「こころぴょんぴょん」のポーランド語訳を分析してみた

ニコニコ大百科にある「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」の記事を見ると世界中の言語に翻訳されている。

幸運なことに、ポーランド語にも訳されている。

そのポーランド語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。




「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?

三行でまとめると

・心がフワフワする
・癒される
・ネットスラング

 

詳細はニコニコ大百科のあぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~の記事を参考にしてね!

そもそもポーランド語って何?

ポーランド語はポーランドという国で話される言語。

googleマップ

ドイツやチェコの右側にポーランドがあるね。

ポーランド語はドイツ語よりもロシア語に近い言語です。

 

なお、アメリカのポートランドとは全く関係ない。

ポートランドの記事をポーランド語で読む時に注意すべき3つの事

重巡洋艦ポートランドとも関係ない。

艦娘ポートランドのセリフをポーランド語に翻訳してみた

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のポーランド語訳


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


ポーランド語の発音方法

ポーランド語はほぼ文字通りに読む。

たまに濁音が消えたりする。

「ch」=「ハ」

「ch」は「チ」ではなく「

「Ach」は「アチ」ではなく「ア」と読む。

「y」=「ウィ」

「y」は「イ」や「ウ」ではなく、「ウィ」と読む。

ロシア語の「ы」に相当する。

「umysł」=「ウミシゥ」

「ł」=「ワ」

ポーランド語には面白い文字「Ł」と「ł」があるんですよ!

「dostał」=「ドスタ

ちなみに、動詞の語尾あたりに「ł」が出てくると、過去形になる。

「ę」=「エン」

「e」の下にヒゲが付いたのが「ę

ę」は「エン」と読む。

ただし、語末は「エ」と発音することもある

なので「się」は「シ」や「シェン」のどちらで発音しても間違いではない。

「cz」=「チュ」

「cz」で、1つの文字と考える
別々に「c(ツ)」「z(ズ)」で発音しない。

ロシア語の「ч(チュ)」に相当する。

「skacze」=「スカェ」

「J」=「ヤ」

「J」は英語みたいに「ジャ」ではなく「」で発音する

Ja」=「



ポーランド語の意味を分析するとこうなる

「Ach」=「アハ~」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


感嘆詞としての「アハ~」の意味になる。

「umysł」=「心」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


「umysł」は「」を意味する名詞。

詳しく言うと男性名詞・単数・主格

ポーランド語 umysł

「umysł」は主格なので、文の主語であることが分かる。

「dostał」=「彼は得た」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


「dostał」は「彼は得てしまった」という意味の動詞。

過去形になっている。

ポ-ランド語 dostać

文章の主語が「umysł(心)
その名詞は男性・単数

それに合わせて動詞の形を変えた結果が「dostał」。

「się」=「自分自身に」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


「się」は動詞とセットで使われる。

動詞に「się」が付くことで「自分自身に~」の意味になる。

今回は、動詞「dostał(得てしまった)」に「się」が付いている。

「dostał się」で、「自分自身に得てしまった」

つまり

何かを得て~になった

という意味になる。

「skacze」=「ジャンプ」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


「skacze」は「ジャンプ」という意味を持つ名詞。

動詞「skakać(スカカチ・飛ぶ)」を名詞化したモノ。

「skacze」で検索すると,人がジャンプしている画像がたくさん引っかかる。

「Ja」=「ヤーッ!」


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


「Ja」は「」の意味のもあるのだが・・・

「私」で訳するとおかしい。

主語である「umysł(心)」がすでに出ている。

もし「私」を使いたければ、「Ja」を格変化させる必要がある。

なので「Ja」は「ヤーッ!」という叫びの意味になる。

ポーランド語訳のまとめ


Ach ^~ umysł dostał się skacze Ja~^~
アハ~ ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ ヤ~


のポーランド語を分解すると、


1.Ach ^~
アハ~

2.umysł dostał się skacze
ウミュシゥ ドスタゥ シェ スカチェ

3.Ja~^~
ヤ~


の3つに分かれる。

この内、感嘆詞の部分は以下のように訳されている。


Ach ^~」=「あぁ^~」
Ja~^~」=「~するんじゃぁ^~」


キーとなるのが「umysł dostał się skacze」

日本語で並べると


「心が」「何かを得て~になった」「ジャンプ」


ここで、もう一度「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」の意味を思い出してほしい。

・心がフワフワする
・癒される

 

つまり、「umysł」と「skacze」で「心がフワフワする」の意味になる。

フワフワ」をポーランド語で「skacze(ジャンプ)」と訳している。

umysł~skacze(心がフワフワ)」を「dostał się(得て~になった)

つまり、「心がぴょんぴょんする」をポーランド語では

心がフワフワになって癒された

と訳されている。

ポーランド語訳の修正版

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のポーランド語訳を修正してみた

ポーランド語とゆかいな仲間たち

スロバキア語

「こころぴょんぴょん」のスロバキア語訳を分析してみた


ポーランド語に最も近い言語。

でも、一般人は「スロバキア語」なんて知らないので、

「ポーランド語はスロバキア語に近い言語です」

と説明するだけ無駄。

チェコ語

「こころぴょんぴょん」のチェコ語訳を分析してみた


スロバキア語の次に、ポーランド語に近い言語がチェコ語(らしい)

一般人に通じるギリギリの言語名が「チェコ語」

「ポーランド語はチェコ語に近い言語です」

これなら一般人にも伝わる・・・はず

ロシア語

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のロシア語訳を分析してみた

「チェコ語」すら知らない一般人向けに説明するなら、やはりロシア語でしょ!?
さすがに「ロシア語」なら、日本人の誰もが知っているハズ!

ロシアは日本の隣だし~
テレビでは北方領土で揉めてるし~

という訳で、一般人向けにポーランド語について説明するなら

「ポーランド語はロシア語に近い言語です」

と言うのが一番早いと思います。

他の言語版もどうぞ!

色々な言語で翻訳された「こころぴょんぴょん」を解読してみた