たったの1時間でOK!ハングル文字の読み方を理解しよう

ハングル文字ってなんだか難しそう・・・

そう思って韓国語の勉強をためらう人が多い。

だけど韓国語学習の最初の壁であるハングル文字の取得はものすごく簡単。

読み方を理解するだけなら1時間もかからない。
その理由を説明する。




ハングル文字ってどんな風に読むの?

ハングル文字「가」

例えば以下のハングル文字

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

上記のハングル文字は左と右の2つに分解できる。
ハングル文字を分解すると「」「」になる

これらをアルファベット読みに置き換えると「K」「A」。
読み方は「K」足す「A」で「KA」になる。

つまり「」は日本語で言う「か」と同等の音になる。

日本語のひらがなよりもハングル文字の方がすぐに覚えられる

日本語は「か」の一文字で「KA」のアルファベット2文字分の音が含まれている。
つまり「KA」とか「SA」なら、それに相当する文字を全部覚える必要がある。

ひらがなだけでも50個以上ある。
カタカナとか濁音、半濁音も含めると180個は覚えないといけない。

一方,ハングル文字一個に対応するアルファベットは一個。
それを組み合わせて音を示しているだけ。

ハングル文字自体は40個しかない。

実に日本語の四分の一以下。

なので、ヨーロッパ人やアメリカ人から見れば日本語のひらがなよりもハングル文字の方がはるかに早く覚えれる。

いろいろなハングル文字を読んでみよう

韓国語の基本文字としてカナダラというものがある。
これは日本語で言えば「あいうえお」に相当する。

「カ」に相当する「」は先ほど紹介した。
なので、残りの「ナダラ」を読んでみましょう。

ハングル文字「나」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「N」足す「A」で「NA(な)」になる。

ハングル文字「다」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「T」足す「A」で「TA(た)」になる。

ハングル文字「라」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「R」足す「A」で「RA(ら)」になる。



母音を変えたハングル文字を読んでみよう

今までは母音が「A」のハングル文字だけ紹介した。

今度は母音を「U」に変えたハングル文字を紹介する。

ハングル文字「구」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「K」足す「U」で「KU(く)」になる。

このようにハングル文字は「左→右」だけではなく、「上→下」へ読むパターンもある。

ハングル文字「누」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「N」足す「U」で「NU(ぬ)」になる。

ハングル文字「두」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「T」足す「U」で「TU(ツ)」になる。

ハングル文字「루」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「R」足す「U」で「RU(る)」になる。

ちょっと複雑なハングル文字も読んでみよう

今度は一個だけハングル文字を増やしたケースを紹介する

ハングル文字「국」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

「上→中→下」の順番に読んでいけばいい。

読み方は「K」足す「U」足す「K」で「KUK(クッ)」になる。

日本語の音は「子音」足す「母音」のパターンしかない。

なので「KUK」の最後の「K」の音はどうしても日本語では書き表せない。
なのでKUKが「クッ」っていう変な日本語表記になってしまう。

ハングル文字「각」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「K」足す「A」足す「K」で「KAK(カッ)」になる。

このように「左→右→下」の順番に読んでいけばいい。

ハングル文字「귀」

このハングル文字「」は以下のように分解できる。


読み方は「K」足す「U」足す「I」で「KUI(クイ)」になる。

このように「上→下→右」の順番に読んでいけばいい。

ハングル文字「닭」

ハングル文字は最大4個まで1文字内に詰め込むことができる。

このハングル文字「」は以下のように分解できる。

読み方は「T」足す「A」足す「R」足す「K」で「TARK(タルッ)」になる。

このように「左上→右上→左下→右下」へ読むケースもある。

ただし、ハングル文字が4個の場合はどれか一つの音が抜ける場合がある。
」の場合、正確には「(R)」が抜けて「TAK(タッ)」と読む。

まぁ、そういうハングル読みの例外ルールは学習の初期段階では無視していい。

ハングル文字の読み方まとめ

ハングル文字の読み方の基本は本当に少ない

一見、複雑そうに見えるハングル文字だけど、読み方のルールはシンプル。

基本的に「左→右」「上→下」の順番に読んでいけばいい。

上記で紹介した読み方のルールさえ覚えれば、どんなハングル文字でも読めてしまう。

ハングル文字の音自体を覚えていない場合は、対応リストでも見ながら読んでいけばいい
ハングル文字と音の対応リストは以下サイトが参考になると思う。

反切表 – かじりたてのハングル

ただし正確なハングルの音を導こうとすると難易度が跳ね上がる

先ほど、「どんなハングル文字でも読める」と言った。
すまんが、あれは嘘だ。

正確に言うと「韓国語の90%の読み方が分かる」が正しい。

じゃあ、残りの10%は何か?

ざっと挙げると以下の4点

・読まないハングル文字がある
・3,4番目のハングル文字の音そのものが変わる
・特定のハングル文字が後続すると、読み方が変わる
・例外的に別の音になる

先ほど紹介した「(TAK・タッ)」も残り10%に入る。

そういうハングル文字の読み方も正確に読めるようになりたければ、、たくさんの発音法則頭の中に叩き込む必要がある。

ハングル文字を極めようとすると奥が深いんですよ!ってこと。

なんで文字の通りに読まないハングル文字があるの?

日本語でも「これは」を口で読むときは「これ」って言うよね?
「これは」を文字通りにそのまま「これHa」だと発音しにくいでしょ?

他にも「女王様」は「じょーおーさま」と日本人は言う。
律儀に「じょ・う・お・う・さま」って言わない。

これは韓国人でも同じ。

昔の朝鮮人もハングル文字を使っていた。
その中で「なんとなく読みにくなぁ~」と感じるハングル文字もあった。

だから、読みやすいようにするためにハングル文字で書かれている音とは別の読み方で読んじゃえ!という事になった。

その読み方が今の韓国人へ受け継がれてきた。

で、ハングル文字の読み方を覚えて何の役に立つの?

街中を歩くときとか、海外旅行に行くときに結構ハングル文字を見る機会がある。

例えば電車の駅。

改札に行くと日本語や英語の案内とは別に中国語やハングル文字で書かれている場合がある。

そこに書かれているハングル文字の読み方が分かるだけでも自分が見えている世界が大幅に広がる。

他にも空港のフライトボード。

飛行機の行き先って、日本語と英語、そして中国語とハングル文字に切り変わって表示されるでしょ?

もしハングル文字の読み方が分かればフライトボードがハングル文字表示になってもなんとなく都市名が読めてしまう。

日本国内でハングル文字読みのスキルが役に立つのはそれ位。

もっとハングル文字を読むスキルを活かしたければ、韓国や北朝鮮に行けばいいんじゃない?
(適当)

まぁ、ハングル文字の読み方を理解するだけなら1時間もかからない。
たったの1時間で、自分が見えている世界がグッと広がるってすごい事じゃない?

別に韓流スターのファンでなくてもハングル文字の読み方を学んでおく価値はあると思うよ。

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