新たな外国語を学ぶ一番最初のステップが「文字を覚える」
その次が「文字に対応する音を覚える」ではないだろうか?
という訳で、ヘブライ語の文字を1つずつ紹介していく。
前回の記事
ヘブライ文字を書いてみよう
これまでの復習
4ステップに分けて説明する。
その1
בּוֹבּוֹבּוֹ־בּוֹ בּוֹ־בּוֹבּוֹ
は「ボボボーボ・ボーボボ」と読む。
その2
ヘブライ語は右から左に向かって読む
あの有名なアラビア語と同じですぞwww
その3
בּ
は「B」の子音を表わす
その4
וֹ
は「o」の母音を表す
余談
בּוֹבּוֹבּוֹ־בּוֹ בּוֹ־בּוֹבּוֹ
ボボボーボ・ボーボボ
の
בּוֹ(bo)
は、ヘブライ語だと「彼の中に~」を意味する。
つまり、
בּוֹבּוֹבּוֹ־בּוֹ בּוֹ־בּוֹבּוֹ
は
彼の中に、彼の中に、彼の中に、彼の中に、彼の中に、彼の中に、彼の中に、
つまり「彼の中に」×7を意味する
「ボボボーボ・ボーボボ」は、ヘブライ語だと「彼の中に」を7回唱えている事になる。
どうでもいい豆知識
今回,新たに紹介するヘブライ文字
ラメド
ל
上記のヘブライ文字の名前は「ラメド(lamed)」と呼ぶ。
ちなみに、文字の名前「ラメド」は初期段階では覚えなくていい
大切なのは、文字が持つ「音」ね!
書き方
上から下に向かって描く(?)
「L」の子音を表す
ヘブライ語の場合、
ל
の文字は「L」の子音を示すマーク。
ちなみに、イディッシュ語も ל で「L」を表す。
「ל(L)」を使った単語
「לוֹ(Lo)」=「彼に~」
以下の単語は「ロ(Lo)」と読む
לוֹ
「彼に~」の意味を持つ単語になっている。
図で説明
最初に、子音ל(L)が来る。
その次に、母音וֹ(o)が来る。
ל+וֹ → לוֹ
L + o → Lo
カタカナ読みだと、「ロ(Lo)」
COMIC LO ではない
「לוֹ(Lo)」の文法的な説明
前置詞+接尾人称代名詞
もっと詳しく説明すると、以下になる
・前置詞「~に」
・「彼」を意味する接尾人称代名詞
「ל(L)」=「~に」
ל
は、「~に」を意味する前置詞
לの後ろに、必ず何らかの文字や単語がくっつく。
ל単体では存在できない。
英語に例えると、「~ing」単体では存在できないようなモノ
ヘブライ語の場合、前置詞の後に
「私」とか「アナタ」
を表す文字をくっつけて意味を追加させる。
今回は「彼」の意味を持つ文字がくっついた形になっている。
「וֹ(o)」=「彼」
וֹ
は、「彼」を意味する接尾人称代名詞
単独では存在できない単語。
必ず、前に文字や単語がくっつく。
この場合は、「~に」を意味する前置詞
ל
が前に来ている。
まとめ
「~に」+「彼」→「彼に」
の意味になる。
それがלוֹ(Lo)と言うヘブライ語の単語。
ここまで覚えたヘブライ文字
子音
בּ=B
ל=L
母音
וֹ=o
まずは1文字ずつ覚えよう
英語以外の語学書は、基本的に秀才向けに書かれている。
未知の文字と音の関連を説明した内容は、1ページに表を貼っただけでおしまい。
あとは、「音」の発音方法に関する詳しい説明があるのみ。
これだけだと、よほどの語学マニア以外の人は
「文字の時点で、説明が難しい・・・」
「ああ^~何が何だか分からないんじゃぁ^~」
ってなって、そっと語学書を閉じるのであった。
…となるので、本記事では、あえて1文字のヘブライ文字だけ新たに紹介した。
次に学ぶ文字~א(無音)