ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。
人工言語の中では有名なエスペラント語も訳されている。
そのエスペラント語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
エスペラント語とは?
3行でまとめると
・ポーランド人が人工的に作った
・英語に替わる世界共通語
・文法を超単純にした
皆が気になる話者人口は100万人~200万人程度。
(参考:アイスランド語の話者人口は35万人)
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のエスペラント語訳
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
エスペラント語の発音方法
発音ルールに例外は無い
エスペラント語の場合、文字通りに読めばいい。
普通の言語によくある「例外」は無い。
もう一度言う。
発音ルールに「例外」は無い!
普通の言語にありがちな
・特定の単語だけ別の発音になる
・活用すると発音が変わる
・単語と単語を続けて読む(フランス語で言うリエゾン)
・・・みたいな面倒臭い例外は無い。
大事なことなので三回言いました。
基本は英語と同じ発音でOK
ぶっちゃけいえば、日本語のローマ字読みでもいい。
「Ho」=「ホ」
「Mia」=「ミア」
「koro」=「コロ」
「saltetas」=「サルテタス」
なお、エスペラント語では伸ばして発音するケースもある。
例:「saltetas」=「サルテータス」
だけど伸ばしても伸ばさなくても単語の意味は変わらない。
エスペラント語を分析するとこうなる
「Ho」=「アー」
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
「Ho」は単なる感嘆詞。
「あぁ^~」に相当する。
「Mia」=「私の」
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
まず、エスペラント語の人称代名詞から紹介する。
エスペラント語の「Mi」は「私」の意味がある。
その後ろに「-a」を付けるだけで「私の」の意味になる。
「Mi(私)」の最後に「-a」が付いて「Mia(私の)」になっている。
これは「Vi(君)」や「li(彼)」の場合でも同じ。
とりあえず人称代名詞の最後に「-a」を付けとけば「~の」の意味になる。
更に、エスペラント語はヨーロッパ言語でよくある「性」を考える必要が無い。
なので
Miaをどんなふうに格変化させるんだっけ?
と言う風に難しく考える必要は無い!
これなら簡単に覚えれるね!
「koro」=「心が」
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
「koro」は「心が」を意味する名詞。
エスペラント語の場合、名詞は絶対に「-o」で終わる。
なので、「-o」で終わる単語は名詞だと一発で分かる。
参考までに、名詞の最後に「-n」を付けると「~を」の意味になる。
「koro」 =「心が」
「koron」=「心を」
「saltetas」=「ホップする」
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
最後が「-as」の単語は動詞です。
(正確に言うと動詞の現在形)
このルールに例外は無い。
単語に「-as」が付けば絶対に動詞です!
元々は「salteto(ホップ)」の名詞から動詞「saltetas」が作られた。
とは言っても、そんなに難しいことじゃない。
「salteto」の最後の「-o」を「-as」に変えただけ。
こんな風に、エスペラント語は元の単語から新しい単語を作るのが得意な言語です。
エスペラント語訳のまとめ
Ho^~ Mia koro saltetas^~
ホ~ ミア コロ サルテタス~
を日本語に直訳すると
ア~ 私の心がホップする~
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」に近い訳になっているね。
【関連】これも人工言語ですぞ