ウェールズ語講座その5~場所を表す表現

前回は「私は~です」を紹介した。

それと混乱しやすい文法として「場所を表す表現」がある
(ソースは私)




前回の続き

「アイ アム ハナコ」

ウェールズ語講座その4~「私は~です」の表現

「場所を表す表現」を使った例文

私はバスの上に居る

「私は~に居る」の例文を紹介する


Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)


Rydw(ラドゥ)=私は~です

「その4」で紹介した時は「ydw(アドゥ)」だった。
今回はrydw(ラドゥ)」になっている。

「r」があるか無いかだけの違い。
どちらも同じ「私は~です」意味になる。

 

rydw(ラドゥ)」は、「ydw(アドゥ)」の先頭に「r」をくっつけて
「肯定」の意味であることをハッキリ表しているだけ。

まるで膠着語(こうちゃくご)みたいだなぁ・・・

i(イ)=私

「その4」で紹介したので、説明は省略。

ちなみに「~へ(英語だとto)」のケースもあるので注意!

ar(アル)=~の上に

英語だと「on」

あるモノが、何かの上に存在する事を示す時に使う前置詞。
そこら辺の考え方は、英語もウェールズ語も同じですな。

y(ア)=その

英語だと「the」
「冠詞」とかのアレ

「y(ア)」の後に付いたモノが、世界で1つしか存在しない事を示す。

bws(ブゥス)=バス

英語の「bus」をウェールズ語で「bws」って書くんやで!
(自慢)




文法的に説明してみる

V→S→場所

「私は~に居る」のように場所を表す場合
以下の語順が基本になる。

動詞(V)→主語(S)→場所

「場所」を表す単語の前に「前置詞」が必要

以下はダメな例文らしい。
(多分)


×:Rydw i y bws
ラドゥ イ ア ブゥス


Rydw(私は~です)は目的語(O)を取れない動詞(V)

だから、主語(S)(=i)の後に「場所を表す単語(=y bws)」だけを置いちゃダメ!
※動詞(V)が目的語(O)を伴う場合はOK!

 

「場所を表す単語(=y bws)」の前に「前置詞(=ar)」を付ける必要がある。
その結果が以下


Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)


英語と比べてみる

場所を表す表現の場合、英語とほぼ同じ語順になる。


ウェールズ語
Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
動詞(V)→主語(S)→(前置詞)→場所

英語
I am on the bus
主語(S)→動詞(V)→(前置詞)→場所


違いは、動詞(V)と主語(S)の順番だけ。
ウェールズ語の場合、「Am I on the bus」の語順で場所を表現する。

まとめ

・場所を表す時の語順は「動詞(V)→主語(S)→(前置詞)→場所」


Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)


 

・場所を表す単語の前に前置詞が必要

動詞(V)と主語(S)の語順だけが英語と逆になる

ウェールズ語講座その6へ続く

ウェールズ語講座その6~動詞を使った文