ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。
アニメのガルパンがきっかけで学習者が増えているフィンランド語にも訳されている。
そのフィンランド語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
そもそもフィンランド語って何?
フィンランドの場所
フィンランド語はフィンランドで話される言語です。
フィンランドの国の形がスカートをはいた女の子に似ている。
なので、フィンランド人の間ではフィンランドを擬人化した絵が描かれている。
有名な絵が以下。
【引用元】フィンランドの擬人化キャラは「Suomi-neitoすおみねいと」
・・・を日本人が描いた絵もある。
どっちが可愛いかは・・・想像にお任せします。
フィンランド語はこんな感じ
アニメのガルパンに出てくるミカのセリフ
撃て!
もフィンランド語です。
【引用元】ミカの『Tulta(トゥルタ)』はフィンランド語で『撃て』という意味
ガルパンおじさんの間では「Tulta(トゥルタ)」が有名なフィンランド語になっている。
ミカのセリフ「トゥルタ(Tulta)」を直訳すると「火を!」の意味になる
フィンランドに興味を持ったら、是非ともフィンランド語を勉強してみよう!
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のフィンランド語訳
Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~
フィンランド語の発音方法
日本人にとっては超簡単です
欧米人の多くはフィンランド語の発音が苦手。
だけど、日本人のフィンランド語の発音が上手。
それ位フィンランド語の発音はカンタン。
ぶっちゃけ言えば日本語のローマ字読みでもなんとかなる。
注意すべきアルファベット
先ほど、フィンランド語の発音は超簡単だよ!と説明した。
だけど、エスペラント語みたいに発音が簡単な訳じゃない。
フィンランド語には注意すべき発音ルールがちょっとだけある。
y=「ウ」の口の形で「イ」と発音
ä=「エ」の口の形で「ア」と発音
ii=「イー」(「イイ」ではない)
これだけに注意すれば、こころぴょんぴょんのフィンランド語の発音ができる。
フィンランド語を分析するとこうなる
「Ah」=「アハ~」
Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~
「Ah」は他の言語版でもおなじみの感嘆詞。
「あぁ^~」に相当する。
「sydämeni」=「私の心が」
Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~
「sydämeni」は「sydämen」+「-ni」に分解できる。
sydämen(シュダメン)=心の
-ni(ニ)=私の
sydämenは単数・属格(ぞっかく)になっている。
なお、フィンランド語には名詞の「性」の区別が無い。
アルメニア語と同じだね。
「hyppiipä」=「彼はジャンプするんだ!」
Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~
「hyppiipä」は「hyppii」+「-pä」に分解できる。
hyppii(ヒュッピー)=彼はジャンプする
-pä(パ)=何かに驚いた様子を表す
「hyppii」は現在形・三人称・単数
ちなみにフィンランド語は肯定と否定で動詞の形が変わる。
フィンランド語訳のまとめ
Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~
を日本語に直訳すると
アハ~ 私の心がジャンプするんだ!
「~するんじゃぁ^~」の部分が、フィンランド語では「-pä(~するんだ!)」として訳されている。
ポーランド語の場合は「Ja(ヤ)」が「~するんじゃぁ^~」に相当する。
こころぴょんぴょんのいろいろな言語訳を比較するのも面白いですね。
【関連】同じ北欧言語のゆかいな仲間たち
フィンランド語の仲間たち
単語や文法はフィンランド語と良く似ている。
フィンランドから遠いけど・・・
同じ言語グループの仲間として有名なのがハンガリー語
フィンランド語と同じ北欧言語
単語や文法はフィンランド語とは全く異なります。