アナタは海外旅行時にチップを渡していますか?
実は自分からチップを渡さなくても大丈夫。
相手がチップを求められたときだけ払えば充分。
目次
ネットやガイドブックにありがちなチップの説明
「チップは心づけではなく、給与です!」
「~~の場合はOOドル払う」
「特別に~~してもらったら追加でOOドル払う」
「気持ちいサービスを受けたらチップを払えばいい」
「スマートにチップを渡そう!」
「チップを渡すときはこっそりと」
「すぐにチップを渡せるように準備しておこう」
「サービスを受ける前にチップを払おう」
「チップを小銭で払うのは失礼」
「チップは紙幣で渡そう」
全体的に見ると・・・
「~の時はチップを払う」「~の時はチップを払わない」
のような解説が多い。
まるでコンピューターの二進数「0」と「1」みたいだなぁ・・・
結局はどういうときにチップを渡せばいいの?
相手からチップを求められたときだけ払えばいい
チップは基本的に相手から求められたときだけ払えばいい。
受け身でチップを払ってもいい。
だって我々日本人は海外のチップ文化を理解していないんだもん!
飲食店の場合
アメリカとかでは一杯のコーヒーを注文して店内で飲むだけでもチップが必要。
会計時に追加で1~3ドルが請求される。
きちんとした飲食店で食事をする場合は、メニューに書かれている料金の15~25%のチップを払う必要がある。
まぁ、そんな風にチップ支払いを強制された場合は素直に払えばいい。
タクシーの場合
目的地に着いた後で、運転手へお金を渡す。
そのおつりが渡されなかったらチップだと思えばいい。
運転手から「足りない!チップ代!」みたいなジェスチャーをしてきたら追加でお金を払えばいい。
あとは周りの空気を読む
観光の乗り物に乗った時に、たまに係員の人が面白いパフォーマンスを見せてくることがある。
すると、周りの人は拍手喝采!
チップを渡す人も結構いる。
そういう状況であれば、自分も周りの人に合わせてチップを渡せばいい。
周りがチップを払う雰囲気なら、自分も払う。
逆に、誰もチップを払う人がいなかったら、自分はチップを払う必要は無い。
自分からチップを払う必要はありません
「こういう時はチップを払うの?払わないの?」
そんな風に悩んだら「チップは払うな!」
チップを払うかどうか迷った末、渡したチップはチップではない。
逆にアナタが店員さんの立場で考えてみて。
仕方なくチップを払ってくるお客さんがいたらどう思う?
チップを受け取っても嬉しくないでしょ?
むしろチップの受け取りを拒否したくなるよね?
「ネットやガイドブックに書かれていたから・・・」という理由であればチップを渡す必要は無い。
そもそもチップってどういうモノか分かっている?
いいサービスを受けた時に店員さんへ感謝の気持ちを表したい。
その時に渡すのがチップ。
もしくは、これからいいサービスを受けたい!って思ったときだけチップを渡す。
何かサービスを受ける前に、先にチップを渡せば気持ちいい待遇をしてくれる。
例えば枕チップ。
ホテルに連泊することになった場合・・・
自分の部屋を空けている間は掃除の人が入ってくる。
掃除の人にキチンと部屋を掃除してほしければ枕チップを置く。
アメリカならベットの上に1~2ドル置けばいい。
まぁ、枕チップを置かなくてもタオル交換をしてくれたり部屋の片づけはしてくれる。
そこまで掃除を期待しない場合は枕チップを置かなくてもいい。
ホテル一泊だけとか、ホテル滞在の最終日の場合は枕チップは置かなくていい。
チェックアウトした後だと、もう部屋に戻る事は無い。
掃除とか関係ないよね。
まとめると、自分からチップを払いたい!と思ったときだけチップを渡す。
それがチップ文化です。
私がタイのタクシーに乗った時のチップにまつわる経験
私はタイの空港から市内までタクシーで移動した。
30分程度で、メーターを見ると286バーツ(約1000円)だった。
私は細かい小銭を持っていなかったので、100バーツ札3枚を運転手へ渡した。
そしたら運転手はおつりを渡そうとする気配が無かった。
「おつり14バーツは?」と言いたくなった。
そういえば、タイではタクシーに乗った時もチップを渡すんだっけ・・・
というのを思い出した。
「なるほど!おつりはチップとして運転手に渡すんだな」と納得した。
だから、チップを渡す?渡さない?に関してあまり悩まなくていい。
空気を読めば「ああ、こういう場面でチップを渡すんだな」って分かる。
そうやって海外のチップ文化を学んでいく。
チップ文化を理解するまでは、基本的に「自分からはチップを渡さない」というスタンスで旅行すればいいと思うよ。