

 

小学校だと、1クラスで40人いるよね?

「働きアリの法則」に当てはめて考えると…


ある所に、40人の小学生がいます

8人は先生の理想の大人になります

24人は平凡な大人になります。

8人は落ちこぼれた大人になります


落ちこぼれの人に理想を語ってもムダ

先生は、「すばらしい人間になりさない!」的な説教話が大~好き。

だけど、そういう説教が通じるのは40人クラスの中で8人程度。
その8人は、将来には理想的な大人になるんですからね。

平凡な大人になるであろう24人は……
まぁ10~20%は分かるんじゃないかな?

だけど、残りの8人は落ちこぼれ。
「すばらしい人間になりさない!」という忠告なんて何の意味もない。

 

例えると…
言語に全く興味のない一般人にウェールズ語の魅力を延々と語るようなもの。

ウェールズ語講座その27~h音化

↑のような記事なんて、語学マニアでもない一般人は絶対に読まないよね?

 

落ちこぼれの人から見れば、先生の説教話なんて全く興味が無い。
居眠りするしか対抗する手段が無い。

そういう落ちこぼれの人に対しても、先生の理想を押し付けるのが私は気に入らない。

自分が気に入らないなら信じなければいい

ウゼェ…と感じることはスルー

先生が言う事が、とにかくウザく感じる。

一方で、「先生の言うことを守らないと大人になった時に困るぞ!」と脅されている。

先生の説教は聞きたくない!
だけど、説教を守らないと将来に困る。

どうすればいいのか?

 

その答えが、本記事の最初で述べた

学校で教わる内容を全て信じるな!

になる。

大人の言うことが正しい!という保証は無い

私は30歳を超えた。
もう大人と言っていいのだろうか?

まぁ、10~20代の学生から見れば私は立派な大人だろうね。

 

そういう私がブログ記事で色々と意見を述べている訳なんだけど…

私自身が書いている内容が「絶対に正しい」なんて思ってない。
あくまでも、私なりの主張。

他の人から見れば「何こいつ、ムカつくなぁ~」
と思う人が、この世の中に必ず居る。

全ての人から100%好かれる人なんていないんだよ。

 

10~20代の人は、まだ若い。

他の人に好かれなくちゃ!
と色々頑張りすぎている。

私もそうだった。
他の人に嫌われないようにするために、常に先生の言うことを守っていた。

そうすればいい子になり、他の人からも好かれると思っていた。

 

でも、実際はそうじゃなかった。
私の事を嫌う人が居たと分かったときは、すごいショックで落ち込んでいた。

先生の言うことを守っていい子にしていたのに、
なんで嫌われたんだろう・・・

と、いろいろ悩んでいた。

 

あれからしばらく時間がたって私は就職した。
そして3年くらい働くうちに、その悩みが解決できたように思う。

先生とか大人って、所詮は私と同じ人間。

間違ったことを言う事だってある。
自分にとって嫌いな人が居るように、他の人だって自分の事を嫌う人が居る。

学生の頃に「先生の説教ってウゼェ…」と思っていた私もいつの間にか
他の人から「あいつってウゼェ…」と思われる事に気づいた。

 

私は完璧な大人でないように、先生も完璧な大人じゃない。
私も、先生もクソな部分がある。

私や先生の言うことなんて100%正しいわけじゃない。

それに、先生の言われた通りにやっても
理想的な人生を送れる保証なんてどこにも無い。

クソな先生は信じなくていい

学校の中には、必ずと言っていいほど怖い先生がいる。
私の場合、国語の先生がすごく怖かった。

 

まず、宿題の量が多くて難しかった。

しかも、宿題を提出した後に国語の先生が採点して
学生全員の点数の順位を付けた紙もセットで返してくる。

その点数が平均以下の生徒の名前が真っ黒で塗りつぶされて、
誰なのか分からないようになっていた。

 

そして授業中に、ある生徒が先生の問いに回答できないと

「あ~、宿題で平均点以下で真っ黒の人だったね。」
「正解なんて期待してなかったよ。はい、立って!」

と言って生徒を机から立たせて笑い者にしていた。

私も国語が苦手で、いつも宿題の点数が平均点以下だった。
それで授業中に先生から立たされれて笑い者にされるのが嫌だった。

 

学生だった頃の私は

「先生の言うことを信じなきゃダメ!」

という先入観があったので、国語の先生を「クソなヤツ」とは思えなかった。

だけど、30代になった今の私から見れば
国語の先生は、どう見てもクソな大人ですね。

 

自分にとって

「嫌いだ!」「こいつ気に入らねぇ…」

って思う人の説教なんて信じなくていいよ!

信じる・信じないは天秤にかけて

先ほど「嫌なら信じなくていい!」と主張した。

だけど、場合によっては言うことに従わないと自分が不利益になる事だってある。

 

例えば

先生は「勉強しろ!」とよく言う。

その忠告に100%従わないと落ちこぼれて大人の生活が厳しくなる。
自分に不利益が発生している。

それが嫌なので、自分に不利益が発生しないギリギリの大学に入る。
その為に必要な最小限の勉強をやればいい。

先生の「勉強しろ!」の忠告に50%従っている感じかな?

 

まぁ、そんな風に大人は常に

「自分の利益」「自分の不利益」

を天秤にかけて、信じるべきか判断して行動している。

「自分の利益・不利益」を良く考えたうえで
他の人に言われたことを信じるならば、別に構わない。

 

だけど、「自分の利益・不利益」なんて考えずに
先生の説教を100%信じちゃう人はヤバイね。

そういう人は、学校教育に洗脳されているんじゃないかな?
(適当)

まとめ

3行で

・学校で教わる内容を全て信じるな!

・先生は理想の話が大好き

・信じるかどうかは利益の天秤にかけて判断する

もし子供だった頃の自分に会えるとしたら?

タイムスリップして20年前の子供だった私と会って話す機会があったら
是非とも本記事の内容を伝えたい。

まずは

学校で教わる内容を全て信じるな!

を最初に伝えようかな?

 

まぁ、話す機会があっても多分伝わらないと思う。

子供の私から「ふーん?そーなのかー」と言い返されそう。

子供は大人と比較して言語能力が低い。
頭の中だけで判断する力も弱い。
おまけに大人の「経験」が一切無い。

だから「大人になって分かった事」の話は子供には共感しにくいと思う。

 

言語学的に言うと、子供は日本語に関する背景知識(レアリア)が未発達の状態。
その結果、ある単語や表現から別の内容を類推できないとも言える。

 

それでも子供だった頃の私と話すとしたら、
まず以下から言い始めようと思う。


あのねぇ~
先生っていう職業の人はね、理想の話が大好きなの。

「~みたいなすばらしい大人になりましょうー!」

って教え子に洗脳してくるの。