エスペラントの改修案として作られた人工言語で定評のあるイド語にも訳されている。
そのイド語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
解説がほとんどエスペラントと同じになるのは内緒
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
そもそもイド語って何?
人工言語の1つ
イド語は人工言語。
イードとも呼ぶ。
ここで注意してほしいのが
「人工言語」≠「プログラミング言語」
プログラミング言語=コンピューターを動かすための命令
人工言語=人間が意図的に作ったヒトの言語
プログラミング言語の代表例がC言語
人工言語の代表例がエスペラント
イド語はエスペラントと同じ仲間です。
イド語の歴史
イド語が生まれる前に、エスペラントがすでに作られていた。
でも、エスペラントはまだ言語として完全ではない!
なんとか改善しよう!
と考えて1908年にイド語が誕生した。
イド語が生まれた当時は、エスペラントから移ってきた人も多かった。
だけど・・・
イド語が生まれた後も、文法をコロコロ変えちゃった。
すると、エスペラントから移ってきた人は嫌になっちゃう。
そして、人々の心はイド語からだんだん離れてきた。
そして1930年あたりには、イド語を使う人がほとんどいなくなった。
現在のイド語
話者人口は2000~5000人くらい。
エスペラントの話者人口100万人と比べると圧倒的に少ないね。
でも、なぜかネットではイド語版のウィキペディアがあったり、
イド語の学習サイトも豊富。
(しかも日本語)
人々はなぜエスペラントだけではなく、
イド語にも惹きつけられるのだろうか・・・?
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のイド語訳
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
参考までに、エスペラントだと以下になる
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
イド語とエスペラントは語彙が違うけど、雰囲気は似ている。
イド語の発音方法
エスペラントと同様、文字通りに読めばいい。
ぶっちゃけ言えば、ローマ字読みでOK
そんだけ
イド語を分析するとこうなる
「A」=「あ^~」
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
「A」は感嘆をあらわす言葉。
(それ以外、どう解釈しろと・・・?)
「Mea」=「私の」
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
英語で言う「my」と同じ
「kordio」=「ハート」
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
「kordio」は、図形としての「ハート」の意味。
「saltas」=「ジャンプする」
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
「saltas」は「ジャンプする」を意味する動詞。
細かく言うと、「現在形」
もっと細かく言うと、不定詞「saltar」の直説法・現在形
上記の表から、イド語の動詞は
人称・数・性に影響されない事が分かる。
イド語訳のまとめ
A^~Mea kordio saltas^~
ア^~メア コルディオ サルタス^~
を日本語に直訳すると
あぁ^~私の ハートが ジャンプする^~
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」に近い訳になっているね。