自分一人で海外ホテルのチェックインって何だが不安…
チェックイン時の英会話ができないとダメ！って思い込んでいる人がいるんだけど、それってなんかの病気じゃないかな？
客はチェックイン時にそんな面倒な事はやらなくていい。
面倒なのはフロントの人。
チェックイン時は無言でパスポートを渡すだけでいい。
その理由を説明する。
チェックインのやり方
アナタが海外ホテルでチェックインする時にやるべき最低限の事は以下の３～４つだけ。
１．フロントの人にパスポートを渡す
２．クレジットカード提出を求められたらクレジットカードを渡す
３．契約書にサインする
４．フロントの人から鍵を受け取る
だけど、事実上はパスポートを無言でフロントの人へ渡しちゃえばいい。
あとは自動的にチェックインが済んで部屋の鍵をゲットできる。
フロントの人にパスポートを渡す
海外ホテルに泊まるときにほぼ絶対にやらないといけないのがコレ。
ホテル予約画面を印刷した紙とか、パスポートのコピーを提出すればチェックインを受け付けてくれるホテルもある。
だけど、外国人の場合はパスポート提示が必須のホテルが多い。
国内旅行ならホテルの予約紙を渡すだけでチェックインできるんだよねぇ…
だから、国内旅行と同じ感覚で海外ホテルでチェックインしようとすると痛い目に遭う。
わざわざフロントの人の前で荷物の中からごちゃごちゃパスポートを取り出すハメになる。
これが結構焦るんだよね。
だから、泊まるホテルのロビーに入った時点でパスポートと後述するクレジットカードの２つだけはすぐに取り出せる状態にするといい。
その状態でチェックインすればスムーズに鍵を受け取れる。
クレジットカード提出を求められたらクレジットカードを渡す
パスポートを渡したら、フロントの人はパスポートの名前と予約氏名と照会する作業に入る。
他にも外国人が宿泊した証明書を作ってくれたりとか色々やってくれる。
まぁ、それは客は知らなくていい。
で、フロントの人がアナタの予約氏名が見つかったらクレジットカード提出を求められる。
支払いは済ませていても、クレジットカードを出す必要があるホテルが多い。
保証金というヤツね。
ホテルでミニバーを飲んだりとか朝食を食べるなどのサービスを受けたら、その料金はチェックアウト時にまとめて払うことになっている。
だけど客がチェックアウトせずにこっそりと逃げられると困る。
なのでクレジットカードで保証金を確保している。
これで客が逃げても確実にチェックアウト時の料金は回収できる。
私の感覚では国によってクレジットカード不要のホテルが多かったり少なかったりと様々。
だけど高級ホテルになればなるほどクレジットカード提出がどんどん必須になっていく気がする。
もしフロントの人からクレジットカード提出を求められたらさっさとクレカを渡しちゃおう。
「クレジットカード」の英語が聞き取れなくても大丈夫。
「パスポートを渡したら次はクレカ」と覚えておけば、フロントの人からなんか提出を求めてきた時に「ああ、クレカを出せばいいんだな」って雰囲気で分かるよ。
契約書にサインする
フロントの人から契約書を渡されることがある。
安宿なら契約書にサインが無い場合が多いけど、三ツ星以上のホテルならほぼ必須。
でも英語とか現地語で全然読めなくても大丈夫。
フロントの人からサインすべき場所をペンで丸で囲んでくれる。
もしくは指でさしてくれる。
その場所に自分のメールアドレス、電話番号、名前を書けばいい。
なお、名前は日本語の漢字名で書いてもいい。
実際、私がホテルでチェックイン時に自分の名前は漢字名でサインしてる。
だけどフロントの人から「NO! NO! サインはアルファベットで！」と注意されたことは一度も無い。
だから、契約書にサインするときは日本でサインしているのと全く同じやり方で書いちゃっていい。
ちなみに契約書は読まなくていい。
大抵はこんな事が書かれている。
・チェックアウト時刻
・ミニバー料金
・朝食代は含む？含まない？
・ホテルのモノを壊した場合の弁償
まぁ、ホテルの部屋を常識の範囲内で使えば契約書違反にはならない。
それにチェックアウト時刻はフロントの人に聞けばすぐわかる。
なので契約書をしっかり読もうと必死にならなくていい。
だって英語とか現地語で読めないんだしね。
ちなみに契約書を書いてからクレジットカードを渡す場合もある。
順番が逆になってもやることは同じなので安心。
フロントの人から鍵を受け取る
アナタが部屋に入るための手続きが済んだらやっとホテルの鍵が渡される。
もし、鍵がカードキーだったら、一緒に部屋番号の紙を渡される。
その紙もカードキーと一緒に携帯しておくといい。
鍵を受け取った時点で、以下の二つも返されたか確認する。
・パスポート
・クレジットカード
上記の二つは海外旅行では大切な貴重品。
鍵を渡された時点でパスポートとクレカのチェックを怠りがち。
ホテルの鍵を受け取った時点で「わぁ～。これでホテルの部屋に入れるんだ～」と興奮してしまう。
だけど一度冷静になって「少なくともパスポートとクレカだけはあるか？」も確認すべき。
ある事を確認出来たらフロントの人に軽く礼を言ってカウンターから去る。
後ろに客が待っているかもしれないからね。
で、カウンターから去ったらそのままエレベーターへ行かずに適当な場所へ行く。
例えばロビーのソファーとか。
そこへ行ってパスポートとクレカを荷物の中へしまう。
チェックインが終わって部屋に行く間にパスポートとクレカを丸出ししてしまいがち。
そうすると盗難の的になりやすいので貴重品はしっかり荷物の奥へ入れておく。
あとは鍵と部屋番号の紙を持ってエレベーターのところへ行く。
以上が海外ホテルのチェックインの流れ
なぜ無言でパスポートを渡すといいのか？
「Check in, please」と言っても嫌な顔をされるだけ
理由は簡単。
外国では日本語で「チェックイン、プリーズ」と言っても通じないから。
かと言って、キレイな英語で「Check in, please」と言えばいいわけでもない。
英語圏の国なら通じるかもしれないよ。
だけど英語を使わない国だったり、英語圏の国でも英語の発音が異なっていたらフロントの人に通じないかもしれない。
海外のホテルによっては、フロントの人が「check in」の英語すら知らないっていう人もいる。
私も実際に中国の地方ホテルに泊まった時はびっくりした。
「まさかcheck inという英語を知らないホテルのフロントの人が世の中に居たなんて…」
それに、フロントの人に「check in」という発音が通じないとほぼ１００％嫌な顔をされる。
相手から嫌な顔をされると、自分も嫌な気分になるよね。
だから、キレイな英語で「check in」と言うのは止めたほうが良い。
無駄な努力だよ。
パスポートさえ渡せばチェックインしたいって通じる
その代わりにフロントの人に無言でパスポートを渡せばいい。
そうすればフロントの人は「ああ、この人はチェックインしたいんだな」ってすぐ分かる。
フロントの人はチェックイン関連のプロだからパスポートさえ見せればすぐに察してくれる。
私は海外ホテルでチェックインする時はいつも無言でパスポートをフロントの人へ渡している。
だけどフロントの人から嫌な顔をされたことは一度も無い。
むしろ「お！チェックインしたい外国人のお客様だな！」と思ってテキパキ対応してくれる。
むしろ「チェックイン、プリーズ」って言う等の余計な事をすればするほど嫌な顔をされる確率が上がる気がする…
だから海外ホテルでチェックインする時点では「無言でパスポートを渡す」がベストの選択だと思うよ。
