現時点で、いくらのお金を持っていれば完全リタイアできるか計算してみた

夏と言えばボーナス

ボーナスが支給される度に
「いくらあればリタイアできるか?」
が気になりだすので、試算してみた。

結論から言うと、(楽観的な条件の場合)現時点で完全リタイアは可能。




前回の記事

(現金が)4000万円突破

貯金額が4000万円を超えたので、いつ会社を辞めるのがベストか整理してみたゾ~

なお、現時点では4100万円(+α)
本記事は4100万円をベースに,試算してみた。

参考記事

リタイア資金の計算は「逆算の発想」も利用する

のサイトから引用すると


年金支給開始時を初期状態として、次の式がプラスになればよいのです。

資産初期値-(生活費-年金額)×年数

「最終の資金額」を既定値として与えておいて、その場合、毎年の生活費はいくら使えるのか という考え方もアリなのかな、と思います。


ワイの試算結果

引用サイトの式を流用


資産初期値-(生活費-年金額)×年数 > 0


今の貯金額でも100歳の時点でプラス

いま持っている貯金額4100万円で計算してみた。

「最も楽観的な条件」の場合、100歳の時点で520万円余る。
残額がプラスなので、今から「会社やーめた」しても生きていける。

 

「最も楽観的な条件」の詳細は以下


・障害基礎年金は死ぬまで受給

・物価上昇なし

・医療費は、死ぬまで(ほぼ)ゼロと仮定


 

後で説明する「老齢厚生年金」の受給は70歳からスタートと仮定。
(65→70歳引き上げ)

それぞれのパラメータについて、説明する。

資産初期値

今持っていると仮定する金額。

ユーザでアレコレと設定するパラメータ。
極端に言えば、1億円とか2億円と仮定してOK

いくらのお金をもっていればリタイアできるか?
の検証だから、細かい事は気にしない~

生活費

月の生活費は14万円と想定
これを12カ月で掛けると年額168万円

年金額

ワイの場合は60歳より前の時点で「障害基礎年金」を受給しているので計算が複雑になる。

「障害基礎年金」が年100万円
ちなみに「障害基礎年金」を受給している場合、リタイア後の国民年金支払いは免除される。

そもそもリタイア後は所得がゼロになるので、健常者でも免除申請できるのだが・・・

 

それとは別に、70歳から「老齢厚生年金」だけ受給できる。(70歳は仮)
「老齢基礎年金」と「障害基礎年金」は同時に受給できないからね、しょうがないね。

最新の「ねんきんネット」を見た限りでは、現時点の見込みは年額28万円
(※老齢厚生年金だけです。念のため)

年数

仮定する内容は2つ


・老齢厚生年金の受給開始は70歳 (※障害基礎年金は受給中)

・余裕をもって100歳まで生きる


 

上記の場合、


・「老齢厚生年金」無しの期間:(70-35)=35年

・「老齢厚生年金」有りの期間:(100-70)=30年


確認の計算

計算が間違っていないかチェックした。
そのための 右手 確認計算


to70 =70歳まで
aft70 =70歳以降


 

確認計算したところ、100歳まで生きるために自分で用意する金額は3580万円
今は4100万円あるので、余裕でプラスになる。

 

な~んだ、つまんないー




条件を酷くしてみた

最も楽観的な条件

繰り返しになるけど、先ほどのシミュレーションは以下条件で計算している。


・障害基礎年金は死ぬまで受給

・物価上昇なし

・医療費は、死ぬまで(ほぼ)ゼロと仮定


物価上昇率を考慮してみる

現時点(2025年、35歳)の時点での生活費は年額168万円とする(月14万)
これでも生活費は月2~3万円の余裕を見ている。

 

この年額168万円から、1年ごとに生活費が上がる状況を仮定する
(要するに、物価上昇)

生活費が年ごとに1%, 2%, 3% 上がった場合でシミュレーションしてみた。

 

生活費が年ごとに 1% 増え続くだけで、マイナスになる。(-3837万円)
4000万円足りないっす~

参考までに、99歳時点での生活費(年)は317万円
35歳の2倍近くの出費になる。

 

ちなみに物価上昇に伴う、年金額の上昇は考慮していない。
そこまで考えだすと複雑になるから・・・(震え声

生活費が年1%上がる場合、必要な金額

初期資産が8000万円で、やっとプラス
残り3900万円稼ぐ必要がある。

ワイの場合、あと10年くらい働く必要がありますねぇ~(ゲス顔

 

実際は厚生年金の積み立て期間が延びるし、年金受給までの期間が短くなるので
体感としては8~9年働けばOKかな?(すっとぼけ

他の条件は変えないの?

他の2条件はそのままにした。


・障害基礎年金は死ぬまで受給 (そのまま)

・物価上昇なし →年1%増えるだけででマイナス

・医療費は、死ぬまで(ほぼ)ゼロと仮定 (そのまま)


 

障害基礎年金が廃止する場合、生活保護の受給条件緩和やベージックインカムに移行すると予想している。
なので死ぬまで受給できると仮定した。

 

ワイが歳を取った時の医療費は、35歳の時とほぼ同じと予想している。

別に長生きしたい訳じゃないので、体調が悪くても病院に行かない派
ただし、定期的な歯科検診の為に歯医者だけは行っている。(年に2回、医療費1万円未満)

ワイの食事は、自然と「糖質制限」になっているので、将来の病気リスクは低いと考えている。
35歳の時点で持病は無いからね、ま、多少はね。

万が一、病気が苦痛で病院に通うことになった場合でも自己負担は1割で済む。
(障害者、かつ、所得制限を満たす場合)

 

物価上昇だけはどーにもならないので、コレだけ考慮してシミュレーションした。

予備費をいくら積むか?

前にやったシミュレーションの場合、あと2~10年

貯金額が4000万円を超えたので、いつ会社を辞めるのがベストか整理してみたゾ~


・最善ケースの場合、あと2年働く

・最悪ケースの場合、あと10年働く+生活費を10万円に抑える


退職金はアテにしてはいけない(戒め

色々と心配してもキリが無いので


・予備費の為に、最低でもあと2~3年は働く

・あと10年働けば、安全圏

・年ごとに上昇する生活費を見ながら、リタイアするタイミングを見極める


現実的に考えると、これしか無いと思うんですけど(名推理

お金の不安を消す

本記事で試算した結果、今リタイアしても最低限生きていける事は分かった。
これだけでもお金の不安はグーっと減る。

あとは予備費を稼ぐ段階。

物価上昇の影響で、生活費が年に1%増える場合、あと10年分の労働が必要。
生活費を減らす余地はたくさんあるので残り10年働かなくてもいいかも?

 

未来の事は分からないから、考えるだけ無駄

 

ワイのお金の不安は、新入社員時の入社時点と比較してかなり小さくなっている。
あとは「今」を生きつつ、お金を稼いでおく。

時々、完全リタイアできるタイミングをチェックしていこう(提案