筆記体だと、数字の「3」っぽくなるצ(ツァディ)を紹介する
前回の復習
פּ(P)
これまで覚えたヘブライ文字
黄色が、既に紹介したヘブライ文字
新たに紹介するヘブライ文字
צ(Ts)
צ
上記のヘブライ文字の名前は「ツァディ(tsadi)」
書き方
二画で書く。
ちなみに、筆記体だと「3」っぽくなる(と言うか「3」になる)
読み方
「ツ」の子音「ts」を表す
タ・チ・テ・トとは別の音なので注意!
צ(Ts)を使う単語
2文字
צֵל(TseL・ツェル)=影
3文字
רָצַח(RaTsaKh・ラツァハ)=彼は人殺しをした
4文字
צָעִיר(Tsa’iR・ツァイル)=若い
רוֹצֶה(RoTse・ロツェ)=~したい
後に、動詞の不定詞を置くことで「~したい」と表現できる。
例文を以下に示す。
(まだ習っていない母音記号が出て来るけど、無視して♡)
אֲנִי רוֹצֶה לְדַבֵּר
aNi RoTse LeDaBeR
アニ ロツェ レダベル
私(男)は、話したい
רִצְפָּה(RiTsPa・リツパ)=床
פִּיצָה(PiTsa・ピツァ)=ピザ
מִצְרִי(MiTsRi・ミツリ)=エジプト人
アラビア語だと مِصْرِيٌّ (MiSRi-Yun・ミスリーユン)
יִצְחָק(iTsKhaK・イツハク)=イツハク(男の名前)
直訳すると「彼は笑うだろう」と言う意味の動詞
元の動詞はצָחַק(TsaKhaK・ツァハク)
「彼は笑った」の意味になる。
これが、未来形・三人称・単数・男性形になると
יִצְחָק(iTsKhaK・イツハク)
の形になる。
ここから派生して「イツハク」という人名になっている。
5文字
שְׁנִיצְל(SheNiTsL・シェニツル)=カツレツ
「カツレツ」は、とんかつみたいな食べ物
נוֹצְרִי(NoTsRi・ノツリ)=キリスト教徒
מַצְלֵמָה(MaTsLeMa・マツレマ)=カメラ
元は、「彼は写真を撮った」を意味する動詞である
צִלֵּם(TsiLem・ツィレム)
から来ている。
この動詞を元に、作った名詞がמַצְלֵמָה(MaTsLeMa・マツレマ)
「写真を撮る物」→「カメラ」のように意味が派生している。
強ダゲシュ付きの単語
צに「強ダゲシュ」の点「・」が付くと
צּ
になる
まぁ「強ダゲシュ」が付いても、発音は「Ts」のままなんですが
(現代ヘブライ語の場合)
הִצִּיל(HiTsIL・ヒツィル)=彼は救出した
上記は、ヒフィル態の動詞に分類される
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