ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。
女子に大人気なオシャレな言語で定評のあるフランス語にも訳されている。
そのフランス語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のフランス語訳
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
フランス語の発音方法
単語を見れば発音を導ける
英語の場合は単語ごとに発音記号を覚える必要がある。
だけどフランス語の場合、一度発音ルールを覚えてしまえば・・・
単語を見ただけで発音が分かる。
発音ルールはものすごい多い。
参考までに・・・
イタリア語、スペイン語の5倍
ドイツ語の2~3倍
「h」は発音しない
Ah=ア
「on」=口を開けない「オン」
Mon=モン
「c」=「ク」
「c」の後に母音a,u,oが来た場合、「ク」と発音する。
こころぴょんぴょんの場合、「c」の後に母音「œ」が来ているね。
母音「œ」は「oe」として扱われる。
だから、「c」の後に母音「o」が来たと考えて「ク」と発音する。
cœur=クール
「œ」=「ウ」
「œ」はウ、エの中間音。
口を「オ」にして「エ」と言えば「œ」っぽくなる。
cœur=クール
「g」=「ガ」
「g」の後に母音a,u,oが来た場合、「ガ」と発音する。
(i,eの場合は「ジ」)
gambade=ギャンバドゥ
「am」=アの口の形で「オン」と発音
「am」は、どちらかと言うと「アン」より「オン」に近い音。
本記事では「am」を「アン」で表記した。
(先ほどの「on」=「オン」と区別するため)
gambade=ギャンバドゥ
語末の「e」は発音しない
フランス語では特に母音「e」の発音ルールがややこしい。
「e」を発音したり、発音しないケースがある。
こころぴょんぴょんの場合、「e」が出ているのは一か所だけ。
gambade
「e」が語末にあるので、「e」自体は発音しない。
gambade=ギャンバドゥ
フランス語を分析するとこうなる
「Ah」=「アー」
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
「Ah」は感嘆詞。
「あぁ^~」に相当する。
「Mon」=「私の」
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
「Mon」は「私の」の意味がある。
英語の「my」に相当する。
「Mon」の後に来ている「cœur(心)」は男性名詞。
なので、自動的に「Mon」が男性の形になる。
もし「cœur(心)」が女性名詞なら「Mon」は「Ma(マ)」に変わる。
「cœur」=「心」
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
「cœur」は「心」を意味する名詞。
正確に言うと男性名詞・単数
ちなみにフランス語の名詞に格変化は無い!
(単数・複数のみ)
「gambade」=「彼はふざけて跳ね回る」
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
gambadeは「彼はふざけて跳ね回る」という意味の動詞。
「彼はふざけて跳ね回る」の「彼」は「cœur(心)」に相当する。
(cœur(心)は男性名詞なので、「彼」と訳した)
フランス語訳のまとめ
Ah^~ Mon cœur gambade^~
ア~ モン クール ギャンバドゥ~
を日本語に直訳すると
あ~ 私の心が跳ね回る~
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」に近い意味になるね
他の言語では「ホップする」「ジャンプする」の訳が多い。
だけど、フランス語の場合は「ふざけて跳ね回る」と上手く訳していることが分かる。