ウェールズ語講座その16~存在表現「~があります」

前回は、主語が三人称の例文を紹介した。

今回は三人称を使った存在表現を説明する。




前回の続き

ウェールズ語講座その15~主語を「彼女」にした文

存在表現の例文

まずは例文!

なるべく、英語の知識で理解できるウェールズ語例文を紹介する。


Mae caffe ar y stryd
マエ カフェ アル ア ストリド
その街路にカフェがあります


 

英語だと

There is a café on the street

に相当する。

Mae(マエ)=~がある

もともと、Mae「彼は~です」の意味を持つ動詞。

 

・・なのだが、

Mae+名詞+場所

の語順になると、Mae「~がある」の意味になる。

(英語だと「There is」の部分)

caffe(カフェ)=喫茶店

Mae+名詞+場所

の「名詞」の部分。

 

「~がある」の対象となるモノが「caffe」になる

ar(アル)=~の上に

英語だと「on」

y(ア)=その

英語だと「the」

stryd(ストリド)=通り、街路

場所を表す名詞。

 

ar y stryd(アル ア ストリド)

が「~がある」モノの「場所」を指すよ!




なぜこの例文を紹介したの?

所有を表す表現ができるから

「私は~を持っています」を表現する場合・・・

ウェールズ語は英語の「have」みたいな動詞が無い(らしい)

 

その代わりに、先ほど紹介した

存在表現「~があります」

で所有を表現する。

所有を表現する方法

「私は~を持っています」をウェールズ語風に言うと・・・

「~が、私と共にあります」

になる。

私はカフェを持っています

まずは、先ほどの例文!


Mae caffe ar y stryd
マエ カフェ アル ア ストリド
その街路にカフェがあります


 

次に、カフェのオーナーになったつもりで・・・


Mae caffe ‘da fi
マエ カフェ ダ ヴィ
カフェが、私と共にあります
=私はカフェを持っています


‘da(ダ)=~と共に (英語の「with」)

fi(ヴィ)=私

 

例文の詳細は、次の記事で説明する。

一気にたくさん説明されたら誰も覚えれないよね~
(語学書に対する恨み)

まとめ

3行でまとめると以下


Mae(マエ)「~があります」が表現できる。

・語順は「Mae+名詞+場所」

・上記の構文を流用して「私は~を持っています」も表せる


ウェールズ語講座その17へ続く

ウェールズ語講座その17~所有表現「~を持っています」