ペットボトル一本で500円もする国があるのは本当か?

500mlのペットボトル一本だけで500円もする国がある!
ネットとかではそういう情報が流れている。

だけど、それは半分「正解」で半分は「間違い」。

ペットボトル一本の値段は、実際にその国に行って色々なお店の商品の値段を見ないと分からないんです。




物価の高い国に行った私の経験

物価が高い事で有名な国と言えば、以下辺りだろうか。


スイス
アイスランド
ノルウェー
デンマーク
スウェーデン
フィンランド

私は物価が高い国へ行って、色々な商品の値段をチェックした。

デンマーク

デンマークのお金の単位はデンマーククローネ(DKK)

1DKK=17.5円くらい。

500mlペットボトル一本の値段は以下のような感じ


スーパー    10DKK   (175円)
コンビニ    20~25DKK (350円~440円)
空港の売店   22~25DKK (385円~440円)
免税店     10~25DKK (175円~440円)

アイスランド

アイスランドのお金の単位はアイスランドクローナ(ISK)

1ISK=1.07円くらい。
日本円に近いお金の単位になっている。

500mlペットボトル一本の値段は以下のような感じ


スーパー    69~299ISK  (74円~320円)
コンビニ    129~399ISK (140円~430円)
免税店     350~399ISK (375円~430円)

フィンランド

フィンランドのお金の単位はユーロ(EUR)

1EUR=130円くらい。

500mlペットボトル一本の値段は以下のような感じ


スーパー    0.99~1.20EUR (130円~156円)
コンビニ    3.00EUR    (390円)
免税店     2.00~3.00EUR (260円~390円)




物価が高い国でも上手くお店を選べば安く買える

どこでもペットボトル一本で500円もするわけじゃない

色々なお店の値段を見てみると、結構ばらつきがある。

デンマーク、アイスランド、フィンランドのお店を色々見た限りでは、500mlペットボトル一本の値段は74円~440円。

値段差が最大と最小で366円もある。
かなり差があるね。

だけど、これは日本でも同じことが言える。
日本だったら、50円~160円程度。

特別な飲み物だったら一本で200~300円する。

富士山の山頂にある自動販売機では、ペットボトル一本で500円もする

要はお店の場所によって商品の値段が変わるんです。

アイスランドでペットボトルの飲み物を安く買う方法

アイスランドは世界の中でも物価が高い国の一つ。

ペットボトル一本の値段はメチャクチャ高い。

観光客が行くようなお店やコンビニに行けば、一本だけで300円以上は軽く飛ぶ。

だけど、アイスランドのスーパー「Bónus(ボゥヌス)」に行けば一本75円位で買える。
丸いブタさんのイラストが目印。

現地の人だけが行くようなお店に行けば安く買える

観光地とかリゾート地に行けば当然、商品の値段も高くなる。
観光客は値段が高くても買ってくれるからね。

逆に言えば、観光客が絶対に行かないようなお店に行けば安く買える。

そういうお店の商品の値段は、現地の人が納得するような「本来の値段」で設定されている。
だから、観光地よりも安くなる。

アイスランドのスーパー「Bónus(ボゥヌス)」は観光地から遠い場所にある。

私はそういうスーパーで売られている野菜とか肉、パンやお菓子の値段もチェックした。
チェックした結果、日本よりもちょっとだけ高いかな?っていう程度。
値段が2倍以上もするわけじゃない。

卵も非常に高い訳じゃない。
卵10個で200ISK(215円)程度だったと思う。

お菓子も一袋で250円~400円程度。

他の人の物価紹介はアテにしないほうがいい

そもそも、海外旅行って時間が限られているでしょ?
日本みたいに値段が安い場所を探す時間は無い。

行く場所は観光地みたいな所ばかりになってしまう。
そこで売られているペットボトル一本の値段は高めに設定されている。

その値段が、その国の物価と思ってしまう。

だから「ノルウェーではペットボトル一本で500円もする!」と主張してしまう。

その国の本当の物価を知りたければ、実際にその国へ行って値段チェックをしないと分からない。

「ノルウェーでは本当にペットボトル一本で500円もするのか?」が知りたければ、実際にノルウェーに行くのが一番早いと思うよ。