前回は、主語が三人称の例文を紹介した。
今回は三人称を使った存在表現を説明する。
前回の続き
存在表現の例文
まずは例文!
なるべく、英語の知識で理解できるウェールズ語例文を紹介する。
Mae caffe ar y stryd
マエ カフェ アル ア ストリド
その街路にカフェがあります
英語だと
There is a café on the street
に相当する。
Mae(マエ)=~がある
もともと、Maeは「彼は~です」の意味を持つ動詞。
・・なのだが、
Mae+名詞+場所
の語順になると、Maeは「~がある」の意味になる。
(英語だと「There is」の部分)
caffe(カフェ)=喫茶店
Mae+名詞+場所
の「名詞」の部分。
「~がある」の対象となるモノが「caffe」になる
ar(アル)=~の上に
英語だと「on」
y(ア)=その
英語だと「the」
stryd(ストリド)=通り、街路
場所を表す名詞。
ar y stryd(アル ア ストリド)
が「~がある」モノの「場所」を指すよ!
なぜこの例文を紹介したの?
所有を表す表現ができるから
「私は~を持っています」を表現する場合・・・
ウェールズ語は英語の「have」みたいな動詞が無い(らしい)
その代わりに、先ほど紹介した
存在表現「~があります」
で所有を表現する。
所有を表現する方法
「私は~を持っています」をウェールズ語風に言うと・・・
「~が、私と共にあります」
になる。
私はカフェを持っています
まずは、先ほどの例文!
Mae caffe ar y stryd
マエ カフェ アル ア ストリド
その街路にカフェがあります
次に、カフェのオーナーになったつもりで・・・
Mae caffe ‘da fi
マエ カフェ ダ ヴィ
カフェが、私と共にあります
=私はカフェを持っています
‘da(ダ)=~と共に (英語の「with」)
fi(ヴィ)=私
例文の詳細は、次の記事で説明する。
一気にたくさん説明されたら誰も覚えれないよね~
(語学書に対する恨み)
まとめ
3行でまとめると以下
・Mae(マエ)で「~があります」が表現できる。
・語順は「Mae+名詞+場所」
・上記の構文を流用して「私は~を持っています」も表せる
ウェールズ語講座その17へ続く