「こころぴょんぴょん」のノルウェー語訳を分析してみた

ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。

ムンクの叫びで有名なノルウェーで使われる言語、ノルウェー語にも訳されている。

そのノルウェー語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。




「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?

色々な言語で翻訳された「こころぴょんぴょん」を解読してみた

そもそもノルウェー語って何?

ノルウェー語はノルウェーで話される言語。

googleマップ

ノルウェーは、ヨーロッパ大陸の中では一番北に位置する。

ここで話されるのがノルウェー語です。

ただし、ノルウェー語と言っても大まかに2つに分かれる


・ブークモール (Bokmål)

・ニーノシュク (Nynorsk)


本記事では、話者人口の多い「ブークモール」で説明する。

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のノルウェー語訳


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


ちなみにノルウェー語と同じ言語グループとしてスウェーデン語、デンマーク語、アイスランド語がある。

だけど、その3言語は何故か翻訳されていない!

ちなみにフィンランド語は翻訳されている。
(言語グループはノルウェー語と違うけど)

「こころぴょんぴょん」のフィンランド語訳を分析してみた

ノルウェー語の発音方法

「Å」=「オ」

Aの上に「o」が付いたのが「Å」

「Å」は「ア」ではなく「オ」と読む。

Åh

語頭の「hj」=「j」

単語の最初が「hj」の場合、「h」は発音しない。

hjerte=イェルテ

「j」=「ヤ」

「j」は「ジャ」ではないので注意

hjerteイェルテ



ノルウェー語を分析するとこうなる

「Åh」=「ア~」


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


「Åh(オホ)」で「あぁ^~」を表現している。

「Mitt」=「私の」


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


「Mitt」は「私の」を意味する単語。

ノルウェー語(ブークモル) min

「Mitt(私の)」の次に続く単語「hjerte(心)」が中性名詞

よって、「Min」→「Mitt」へと形を変える必要がある。

「hjerte」=「心」


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


「hjerte」は「心」を意味する名詞。

正確には中性名詞。

ちなみにノルウェー語に格変化は無い。

ブルガリア語と同じだね。

「こころぴょんぴょん」のブルガリア語訳を分析してみた

「er」=「~です」


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


「er(アル)」は英語で言う「is(~です)」に相当する。

現在形では主語に関係なく「er」で固定です。

ノルウェー語のbe動詞の活用は、珍しく英語よりも単純になっている。

「hopper」=「ジャンプ」


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル


「hopper」は「ジャンプ」という意味の名詞

動詞ではないです。

ノルウェー語訳のまとめ


Åh^~ Mitt hjerte er hopper^~
オホ~ ミット イェルテ アル ホッペル~


を日本語に直訳すると


アハ~ 私の心はジャンプです


他の言語版では、「ジャンプする」を動詞で表現している。

それに対してノルウェー語は「be動詞」+「ジャンプ(名詞)」で表現している。

 

「心がぴょんぴょんする」を

私の心はジャンプしている状態です!

で表現している。

【関連】ノルウェー語と非情に似ている言語

「こころぴょんぴょん」をデンマーク語へ翻訳してみた

「こころぴょんぴょん」をスウェーデン語へ翻訳してみた