自分のちょっとした勘違いで海外旅行を壊してしまった失敗体験を紹介する。
他の人から見ればマヌケのように見えるかもしれない。
だけど、実際にフライトのトラブルに遭うとパニックになって冷静に考えられなくなる。
変な行動をしてしまうんですよ!って言う話。
旅行計画の時
私が行く予定だった国
結論から言うと、以下3つの国の旅行を計画していた。
・デンマーク
・アイスランド
・ノルウェー
メインはアイスランド旅行
私はアイスランドへ行きたい!
だけど、日本からアイスランドまでの直行便は無い!
でも以下二つの直行便はある。
・日本 → デンマーク
・デンマーク → アイスランド
一度デンマークへ行って、そこで滞在。
そしてデンマークからアイスランドへ行こう!
という作戦だった。
実際にフライトを調べてみると
帰りのアイスランド→デンマークのフライトは以下のように乗り継ぎで行く事も可能。
1日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
2日目
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
これなら、ついでにノルウェーにも行ける。
更に、ノルウェーからデンマークのフライトで11:00頃に着く。
すると、同じ日にデンマークから日本へ帰るフライトに間に合う。
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
私が予約したフライト内容
色々調査した結果、私は以下のようにフライト予約した。
ちなみに航空会社は全部スカンジナビア航空
1日目
日本 11:10 → デンマーク 15:30
(11時間20分)
2日目
デンマーク 8:30 → アイスランド 9:45
( 3時間15分)
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
4日目
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
( 1時間10分)
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
(10時間50分)
実際のフライト
アイスランドまでは順調に行けました
1日目、2日目は予定通りに飛んだ。
1日目
日本 11:10 → デンマーク 15:30
(11時間20分)
2日目
デンマーク 8:30 → アイスランド 9:45
( 3時間15分)
アイスランドまでは何事も無く順調に行けた。
なので、帰りのフライトも大丈夫だろうと完全に油断していた。
アイスランドからノルウェーのフライト前日
問題は3日目のフライト。
次はアイスランドからノルウェーへ行く飛行機に乗る予定だった。
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
このフライトの前日にアイスランドの空港へ到着した。
ついでに空港内のセルフチェックイン機で航空券を印刷しておいた。
航空券は以下のような感じ。
予定通り、11:45にアイスランドのレイキャビク(Reykjavik)からノルウェーのオスロ(Oslo)とプリントされている。
「よっしゃ!明日は確実にノルウェーへ行けるな!」
と信じ込んでしまった。
アイスランドから帰るフライトが突然変更になった
アイスランド空港のそばのホテルで一泊した。
朝は自分の部屋のベットでゴロゴロ休んでいた。
フライトまで時間があってヒマだった。
なので、スマホを取り出してフライトをチェックした。
私がフライトを予約した時に使ったサイトはエクスペディア。
そのサイトの旅程ページからフライト情報を再度確認した。
そしたら、いきなりフライトが変更になった!
前日までは以下のように表示されていた。
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
4日目
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
( 1時間10分)
で、フライト当日の朝にチェックした時点では、以下のように変更されてしまった。
3日目
アイスランド 10:30 → デンマーク 15:35
( 3時間 5分)
デンマーク 16:15 → ノルウェー 17:25
( 1時間10分)
※注意:最終目的地はノルウェーです
4日目のノルウェーからデンマーク行きのフライトが消えた!
しかも、最終目的地がデンマークではなくノルウェーにすり替わっている!
私は大急ぎで空港まで行ってもう一回セルフチェックインをした。
その時に印刷された航空券は以下。
なんでアイスランドのレイキャビク(Reykjavik)からデンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)に変わっているの・・・?
フライトボードを見ても、確かにアイスランドからノルウェー行きのフライトが表示されていない。
あるのはアイスランドからデンマーク行きのフライトだけ。
本当にフライトが変更されてしまったんだ・・・と悟った。
どうすればいいか分からずパニックになった
4日目にデンマークから日本へ帰るフライトに乗らないといけない!
4日目
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
(10時間50分)
そのためは、少なくとも4日目の午前までにデンマークに着かないといけない!
しかし、エクスペディア上では4日目のノルウェーからデンマークへ行くフライトが消えている!
これだと日本へ帰れなくなる!
仕事に間に合わなくなってしまう!
あの時の私はかなりパニックになって混乱していた。
アイスランドの空港で問い合わせてみたが・・・
とりあえず、私が乗るスカンジナビア航空のチェックインカウンターが開くまで待っていた。
チェックインカウンターが8:30に開いたので、列に並んだ。
そして私の番になった。
その時にチェックインカウンターの人に質問した内容が以下
4日目の以下フライトは一体どうなったんですか?
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
( 1時間10分)
だけど、チェックインカウンターの人はアイスランド航空の人。
スカンジナビア航空の人なんて一人もいない。
なので、以下のような回答だった。
私はアイスランド航空の人だから、そんな事は答えられない。
スカンジナビア航空の本拠地はデンマーク、ノルウェー、スウェーデン。
そこに着いたらスカンジナビア航空の人に聞いてね!
当時の私の判断
あの時の私はパニックになっていて「欠航」とか「フライト振替」という用語が頭に思い浮かばなかった。
最終目的地がデンマークからノルウェーへすり替わってしまった!という事しか考えていなかった。
「スカンジナビア航空の人に相談してね」と言われても・・・
そもそもデンマークに着いた後の乗り継ぎ時間は40分しかない。
デンマークの空港で相談する時間は無い!
なのでデンマークから乗り継ぎでノルウェーへ着いてから相談することになる。
でも、ノルウェーへ行ったからといって4日目の午前中にデンマークへ戻れる保証はない。
最悪4日目のデンマークから日本へ帰るフライトに乗れなくなってしまう。
そこで私は以下のように考えた。
確実に日本へ戻って会社の出勤に間に間に合わせる!
ならばノルウェーに行くのを諦めてデンマークに一日滞在しよう。
そうすれば、確実に日本へ帰るフライトに乗れる!
要は損失を最小限に抑えて大きなリスクを回避しよう!という考え。
そう判断して、デンマークからノルウェー行きのフライトをキャンセルしてもらった。
アイスランド 10:30 → デンマーク 15:35 ←これは乗る
( 3時間 5分)
デンマーク 16:15 → ノルウェー 17:25 ←これをキャンセル
( 1時間10分)
で、修正してもらった航空券が以下
これでとりあえず日本行きのフライトがあるデンマークまで戻れる!
3日目はノルウェー観光を諦めてデンマークに滞在した
3日目
アイスランド 10:30 → デンマーク 15:35
( 3時間 5分)
結局、乗り継ぎのノルウェー行きフライトには乗らないでデンマークで滞在した。
ノルウェーに行けなくなったので、当然ノルウェーで予約したホテルがパー。
結局はデンマークのホテルを新たに取った。
当日の飛び込み予約だったからホテル代が高かったよ・・・
後でフライトをチェックしたら
デンマークでホテルを取った。
ホテルの部屋に入ったら、まずノルウェーのホテルをキャンセルしようとした。
その時についでにフライトをチェックしたら以下のように変更になっていた。
3日目
アイスランド 10:30 → デンマーク 15:35
( 3時間 5分)
デンマーク 16:15 → ノルウェー 17:25
( 1時間10分)
4日目
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
( 1時間10分)
「あれ?4日目のフライトがある・・・?」
その時、私は勘違いをしていたことにやっと気づいた。
before
・フライトの最終目的地がなぜかデンマーク→ノルウェーに変更になった!
after
・3日目のアイスランド→ノルウェーのフライトが「欠航」になった
・「フライト振替」としてアイスランド→デンマーク→ノルウェーになった
・4日目のノルウェー→デンマークのフライトは当然残る
結局は変更されたフライトの通りに乗ればよかったのか・・・
冷静に考えれば、フライトの最終目的地が変わるってありえないよね・・・
お客さんが牛丼を注文したのに、カレーライスが出されるようなもの。
そんな航空会社があったら、もうとっくに潰れている。
とりあえず開き直ってデンマーク観光をしました
「ああ~自分の勘違いで旅行を壊してしまった~」
と落ち込んでいた。
でも、ノルウェー行きのフライトをキャンセルした事実は決して変えられない。
いつまでも過去の事を考えても明るい未来はやってこない。
「この失敗は勉強だった」と頭を切り替えてデンマークを観光した。
結局は日本に帰れた
4日目の時点でデンマークに居たので、余裕で日本行きのフライトに乗れた。
4日目
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
(10時間50分)
3日目のデンマークからノルウェー行きフライトをキャンセルしたから、自動で日本に帰るフライトもキャンセルされたんじゃないかな?と心配していた。
だけど、結局は日本へ帰れてよかった。
同じ失敗を繰り返さないための対策
今回はものすごくパニックになって自分の思考回路が変になってしまった。
結果、自分の勘違いでノルウェー行きフライトをキャンセルしてしまった。
あの時に「冷静になれ!」と言われてもねぇ・・・
旅行中に突然フライト変更になったら誰でもパニックになるモノ。
なので、突然のフライト変更を前提とした準備をやっておく必要がある。
自分が利用する航空会社は欠航が多いか調べておく
私が今回使ったのはスカンジナビア航空。
スカンジナビア航空は大手の航空会社。
しかもANAと同じスターアライアンスのメンバー。
そんな航空会社だから欠航は無いだろう・・・と思い込んでいた。
だけど、日本に帰国した後でスカンジナビア航空について調べてみた。
そしたら欠航が多い航空会社だった事を初めて知った。
そういう事を事前に知っておけば「突然フライト変更があるかもしれない!」という心構えができる。
当日のパニック度を少しでも抑えられると思う。
飛行機に乗る時は常に欠航も頭に入れておく
何度も予定通りに飛行機に乗っていると、それが当たり前だと思い込んでしまう。
「自分が乗るフライトが欠航するなんてありえないwww」って油断してしまう
そういう状態が一番危ない。
たとえ、欠航の少ない航空会社だったとしても、欠航するときは欠航するモノ。
なので、「欠航もあるかもしれない」という事を頭の中に入れながら旅行するといい。
余裕だったとしても2時間以上前に空港に着いておく
私がアイスランド空港のそばのホテルに滞在していた時は完全に油断していた。
3日目のノルウェー行きフライトが11:45だった。
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
もうすでに航空券はプリントしてある。
なので、私は以下の行動計画を予定していた。
1.10:00までホテルの部屋でゴロゴロ寝る
2.10:00過ぎにホテルをチェックアウト
3.そのまま空港へ歩いて行く。10:10位に着く。
4.荷物検査を通過して10:30位かな?
5.あとは搭乗開始の11:20までゆっくり待っていよう
だけど、まさかのフライトが当日に突然変更!
3日目
アイスランド 10:30 → デンマーク 15:35
( 3時間 5分)
飛行機に乗る時刻がいきなり11:20から10:10に変更された!
もし、ホテル内でフライトをチェックしなかったら・・・
当然、フライト変更に気づかない。
空港に着いた時点で10:10。
すでに搭乗は開始している。
だけど、フライト変更前の搭乗券では荷物検査を通過できない!
もう一回セルフチェックイン機に戻る必要がある!
もしかしたらチェックイン受付は終了しているかもしれない。
再度チェックインできたとしても、アイスランドからデンマーク行きのフライトにギリギリで乗り遅れてしまう。
だから、空港に近いホテルに泊まっている場合でも、使い慣れた空港でも2時間以上前には着いておくべき。
そうすれば、突然のフライト変更があった場合でもなんとか対応する時間ができる。
フライトが変更になったら、航空会社のサイトから調べる
私の場合、フライト情報は航空会社のサイトではなく、航空券サイトのエクスペディアから確認していた。
エクスペディアで表示されるフライトが正しい情報だと思い込んでいた。
だけど、実際にエクスペディアで表示されているフライト情報は正しいとは限らない。
エクスペディアで調べても、情報に抜け漏れがあるかもしれない。
そういうエクスペディアの情報を完全に信じてしまうと、勘違いしてしまう。
最悪、自分の旅行を壊してしまう。
本当に正確なフライト情報は航空会社のサイトに書かれている。
フライト変更の情報も航空会社のサイトから調べるべき。
あの時は、スカンジナビア航空のサイトにもアクセスする。
そこに自分の予約番号を入れてフライト情報をチェックすべきだった・・・と反省している。
フライトスケジュールをギリギリまで詰め込まない
今思うと、私が予約したフライトはギリギリに詰め込んだスケジュールになっている。
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
4日目
ノルウェー 9:15 → デンマーク 10:25
( 1時間10分)
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
(10時間50分)
このフライトスケジュールだと、突然のフライト変更に対して柔軟に対応できない。
今回みたいに3日目のアイスランド→ノルウェーのフライトがいきなり変更なると・・・4日目のデンマーク→日本へ帰るような大きなフライトに乗れなくなる可能性が出てくる。
なので、以下のように時間を空けてフライト予約すべきだった。
3日目
アイスランド 11:45 → ノルウェー 16:25
( 2時間40分)
4日目
ノルウェー 17:15 → デンマーク 18:25
( 1時間10分)
5日目
デンマーク 15:45 → 日本 9:35[次の日]
(10時間50分)
そうすれば、3日目のフライトが突然変更になったとしてもノルウェーに滞在する時間は1日以上ある。
そうすれば、色々対応できるハズ。
・スカンジナビア航空の人に代替フライトの問い合わせをする
・新たに航空券を買う
別に乗り継ぎ時間が短いような航空券を買うな!とは言っていない
フライトからフライトまでの間の時間はある程度確保したほうが安全だよ!っていう話。
まとめ
フライトには欠航が付き物。
自分が乗るフライトが突然欠航になって代替フライトになった時はパニックになる。
そうなると冷静に考えられなくなる。
そして変な行動をしてしまう。
私の場合は、ノルウェー行きフライトを自らキャンセルしてしまうような行動。
他の人の旅行トラブルなんて、私から見れば全然参考にならない。
実際に自分でトラブルに遭って、痛い目に遭わないと理解できない。
今回のノルウェー観光を台無しにしてしまった経験はかなり苦い思い出。
だけど、そういう痛い体験は決してお金では買えない。
今回のトラブルを通して「度胸」というモノが付いた。
今後の海外旅行では前回と同じ失敗をしないように気を付けます。
皆さんもフライト欠航に注意して海外へ行ってきてね!