ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。
フィンランド語のオマケ的な言語であるエストニア語にも訳されている。
そのエストニア語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
そもそもエストニア語って何?
エストニアで話される言語
エストニア語はエストニアという国で話される言語です!
ちなみにエストニアの国旗は上から
空
木
雪
を意味している。
エストニア語はヨーロッパ言語の中でも特殊
エストニア語は普通のヨーロッパ言語とは大きく異なる言語。
ヨーロッパ人は母語でないヨーロッパ言語でもなんとなく読めたり聞き取れたりする。
だけど、初見でエストニア語を読んでもほぼ100%理解できない。
エストニア語に近いのがフィンランド語
エストニア語とやや異なるけど・・・
言語学上では、同じグループ扱いされているのがハンガリー語
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のエストニア語訳
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
エストニア語の発音方法
フィンランド語と同様に、ローマ字読みしちゃってもいい
それに加えて、英語には無い文字がある。
こころぴょんぴょんのエストニア語訳の場合、「ü」が出てきているね。
エストニア語の「ü」はドイツ語と同じ発音。
「イ」の口の形で「ウ」と発音する。
「ü」をあえてカタカナ読みすると「ィウ」、「ュ」になる。
エストニア語を分析するとこうなる
「Oi」=「あ~」
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
「Oi(オイ)」は感嘆詞。
ちなみにフィンランド語では「Ah(アハ)」と訳されている。
「mu」=「私の」
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
「mu」は「私の」を意味する。
正確に言うと、「mina(私)」の人称代名詞・単数・属格・短縮形
「süda」=「心」
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
「süda」は「心」を意味する名詞。
正確に言うと単数・主格
文法上の「性」の区別は無い。
ちなみにフィンランド語では「私の心」をまとめて「sydämeni」と書く。
「sydämen(心)」+「ni(私の)」
フィンランド語では名詞に「私の」を意味する単語がくっつく。
それに対してエストニア語は「私の」を意味する単語が切り離されている。
「hüppab」=「彼はジャンプする」
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
「hüppab」は、ここでは「(心が)ジャンプする」と言う意味の動詞。
正確に言うと、「hüppama」の直説法・現在形・三人称・単数・肯定形
直説法・現在形だけの活用表は以下になる。
「こころぴょんぴょん」している、というありのままの事実を言っているので「直説法」
「こころぴょんぴょん」している時点での時制は「現在」
「心」は「私・君」ではないので、「三人称」
こころぴょんぴょんで指している「心」は1個だけ。
よって「単数」
「こころぴょんぴょん」は「No!」と言っていない。
なので、動詞は「肯定形」を使う
(エストニア語は肯定文と否定文で動詞の形が変わるぞ!)
エストニア語訳のまとめ
Oi^~ mu süda hüppab^~
オイ~ ム スュダ ヒュッパブ~
エストニア語の動詞「hüppab(ジャンプしている)」は、現在形。
だけど、英語の現在進行形として解釈することもできる。
エストニア語を英語に置き換えると
Ah^~ my heart is jumping^~
日本語で言うと
あぁ^~ 私の心がジャンプしています^~
特に意味の付け足しが無いシンプルな訳になっているね。
エストニア語をもっと詳しく知りたい兄貴へ