「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のフィンランド語訳を修正してみた

「フィンランド語のしくみ」とニューエクスプレスを少しかじっただけの私が、偉そうにフィンランド語を修正してみた。

最後の動詞の説明が「子音交替」と絡んでいて超長~いけど、許して♡




ニコニコ大百科にあったフィンランド語訳

6年前に紹介したヤツ

「こころぴょんぴょん」のフィンランド語訳を分析してみた


Ah^~ sydämeni hyppiipä^~
アハ~ シュダメニ ヒュッピーパ~


ニコニコ大百科にあったフィンランド語

フィンランド語訳は、6年前から修正されていないのか…(呆れ

 

あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~ ニコニコ大百科

私が修正したフィンランド語訳

結論


Ah^~ Minun sydämeni hyppää^~
アハ^~ ミヌン シュダメニ ヒュッパー^~


 

直訳:
アハ^~私の [心+私の] はジャンプする

修正箇所

2か所を修正したゾ~


sydämeni(私の心)の前にMinun(私の)を追加

・「ジャンプする」の動詞の形を修正


Minun(私の)を追加する必要なんかあるんですか?

おっ、そうだな

本来は、Minun(私の)を追加しなくてもフィンランド語文法としては間違いではないんだけどな~

 

sydämeni(私の心) 単独でもええんやで!

の文でも成立するゾ~


Ah^~ Sydämeni hyppää^~
アハ^~ シュダメニ ヒュッパー^~


 

の例文は、Minun(私の)がフッと消えちゃっているんだけど・・・
「私の心」の意味はありますねぇ!

 

だって、sydämeniだけで「私の心」の意味ですしね~

初学者はMinunを付けるのが無難

フィンランド語の入門書によると・・・


「私の~」を表現する場合は

Minun「名詞 + ni」

の形を使おう(提案


と説明している。

「サウナ」で学ぶ「私の~」の表現方法

あ、そうだ(唐突
「サウナ」はフィンランド語でsauna(サウナ)って言うんだっけ。

 

あぁ^~saunaに入って「あーさっぱりした!」したいんじゃぁ^~

 

マイ・サウナがあったら、あぁ^~いいっすね^~

「マイ・サウナ」のイメージは

家庭用(ホーム)サウナを自宅に導入するならMy Sauna(マイサウナ)

 

「マイ・サウナ」こと「私のサウナ」3通りの書き方があるYO!


Minun saunani (ミヌン サウナニ)

Minun sauna (ミヌン サウナ)

Saunani (サウナニ)


どれが一番ええの?

一番正式な書き方は、一番上の
Minun saunani (ミヌン サウナニ)

 

Minun(私の)とsauna(サウナ)に ni(ニ)をくっつけた形が無難とされている。

 

別にMinun sauna (ミヌン サウナ)とかSaunani (サウナニ)でも「私のサウナ」になる。
フィンランド人には(多分)通じる。

 

だけど、入門書では


Minun saunani (ミヌン サウナニ)
と書くのが無難だって、はっきりわかんだね


 

と説明があるんだゾ~




sydämeni(私の心)って、いったい何者…

ポッチャマ・・・

sydän=心

sydän(シュダン)で「心」の意味になる
手段(シュダン)ではない!

 

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」
における「心」は、の例文で使われている「心」と似ているんじゃないかな?(適当

 

奴はとんでもないものを盗んでいきました……あなたの「心」です。

ニャゴ活の言葉遊び(4)改

 

ちなみに、フィンランド語だとのように書くらしい(by Google翻訳)

Hän varasti jotain törkeää… sydämesi.
ハン ヴァラスティ ヨタイン トルケアー… シュダメスィ
直訳:彼は、盗んだ、何か、重大な・・・「心」+「君の」

語尾に-niをくっつけると「私の」になる

先ほど見せた「私のサウナ」の例文を覚えているかな~

え?覚えていない?
ダメみたいですね……

 

ホラホラホラホラホラホラ
もう一回見せたげてやるよ!


Minun saunani (ミヌン サウナニ)

Minun sauna (ミヌン サウナ)

Saunani (サウナニ)


 

Minun saunani (ミヌン サウナニ)とかSaunani (サウナニ)は、
sauna(サウナ)の最後にni(ニ)がくっついているね。

 

単語の ケツお尻にni(ニ)をくっつけるだけで「私の」の意味を追加できる。
-ni(ニ)って小さな単語だけど、やりますねぇ!

sydän+ni→sydänniにはならない!

のが、フィンランド語の面倒くさい所。

 

saunaの場合はsauna+ni→saunani(私のサウナ)になる。

だけどsydän+ni→sydänniで「私の心」にしてはいけない(戒め

 

単語と単語がくっつく時、発音しやすくするために単語自体の姿を変えてしまうことがある。

sydänni(シュダンニ)だと発音しにくいので、
sydäme(シュダメ)+ni(ニ)の形に変えていると思われる。

sydän wiktionary

単語の姿を変える例

例えばフィンランドSuomi(スオミ)と言う。

 

「フィンランドの中に」と表現する時は


Suomi+ssa
→Suome+ssa
→Suomessa(スオメッサ)


になる。

 

んんんwww
Suomi(スオミ)の最後の「i」「e」に変わってますぞwww
古いフィランド語の場合、こののような傾向がありますぞwww

sydän(心)+ni(私の)も同じ考え方

sydänの語末の n me に変化して

sydäme(シュダメ)+ni(ニ)→sydämeni(私の心)

になるんだと思います!

多分これが一番早いと思います

hyppää(ジャンプする)ってどうゆう動詞なんだっけ?

3人はどういう集まりなんだっけ?

元の形はhypätä(ヒュパタ)

「ジャンプする」を意味する動詞。

 

あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~
のフィンランド語訳にある
hyppää(ヒュッパー)

「彼はジャンプする」を意味する現在形・三人称・単数の形になっている。

 

語学マニアのみなさまのためにぃ…

クッキー☆

hypätä(ヒュパタ)が、なぜhyppää(ヒュッパー)の形に変わるのか?
を説明するゾ~

タイプ④の動詞に分類される

フィンランド語は、動詞の分類にうるさい。
まるで日本語みたいだなぁ・・・

 

はい、よーいスタート(棒読み)
五段活用!上一段活用!下一段活用!・・・えっと、あとは何だっけ?

あのさぁ…(呆れ

 

まぁまぁ、その話は置いといて~

 

フィンランド語の場合も、日本語で言う「五段活用」みたいな動詞の分類があるんだゾ~
タイプ①~⑥に分類されるらしい。

「ジャンプする」を意味するhypätä(ヒュパタ)の場合だと「タイプ④」らしい

「タイプ④」って、どんな動詞なの?


元の形の語末が「ta(タ)」又は「tä(タ)」で終わる

かつ

「ta/tä」の前が母音 a,ä,o,u のどれか


に当てはまる動詞は「タイプ④」に分類される

 

hypätä(ヒュパタ)だと、語末が「tä(タ)」で終わっている。

 

では、語末の「tä(タ)」を  ヌッ!って抜くと~
hypä になりますね。

hypäの最後は、母音ä(ア)なので、「タイプ④」になる。

タイプ④の子音交替は、不定詞以外「強階程」

ここから説明が難しくなるゾ~
ネタじゃなくてマジで難しいから、別に理解できなくてもええんやで

理解できなきゃ、イカんのか?

 

子音交替(しいんこうたい)とか強階程(きょうかいてい)を見て

「ウホ?ウホウホホッホ?」

ってなった兄貴は以下を読んで、どうぞ

フィンランド語の「子音階程交替 (kpt交替)」を分かりやすく表で整理してみた

タイプ④の動詞の場合、不定詞を除く全ての人称で「強階程」になる(キリッ

 

・・・と言われても、フィンランド語(と言うかウラル語族)の学習者以外には

 

なるほど、さっぱりわからん

 

ってなる兄貴が114514人居ると思うんで、補足する。

hypätäの場合は、3文字目の「p」を見る!

なんで「p」なんかを見る必要なんかあるんですかねぇ・・・?

5文字目の「t」を見るのはまずいですよ!

 

hypätäタイプ④の動詞に分類される。
なので、最後の「tä」は動詞の形が変わる時に消える(←そこ重要)

 

hypätäが人称に合わせて変化する時、hypä+人称語尾の形になる。

 

ここまでOK?

 

アーイキソ
あー、説明チカレタ・・・

 

hypätäが人称変化した後の形を導くためには、「hypä」だけを見る!

 

で、「hypä」最後の音節にある子音「p」

だからhypätäの場合は、3文字目の「p」を見る必要があったんですね。
↑を「メガトン構文」と言う

kpt交替の「pp→p」を覚えているかな?

「kpt交替」とか「pp→p」を見ても

「ウホ?ウホウホホッホ?」

ってなった兄貴は以下を読んで、どうぞ(2回目)

フィンランド語の「子音階程交替 (kpt交替)」を分かりやすく表で整理してみた

「pp→p」にある左側の「pp」強階程(きょうかいてい)
右側の「p」弱階程(じゃくかいてい)

 

ここまでOK?(2回目)

 

ここで、先ほどの文法説明文を見てみよう

タイプ④の動詞の場合、不定詞を除く全ての人称で「強階程」になる(キリッ

動詞の元の形=不定詞

つまり、hypätä「不定詞」だったんだよ!!
な、なんだってー!?

そ、そうか!生物の進化は知的存在が引き起こしたものだったんだよ!!な、なんだってー!!!

 

話は聞かせてもらった!フィンランド語は滅亡する!!

 

ここで、先ほどの文法説明文を見てみよう(2回目

タイプ④の動詞の場合、不定詞を除く全ての人称で「強階程」になる(キリッ

 

の文にある不定詞を除く全ての人称で「強階程」になる

 

は、言い換えると不定詞「弱階程」になるッ!
子音階程「強」「弱」の2つしかないからね、しょうがないね

「pp→p」における「弱階程」は「p」

hypätä不定詞なので、子音「p」「弱階程」と見なす。

 

hypätäタイプ④なので、動詞が活用する時でも変化しない部分(=語幹)はhypäになる

 

では、hypäの3文字目の子音「p」「強階程」にするとどうなる?

 

「pp→p」だから・・・

語幹hypähyppä(ヒュッパ)になるッ!

「弱」「p」「強」「pp」に置き換わっている
この現象を子音交替といふものありけり。

動詞の形は、何にする?

動詞hypätä(ヒュパタ)の語幹hyppä(ヒュッパ)であることが分かりましたね!

ここまでの説明、長すぎィ!

 

主語は Minun sydämeni(私の心)なので~
後に来る動詞は「三人称・単数」
つまり「彼は~する」の形になる。

 

今、ぴょんぴょんしているので、時制は「現在形」にしましょうか。
フィンランド語は「現在形」で進行を表せますぜ!

現在形・三人称・単数はどうやって作るの?

hyppä(ヒュッパ)を「彼は~する」の形にする方法はあるんですか?

ありますよぉ!
最後の母音を伸ばすだけ

 

hyppä(ヒュッパ)の最後の母音は ä なので~
「ä」の文字を[ctrl]+[c]コマンドでコピーして、語末に[ctrl]+[v]ペースト!

 

コピペした ä こ↑こ↓

hyppää(ヒュッパー)

 

ほらほら~。
の文にあるhyppääと同じ形になったでしょ~


Ah^~ Minun sydämeni hyppää^~
アハ^~ ミヌン シュダメニ ヒュッパー^~


「子音交替」を含めた説明、長すぎィ!(2回目

フィンランド語の「子音交替」は複雑だからね、しょうがないね。

 

語学書では

タイプ④の動詞の場合、不定詞を除く全ての人称で「強階程」になる(キリッ

 

みたいな調子で書いているんだけど・・・

語学書に書かれている「たった1行」を一般人にも分かるように説明すると、膨大な情報量になるんだって、はっきりわかんだね。
淫夢語録を取り除けば・・・あっ、何でもないや

今までの説明、まとめる必要なんかあるんですかねぇ

例文の復習だゾ

もう一回、フィンランド語を読もう(提案


Ah^~ Minun sydämeni hyppää^~
アハ^~ ミヌン シュダメニ ヒュッパー^~


直訳:
アハ^~私の [心+私の] はジャンプする。

Minun sydämeni(私の心)は

sydämeni(シュダメニ) 単独でもいいし、
Minun sydän(ミヌン シュダン)

でも大丈夫だと思います。

 

は、初学者の意見なんですがそれは・・・

hyppää(ジャンプする)は

元の形、
もうちょいカッコよく言うと「不定詞」hypätä(ヒュパタ)

 

タイプ④の動詞なので、語幹hypä(ヒュパ)

 

動詞の形が変化する時の語幹hyppä(ヒュッパ)

 

現在形・三人称・単数にする場合、最後の母音を伸ばすので
hyppä+ä→hyppää(ヒュッパー)

 

の説明が理解できる兄貴は、フィンランド語の語学書の半分を理解したようなモノ!

ホモは嘘つき

参考文献

語学書

(アフィリエイトでは)ないです

フィンランド語のしくみ《新版》 (単行本)

ニューエクスプレスプラス フィンランド語 (単行本)

の語学書の内容は以下を読んで、どうぞ。

ニューエクスプレスのフィンランド語に出てくる挿絵の女の子が可愛いので紹介してみた

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ニコ動で『ごちうさ』第1話が1000万再生達成! お前らの愛溢れるお祝いコメントで画面が見えない