発音が変わる子音もたくさんある。
のだが、その量自体はイタリア語やスペイン語と同程度。
発音が変わる子音だけでも知っておくとヨーロッパ言語の特徴がつかめるよ!
前回のフランス語発音講座
発音が変わる子音
ざーっとまとめるとこんな感じ
・s =ス / ズ
・ss =ス
・x =クス / グズ
・c =カ / スィ
・g =ガ / ジ
・gui=ギ
・gue=グ
・j =ジャ
・ch =チュ / ク
・tion=スィヨン
・pf =f(フ)
・gn =ニュ
・r =ル(ハ、フ、ヘに近い)
・qu =k(ク)
・bs =プス
・bt =プト
・連続して並んだ子音は1つの子音として扱う
ずいぶん多いな!
s=ズになることがある
「s」の前後が母音で挟まれた場合、「ズ」になる
| バクフーン | Typhlosion | ティフロズィヨン |
| バシャーモ | Brasegali | ブラズガリ |
| キャモメ | Goelise | ゴリズ |
| プラスル | Posipi | ポズィピ |
| ロゼリア | Roselia | ロゼリヤ |
ちなみにお隣のドイツ語は、「s」の後ろが母音の時だけ「ズ」になる
ドイツ語の方がよく「s」を「ズ」と読むんです。
ss=ス
「s」が連続した場合は、どんな場合でも必ず「ス」になる。
「ズ」と濁ることは無い。
| スターミー | Staross | スタロ |
| カイリュー | Dracolosse | ドラコロス |
| マグマラシ | Feurisson | フリソン |
| デルビル | Malosse | マロス |
| オドシシ | Cerfrousse | チェルフルース |
ただし、語尾の「ss」は発音しない
語尾が「sse」なら、最後の「e」だけ消えて「ス」と発音する。
x=クス / グズ
「ex」+「母音」の場合だけ「グズ」になる。
それ以外は全部「クス」
| レディバ | Coxy | コクシ |
| ネイティオ | Xatu | クサチュ |
| ウパー | Axoloto | アクソロト |
| デオキシス | Deoxys | デオクシ |
| コリンク | Lixy | リクシ |
ca、cu、co=カ、ク、コ
| カメール | Carabaffe | カラバフ |
| ストライク | Insecateur | インスカトゥール |
| カバルドン | Hippodocus | イポドク |
| ヌメラ | Mucuscule | ミュクスクル |
| コクーン | Coconfort | ココンフォル |
ci、ce=スィ、セ
イタリア語、スペイン語と全く同じ発音ルール。
| バンギラス | Tyranocif | ティラノスィフ |
| バルビート | Muciole | ミュスィオル |
| ユレイドル | Vacilys | ヴァスィリ |
| セレビィ | Celebi | セレビ |
| ダーテング | Tengalice | トンガリス |
ga、gu、go=ガ、グ、ゴ
| ギャロップ | Galopa | ガロパ |
| オーダイル | Aligatueur | アリガチュウール |
| ズルッグ | Baggiguane | バジグオヌ |
| マタドガス | Smogogo | スモゴゴ |
| ポリゴン | Porygon | ポリゴン |
gi、ge=ジ、ジェ
イタリア語と全く同じ発音ルール。
| コイキング | Magicarpe | マジカルプ |
| ルギア | Lugia | ルジア |
| トゲピー | Togepi | トジェピ |
| トゲキッス | Togekiss | トジェキ |
| マメパト | Poichigeon | ポワチジェオン |
なお、スペイン語の場合はgi、ge=ヒ、ヘになる。
gue=グ
「gue」が語末に来ても、「e」は消えずに「グ」と発音される。
| ベロベルト | Coudlangue | クードロング |
| ウォーグル | Gueriaigle | グリェグル |
| クズモー | Venalgue | ヴナルグ |
ちなみにgui=ギの発音ルールもある。
それに該当するポケモンはいない。
j=ジャ
フランス語の「j」は「シャ」に近い。
英語よりも濁らない。
湿った「シャ」のイメージ。
| キレイハナ | Joliflor | ジョリフロール |
| テッカニン | Ninjask | ナンジャスク |
| ジラーチ | Jirachi | ジラチ |
| マネネ | Mime Jr | マン ジュル |
| ペラップ | Pijako | ピジャコ |
ちなみに、ドイツ語やオランダ語、スウェーデン語、アイスランド語等は「j」を「ヤ」と発音する。
スペイン語の場合、「j」は「ハ」と発音する。
ヨーロッパ言語の場合、必ずしも「j」=「ジ」にならないので注意!
ch=チュ / ク
基本的にはch=チュでいい。
ch=クになるのは、ドイツ語やギリシャ語由来の単語のみ。
ポケモン名では全部ch=チュとして扱う。
| ゴーリキー | Machopeur | マチョプル |
| マダツボミ | Chetiflor | チュティフロール |
| ゴローン | Gravalanch | グラヴァランチュ |
| カモネギ | Canarticho | カナルティチョ |
| ピチュー | Pichu | ピチュ |
gn=ニュ
「グヌ」ではないので注意!
| コイル | Magneti | マニュティ |
| エビワラー | Tygnon | ティニョン |
| イノムー | Cochignon | コチニョン |
| キノガッサ | Chapignon | チャピニョン |
| スワンナ | Lakmécygne | ラクメスィーニュ |
ちなみにスペイン語の「ñ」はフランス語の「gn」に相当する。
r=ル(ハ、フ、ヘに近い)
フランス語で発音が難しいのが「r」の音。
イメージとしては「ガラガラ」とうがいする時のノド使い。
ノドを震えさせるイメージで「ハ」と発音する。
| アーボック | Arbok | アルボク |
| ニドラン♂ | Nidoran♂ | ニドラン |
| プクリン | Grodoudou | グロドゥードゥー |
| ゴルバット | Nosferalto | ノスフラルト |
| クサイハナ | Ortide | オルティド |
ちなみにドイツ語の「r」音の発音も難しい。
フランス語の「r」とドイツ語の「r」の音は別物なので注意!
qu=k(ク)
「qu」の「u」そのものに母音の音は持たない。
まとめて「qu」=「k」で子音扱いなので注意!
「qu」の発音を覚えられる例を紹介する。
駅のプラットフォームの単語をフランス語で「Quai」と書く。
英語を学んだ日本人なら、絶対に「Quai」を「クアイ」と読むだろ。
だけど、「Quai」は「ケ」と読みます。
「ケ」ですよ!「ケ」!
毛じゃないよ!
「Quai」=「kai」(qu=kより)
=「ke」 (ai=eより)
=「ケ」
| シャワーズ | Aquali | アカリ |
| ソーナンス | Qulbutoke | クルビュトク |
| ドーブル | Queulorior | クロリオル |
| パールル | Coquiperl | コキペルル |
| レックウザ | Rayquaza | レカザ |
レックウザのフランス語Rayquazaの2,3文字目「ay」は「エ」になる。
フランス語の発音ルールでは「ai」=「エ」
更に、「y」=「i」として扱う。
なので、「ai」=「ay」=「エ」
bs=プス
「ブス」ではないので注意!
| アブソル | Absol | アプソル |
他にもbt=プトの発音ルールがある。
該当するポケモンはいない。
連続して並んだ子音は1つの子音として扱う
「tt」とか「ll」はまとめて「t」「l」として発音する
例えば「tta」は「ta」=「タ」と発音する。
韓国語みたいに「ッタ」と発音しないように注意!
| コラッタ | Rattata | ラタタ |
| マリル | Marill | マリル |
| フシギバナ | Florizarre | フロリザル |
| アサナン | Meditikka | ムディティカ |
| マンムー | Mammochon | マモチョン |
たくさんのフランス語を読んで発音に慣れよう!
ここまで理解できた人は、まさかミズゴロウのフランス語「Gobou」を「ゴボウ」って読んだりしないよね???
「Gobou」は「ゴブー」と読みます。
フランス語には「ou」=「ウー」の発音ルールがあるためです。
・・・とはいえ、一通りサーっと理解しただけでは、瞬時にフランス語の発音を導けない。
語学は理解だけでは身に付かないんです!
実際に読んだり書くという「実践」を積み重ねる必要がある。
でも、フランス語の「実践」をする簡単な方法がある。
それがポケモンをフランス語でプレイすること。
ドンドン出てくるポケモンの名前をフランス語で読んでいけば、その内に発音に慣れるハズだよ。

