倉頡輸入法の取得は日本人にとっては楽。
基本的な漢字なら3日もあれば何も見ないで入力できるようになる。
そんな倉頡輸入法の初歩的な勉強方法を紹介する。
私が倉頡輸入法を勉強し始めたキッカケ
ポケモン剣盾を中国語(繁体字)でプレイしたのがキッカケ。
主人公の名前を付ける時に中国語キーボードが出てくる。
そのキーボード言語の中に「倉頡輸入法」がある
倉頡輸入法のコマンドを調べて「野獸先輩」と入力すると
「おおっ!すごい!」
と感動した。
たったそれだけの理由で、倉頡輸入法を熱心に勉強しだすようになった。
私の本業はウェールズ語なのは内緒
倉頡輸入法が勉強できるサイト
結論:中国のサイトを使え!
以下サイトで倉頡輸入法の基本を勉強するのがオススメ
このサイトの使い方
下にスクロールすると
「答案請見這裏。」
っていう文字列が見つかる。
「這裏」の文字列をクリックすると、問題の答えが表示される。
問題(=漢字) と答え(=倉頡輸入法コマンド)
に書かれている内容を考えながらノートとかにメモすればいい。
(解説の中国語は読めなくても問題無い)
倉頡輸入法の基本的な考え方
概要を理解しよう!
簡単に言えば、漢字のパーツを組み合わせて漢字を作る入力方法。
漢字の「音」は一切覚えなくていい。
例えば「胡」を「倉頡輸入法」で書き表すと?
「胡」→「十口月」
「十」と「口」で、左側に「古」の漢字を作る
あとは、右側に「月」を置くだけ。
それで「胡」の漢字が出力できちゃう。
そういう考え方で「倉頡字母(二)」の問題は全部解けてしまう。
ちょっと難しい漢字の入力方法
漢字パーツの一部を使うケース
さっきの「胡」→「十口月」みたいに、漢字パーツごと組み立てるのが一番楽。
だけどキーボードにある文字数の制限上、
漢字パーツそのもので漢字を組み立てれるケースは少ない。
実際は、漢字パーツの「一部」を使って組み立てることが多い。
その例を以下に紹介する。
「朳」→「木金」
「朳」の右側にある「八」は、
「金」の上側に乗っかっている「ヘ」みたいな部分を取ってきている。
漢字パーツが持つ意味に置き換えるケース
今度は、漢字の部品が持つ「意味」に置き換えるケースを紹介する。
「淡」→「水火火」
「淡」の左側にある三つの点は「さんずい(氵)」を表す。
「さんずい(氵)」は、小学生の国語の授業で勉強したと思う。
「池」「沢」「沖」「沈」「江」「汗」
のような「水」に関連する漢字に付くことが多い漢字の部品。
倉頡輸入法では「水」を「氵」と見なして漢字を組み立てるケースもある
漢字パーツをすっ飛ばすケース
まずは、漢字パーツをすっ飛ばさない例から紹介する。
「塋」→「火火月土」
「月」は、2つの横棒を取って「冖」と置き換えている。
では、次に漢字パーツをすっ飛ばすケースを紹介する
「骨」→「月月月」
どういう風に漢字パーツを飛ばすか?
は、ある程度法則がある。
・・・のだが、倉頡輸入法を勉強し始めた人が
いきなり「漢字パーツを飛ばす法則」を覚えても無駄。
まずはたくさんの漢字に対応する倉頡コマンドの意味を理解したほうが良い。
特に「どこの漢字パーツが省略されているのか?」を注意して探す。
そうすれば「こういう漢字の場合は、多分ココの漢字パーツを飛ばすんだな!」
と分かってくるよ!
入力コマンドごとの漢字パーツ対応表
対応表の紹介
ウィキペディア(日本語)の「倉頡輸入法」に詳しく書かれている。
最初はこの表を見ながら、漢字ごとの「倉頡字母」が持つ意味を考えるといい。
対応表の使い方
例えば
「淡」→「水火火」
の例題が出てきた場合・・・
「水」=「氵・氺・又」のどれかだから……
今回は「水」→「氵」に置き換えているのかな?
と考えながらノートとかにメモする。
それを繰り返せば、自然と対応表が頭に入ってくるよ!
その2へ続く