ヘブライ語の文字と音の結びつきを覚えよう~ פּ(P)

כּ(カフ)の文字をちょい付け足したפּ(ぺ)を紹介する。




前回の復習

כּ(K)

ヘブライ語の文字と音の結びつきを覚えよう~ כּ(K)

これまで覚えたヘブライ文字

黄色が、既に紹介したヘブライ文字。

 

新たに紹介するヘブライ文字

פּ (P)

以下のヘブライ文字の名前は「ペ(pe)」

פ

 

上記の文字の真ん中に「弱ダゲシュ」と呼ぶ点「・」を付けたのが以下

פּ

 

本記事では、「弱ダゲシュ」が付いたפּ(ペ)を紹介する。

書き方

כּ(カフ)を書く前に、「L」を付け足す。

 

一画目は、左上に小さな「L」を書く。

二画目は、「כ」を書く。

三角目は、真ん中に点「・」を付ける。

 

これでפּ(ペ)の出来上がり。

読み方

パピプペポ子音pを表す。

פּ(P)を使う単語

2文字

פֶּה(Pe・ペ)=口(くち)

 

פִּי(Pi・ピ)=~の口(くち)

פִּי単独では使わない。
後ろに、口(くち)を修飾する単語が来る。

そのようなפִּי(Pi・ピ)はפֶּה(Pe・ペ)の「連語形」と呼ぶ

 

פֹּה(Po・ポ)=こ↑こ↓

 

難聴兄貴に終止符。こ↑こ↓論争の3つの説と4つの検証から結論を見出す記事 | 蓬莱の幻想

「こ↑こ↓」は、ヘブライ語訳だと「P↑o↓」になると思われる。

 

なお、הִנֵּה(HiNe・ヒネ)の方が、有力との説もある。

ヘブライ語の文字と音の結びつきを覚えよう~ נ(N)




3文字

פָּרָה(PaRa・パラ)=牛

 

פֶּרַח(PeRaKh・ペラフ)=花

 

פִּתָּה(PiTa・ピタ)=ピタ(中東風のパン)

「ピタ」は、以下のようなパン。

פִּתָּה 画像検索

 

「ピタ」はインドの「ナン」と似ている。

ナンとピタの違い

 

פָּנָה(PaNa・パナ)=彼は、向きを変えた

 

פְּסַח(PeSaKh・ペサハ)=過越祭(すぎこしのまつり)

「過越祭」は「かえつさい」とは読まない!
「すぎこしのまつり」と読む。

 

古代イスラエル人がエジプトを脱出した事を祝うユダヤ人の休日。

פְּסַח 画像検索

 

פֶּסֶל(PeSeL・ペセル)=偶像(ぐうぞう)

偶像(ぐうぞう)は、以下のようなモノである。

 

פֶּסֶל 画像検索

ちなみに、ユダヤ教は偶像崇拝NGらしい。

 

פָּקַד(PaKaD・パカド)=彼は数えた

 

פְּרִי(PeRi・ペリ)=果物、結果

日本史に出てくる「ペリー」とは全く関係ない

4文字

פּוֹעֵל(Po’eL・ポエル)=労働者

 

פָּקִיד(PaKiD・パキド)=事務員

 

פַּרְדֵּס(PaRDeS・パルデス)=果樹園

 

פַּרְעֹה(PaR’o・パルオ)=ファラオ

古代イスラエル人は、古代エジプトとも関係があったから…(震え声

 

פְּנִנַּה(PeNiNa・ペニナ)=ペニナ(女の名前)

男性器とは(ry

5文字

פְּנִימָה(PeNiMa・ペニマ)=中へ

 

פְּסַנְתֵּר(PeSaNTeR・ペサンテル)=ピアノ

 

הִתְפָּלֵּל(HiTPaLeL・ヒトパレル)=彼は祈った
ヒトパエル態の動詞

 

פְּלִשְׁתִּי(PeLiShTi・ペリシュティ)=ペリシテ人
古代パレスチナの民族の名前

ちなみに、「パレスチナ」はפֹּה(こ↑こ↓)

google map

パレスチナは現在、イスラエル領土になっている。

ヘブライ語とアラビア語みたいに隣り合っている国の言語を同時に学ぶと、都合の悪い事が見えてくる

これまでに覚えたヘブライ文字

一覧で復習

黄色が、今まで覚えたヘブライ文字
19個覚えたゾ~

 

灰色は、未学習のヘブライ文字
あと12個!

新たなヘブライ文字 ~ צ(Ts)

ヘブライ語の文字と音の結びつきを覚えよう~ צ(Ts)