母音 וּ(u) や וֹ(o) ではなく、子音としての ו(V)を紹介する。
ヘブライ語の文字紹介は、これが最後ね!
前回の復習
ף(F)
これまで覚えたヘブライ文字
黄色が、既に紹介したヘブライ文字
新たに紹介するヘブライ文字
ו(V)
ו
上記のヘブライ文字の名前は「ヴァヴ(vav)」
前に母音 וּ(u) や וֹ(o) を紹介した。
וּ(u) や וֹ(o) にある点「・」を取ったのが ו(v)
書き方
数字の「1」っぽく書く。
参考までに、 י(Y) と ן(N) も比較してみた
読み方
ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォの子音「V」を表す。
前に紹介したב(V)と同じ発音になる。
ו(V)を使う単語
1文字
וְ(Ve・ヴェ)=~と
アラビア語だとوَ(Wa・ワ)になる
וַ(Va・ヴァ)=「ヴァヴ倒置法」
「ヴァヴ倒置法」は、古典ヘブライ語で出てくる文法。
2文字
קַו(KaV・カヴ)=線
3文字
יָוָן(YaVaN・ヤヴァン)=ギリシア
ちなみに,母音記号無しだと
יון
になり、携帯電話の電波マークっぽくなる
ちなみにיוןのスペルは,以下単語の可能もある。
יוֹן(YoN・ヨン)=(電子の)イオン
דָּוִד(DaViD・ダヴィド)=ダビッド(男の名前)
「ダビデ」とも訳される。
תָּוֶךְ(TaVeKh・タヴェフ)=~の中で(連語形)
צִוָּה(TsiVa・ツィヴァ)=彼は、命令した
2文字目のוָּは「ua・ウア」ではなく「Va・ヴァ」と読む。
מָוֶת(MaVeT・マヴェト)=死
שָׁוְא(ShaV・シャヴ)=空虚
最後のאは、無音の子音。
「読みの母」としてのאではないことに注意!
4文字
כִּוּוּן(KiVuN・キヴン)=方角
初見だと、多分「KiuuN・キウウン」と読んでしまう単語。
כִּוּוּן(KiVuN)の最初のוּは子音。
子音に弱ダゲシュが付いた形。
つまりוו(VV)と同じ意味。
2番目のוּは母音「ウ」を示すマーク。
「読みの母」としてוが使われている。
יְוָנִי(YeVaNi・イェヴァニ)=ギリシア人
עַכְשָׁו(aKhShaV・アフシャヴ)=今、現在
最後のוは「読みの母」ではないことに注意!
לַשָּׁוְא(LaShaV・ラシャヴ)=ムダに
最後のאは「読みの母」ではないことに注意!
5文字
בְּוַדַּאי(BeVaDaY・ベヴァダイ)=もちろん
נִינְוֵה(NiNVe・ニンヴェ)=ニネベ(地名)
「ニネヴェ」とも言う。
今から4000~5000年くらい前に古代メソポタミア文明があった。
その時代にあった都市名の1つが「ニネベ」
現代だと、イラク北部に位置する。
7文字
טֶלֶוִיזְיָה(TeLeViZYa・テレヴィズヤ)=テレビ
2つの単語の組み合わせ
תֹּהוּ וָבֹהוּ(ToHu VaVoHu・トフ ヴァヴォフ)=混沌
未学習の母音記号
これまで覚えた母音記号
白色がすでに学習した母音記号
灰色は、未学習の母音記号
他の母音記号と混乱しそうなので、後回しにした。
残り6個なんですねぇ~
新たな母音記号~ツェーレー・マレー(e)