前回は「私は~です」を紹介した。
それと混乱しやすい文法として「場所を表す表現」がある
(ソースは私)
前回の続き
「アイ アム ハナコ」
「場所を表す表現」を使った例文
私はバスの上に居る
「私は~に居る」の例文を紹介する
Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)
Rydw(ラドゥ)=私は~です
「その4」で紹介した時は「ydw(アドゥ)」だった。
今回は「rydw(ラドゥ)」になっている。
「r」があるか無いかだけの違い。
どちらも同じ「私は~です」意味になる。
「rydw(ラドゥ)」は、「ydw(アドゥ)」の先頭に「r」をくっつけて
「肯定」の意味であることをハッキリ表しているだけ。
まるで膠着語(こうちゃくご)みたいだなぁ・・・
i(イ)=私
「その4」で紹介したので、説明は省略。
ちなみに「~へ(英語だとto)」のケースもあるので注意!
ar(アル)=~の上に
英語だと「on」
あるモノが、何かの上に存在する事を示す時に使う前置詞。
そこら辺の考え方は、英語もウェールズ語も同じですな。
y(ア)=その
英語だと「the」
「冠詞」とかのアレ
「y(ア)」の後に付いたモノが、世界で1つしか存在しない事を示す。
bws(ブゥス)=バス
英語の「bus」をウェールズ語で「bws」って書くんやで!
(自慢)
文法的に説明してみる
V→S→場所
「私は~に居る」のように場所を表す場合
以下の語順が基本になる。
動詞(V)→主語(S)→場所
「場所」を表す単語の前に「前置詞」が必要
以下はダメな例文らしい。
(多分)
×:Rydw i y bws
ラドゥ イ ア ブゥス
Rydw(私は~です)は目的語(O)を取れない動詞(V)
だから、主語(S)(=i)の後に「場所を表す単語(=y bws)」だけを置いちゃダメ!
※動詞(V)が目的語(O)を伴う場合はOK!
「場所を表す単語(=y bws)」の前に「前置詞(=ar)」を付ける必要がある。
その結果が以下
Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)
英語と比べてみる
場所を表す表現の場合、英語とほぼ同じ語順になる。
ウェールズ語
Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
動詞(V)→主語(S)→(前置詞)→場所
英語
I am on the bus
主語(S)→動詞(V)→(前置詞)→場所
違いは、動詞(V)と主語(S)の順番だけ。
ウェールズ語の場合、「Am I on the bus」の語順で場所を表現する。
まとめ
・場所を表す時の語順は「動詞(V)→主語(S)→(前置詞)→場所」
Rydw i ar y bws
ラドゥ イ アル ア ブゥス
私はバスの上に居る(=バスに乗っている)
・場所を表す単語の前に前置詞が必要
・動詞(V)と主語(S)の語順だけが英語と逆になる
ウェールズ語講座その6へ続く