ヨーロッパ大陸で一番北の言語と言えばサーミ語!
だけど、ニコニコ大百科ではなぜか翻訳されていない。
なので、私の方で翻訳してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
そもそもサーミ語(ラップ語)って何?
サーミ語=ラップ語
サーミ語はラップ語とも呼ばれる。
本記事では「サーミ語」で統一する。
サーミ人の言語です
サーミ語は「サーミ人」という民族が使う言語です。
サーミ人のイメージはこんな感じ。
場所
ヨーロッパ大陸の一番北側(北緯62~71度)で話される言語です。
赤で囲んだのがサーミ語圏。
ちなみにユーラシア大陸で一番北はこ↑こ↓
ロシアのチェリュスキン岬(北緯77度)がユーラシア大陸の一番北です
フィンランド語と似ているぞ!
サーミ語と似ている言語として有名なのがフィンランド語です。
フィンランド語をガチで学んでいる人なら、誰もがサーミ語の存在を知っているよ!
サーミ語は方言差が大きい
サーミ語には9つの方言がある
サーミ語と言っても、色々な方言がある。
ノルウェー側とロシア側のサーミ語は大きく異なる。
意思疎通ができないくらい違うよ!
心ぴょんぴょんのサーミ語訳はどの方言なの?
私は話者人口が最も多い「北部サーミ語」として翻訳した。
以下の赤で囲んだのが「北部サーミ語」が使われている範囲です。
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のサーミ語訳
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
サーミ語の発音方法
「u」=「ウ」
サーミ語の「u」は、以下に示すゆっくり霊夢の口の形で発音する
mu=ム
日本語の「ウ」よりも唇を丸めて「ウ」と言えば、サーミ語っぽくなる。
「á」=「アー」
váibmu=ヴァーイープム
「i」=「イー」
「i」は「イ」だったり「イー」になったりする。
váibmu=ヴァーイープム
「váibmu」の3文字目「i」は長く伸ばして発音する。
「b」=「プ」
「b」は「ブ」ではなく「プ」です。
「b」は「ブ」ではなく「プ」です。
大切なことなので2回言いました。
váibmu=ヴァーイープム
詳しく言うと、「b」は「プ」と「ブ」の真ん中の音になる。
「j」=「ヤ」
「j」は「ジャ」ではなく「ヤ」と発音する。
njuikeme=ニュイーケメ
サーミ語を分析するとこうなる
「Ah」=「あぁ」
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
「Ah」は感嘆詞。
感嘆詞「Ah」の音は世界共通だってはっきりわかんだね
「mu」=「私の」
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
「mu」は英語の「my」に相当する。
なお、サーミ語には文法上の「性(せい)」の概念が無い。
「私の」のサーミ語は常に「mu」になるよ。
「váibmu」=「心が」
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
「váibmu」は「心が」を意味する名詞。
基本形になっているよ!
「lea njuikeme」=「ジャンプしているところです」
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
「lea njuikeme」を英語で言うなら「is jumping」
「ジャンプしているところだ」という現在進行形になっている。
サーミ語の動詞を進行形で表す方法は英語と同じだよ!
英語なら
be動詞 + [動詞+ing]
だったね。
サーミ語の場合は
leat動詞(~である)+ [動詞+me]
になるよ。
文の主語は「mu váibmu(私の心が)」
三人称・単数になるね。
これに沿ってサーミ語「leat(~である)」を三人称・単数の形に変える必要があるよ!
「leat」の三人称・単数は「lea」です。
次に英語の動詞の後ろに「-ing」を付ける作業をやるよ!
サーミ語で「ジャンプする」を動詞の基本形で書くと「njuiket」
そこから最後の「t」を取って「njuike」
この状態で「me」を後ろへくっつけると「njuikeme」
完成した「lea njuikeme」で「ジャンプしているところです」の意味になる。
こうやってサーミ語の文を作るんですよ!
サーミ語訳のまとめ
Ah^~mu váibmu lea njuikeme^~
アハ^~ム ヴァーイープム レア ニュイーケメ^~
を日本語に直訳すると
アハ^~私の心がジャンプしているところです^~
ヨーロッパ大陸で一番北の言語、サーミ語はこうやって言うんだ!
という事だけでも分かってもらえれば、嬉しいんじゃぁ^~
もっと詳しいサーミ語の発音方法
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言語は全然似ていないけど・・・
サーミ語と同じ北の言語、アイスランド語(北緯63~66度)も面白いぞ!
参考文献
本記事を書いた筆者の感想
この記事、外国語大学のレポートですか?
サーミ語専攻の大学教授が採点したら、何点になるんだろう?