根室駅→佐世保駅の乗車券を買うときの注意点~経由に気を付けろ!

私は、実際に日本横断する乗車券を買った経験がある。
その時に気付いたことを整理した。




根室駅→佐世保駅の乗車券って何?

そもそも根室駅や佐世保駅って、どこ?

駅メモのついでに根室駅→佐世保駅による日本横断もやってみた

どんなキップなの?

以下のような感じ。

上記の切符があれば、電車で日本横断できる
(特急券も必要だけど)

みどりの窓口に行かないと買えない

「みどりの窓口」って何?

JRの切符を買える有人窓口
クレカで決済が可能。

なお、みどりの窓口の数が減らされている模様

 

みどりの窓口 画像検索

ネットでは買えないの?

結論:買えない

 

ネットで買えるキップは、あくまでも新幹線がメイン
乗車券になると、JR会社ごとの範囲内でしか買えない(と思う)


・JR北海道
・JR東日本
・JR東海
・JR西日本
・JR四国
・JR九州


 

根室→佐世保
のような乗車券は、JR各社をまたぐので買えない。

自動券売機で買えないの?

JRの大きな駅に、自分で切符を買える機械がある。
「指定席券売機」とか「みどりの券売機」って言うんですけどね。

 

で、試しに「みどりの券売機」で根室→佐世保の切符を買おうとしたんだけど・・・

出発駅を「根室」にした場合、到着駅に「佐世保」は出ない!
「函館」なら出てくる。

 

出発駅を色々と変更しながら試してみた。


青森→佐世保も無理!
小倉→佐世保なら買えるぞ!


 

色々ポチポチした結果、JR各社の範囲内でしか買えないのかなー?
って気づいた。

「みどりの券売機」なのに・・・

という訳で、みどりの窓口に行きましょう

最近はみどりの窓口の数が減らされているし、営業時間も短縮されている
(JR東日本の場合)

社会人にとってはみどりの窓口に行く難易度がアップ

 

でも、根室→佐世保の乗車券はみどりの窓口でしか買えないんで、行くしかない。

 

みどりの窓口の場所とか営業時間は、ネットで
「みどりの窓口 時間」
って検索してgoogleマップを見ればすぐに分かる。




乗車券の経由を事前に決めておく

乗車券の「経由」って何?

JRの乗車券の場合、「経由」が明示されている。

 

以下の赤枠根室→佐世保「経由」

 

上記の乗車券に書いてある「経由」を書き並べると以下になる

 


根室線 (ねむろ)
石勝線 (せきしょう)
室蘭線 (むろらん)
函館線 (はこだて)
新函館北斗 (しんはこだてほくと)
[新幹線]
新青森 (しんあおもり)
[新幹線]
東京 (とうきょう)
[新幹線]
博多 (はかた)
鹿児島線 (かごしま)
長崎線 (ながさき)
佐世保線 (させぼ)


 

上記の路線を使って、根室駅から佐世保駅まで行きますよ~
を意味している。

根室→佐世保の経由は2通りある

あくまでも「迂回しない」経由ね!
根室駅から、まっすぐ佐世保駅に行く場合の経由は2通りが考えられる。

 

JR北海道の部分で、経由が異なる。

経由その1

私の場合ね!


根室線 (ねむろ)
石勝線 (せきしょう)
室蘭線 (むろらん)
函館線 (はこだて)
新函館北斗 (しんはこだてほくと)
・・・省略・・・


 

電車ルートは以下になる

経由その2


根室線 (ねむろ)
石勝線 (せきしょう)
千歳線 (ちとせ)  ←ココが追加!
室蘭線 (むろらん)
函館線 (はこだて)
新函館北斗 (しんはこだてほくと)
・・・省略・・・


 

電車ルートは以下になる

どっちかの経由を1つ決める必要がある

1つの乗車券に、2パターンの経由を含める事は出来ない。

 

もし2つの経由の乗車券が欲しい場合・・・
経由その1とその2で別々に乗車券を買う必要がある!

それだと、お金の無駄だよね?

 

だから経由はどっちか1つに決めておく必要がある。

2つの経由の違い

何が違うの?

千歳線 (ちとせせん)を経由するかどうか?
の違い。

路線を色分けしてみた

以下3つの路線に色を付けてみた


・石勝線 (せきしょう)→オレンジ色
・室蘭線 (むろらん)→青色
・千歳線 (ちとせせん)→緑色


 

 

もっと分かりやすいように、パワポでまとめた。

 

経由その1(千歳線を通らないケース)


根室線 (ねむろ)
石勝線 (せきしょう)
室蘭線 (むろらん)
函館線 (はこだて)
新函館北斗 (しんはこだてほくと)
・・・省略・・・


 

 

石勝線を通ると、途中で追分(おいわけ)駅にぶつかる。
この駅で、室蘭線に切り替わる。

あとは、苫小牧(とまこまい)駅を通過して函館方面へ向かうケース

経由その2(千歳線を通るケース)


根室線 (ねむろ)
石勝線 (せきしょう)
千歳線 (ちとせ)  ←ココが追加!
室蘭線 (むろらん)
函館線 (はこだて)
新函館北斗 (しんはこだてほくと)
・・・省略・・・


 

 

こちらは、追分駅を通過してそのまま南千歳(みなみちとせ)駅まで向かう。
この駅で千歳線に切り替わる。

次に、千歳線を通って苫小牧駅に向かう

苫小牧駅に着いたら、今度は室蘭線に切り替わる。

 

あとはケース1と同様に、函館方面へ向かう。

乗車券の経由に無いルートを通ると不正乗車になる

「経由その1」は追分→(室蘭線)→苫小牧のルート

「経由その2」は追分→南千歳→苫小牧のルート

 

「経由その1」の乗車券だと、南千歳駅で途中下車はできない!
別途、追分~南千歳間の運賃を払う必要がある。

 

南千歳駅で途中下車しない場合でも注意!
「経由その1」の乗車券で「経由その2」のルートを通って苫小牧駅に行くと不正乗車になる。

乗車券と違うルートを通ってしまった場合、駅員さんに申告して運賃の精算をする必要がある。

で、どっちの経由が良いの?

乗り鉄の計画による

旅行計画を立てやすいのは「経由その2」

 

何故かと言うと「経由その1」の方が使いづらいから!

 


・乗り換え回数が増える
・普通電車の本数が少ない(一日8本だけ)


 

実際に「経由その1」「経由その2」
どっちにするのかは、Yahoo路線の検索結果とか時刻表から最終的に判断して♡

なぜ私は、使いづらい「経由その1」を選んだのか?

本数が少ない路線を優先して乗りたいから。

駅メモの遠征計画を立てる前に時刻表で路線の知識を付けよう!

「経由その2」で通る千歳線は、札幌駅から函館駅まで特急1本で行ける。
本数も多い。

北海道移動の「ついで」に乗れちゃう
つまり難易度の低い路線

 

一方、「経由その1」はあらかじめ「乗るぞ!」って決めておかないと乗れない路線

例えば追分駅の9:59発を逃したら、次は13:34発しかない。
一日8本しか無いので・・・

 

なので、私はあえて「経由その1」で根室→佐世保の乗車券を買った。

欲しい乗車券を事前に紙に書いておく

なぜ、事前に紙に書いておく必要があるの?

根室→佐世保の乗車券は複雑なので、みどりの窓口の人が困る!

 

あと紙に書いておかないと、自分が欲しかったのとは違う乗車券が発行される可能がある。


・経由が微妙に異なる
・出発の日付が違う


 

「経由が微妙に異なる」トラブルは、実際に私もあった。

なので複雑な乗車券を買うときは、前もって経由を正確に紙に書いてください!
オナシャス

私の場合は、以下のように紙に書いた

以下のように書けば、窓口の人に伝わる。


根室(ねむろ)→佐世保(させぼ) ←※駅名のフリガナも書く
5/4発
1人
片道乗車券
経由: (略)


経由の書き方

私は「経由その1」で根室→佐世保の乗車券が欲しいので、以下のように書いた。


根室
★根室線
新得
★石勝線
追分
★室蘭線 (静狩方面)
長万部
★函館線
新函館北斗
★[新幹線]
新青森
★[新幹線]
東京
★[新幹線]
博多
★鹿児島線
鳥栖
★長崎線
江北
★佐世保線
佐世保


 

経由を書くときは、

駅名→★路線名→駅名→★路線名→・・・→駅名

のように書くと、みどりの窓口の人にスムーズに伝わる(と思う)

室蘭線の右にある (静狩方面)って何?

説明が複雑になるので、本記事では説明しない。

どーしても知りたい兄貴は
「特殊経由線 静狩」
でggって、どうぞ

以下サイトが参考になるけど、あまりにもマニアックすぎて一般人には分からないと思う。

特殊経由線

経由は図示した方が良い

何故かと言うと、根室→佐世保は経由数が多すぎィ!
で、みどりの窓口の人が困るから。(2回目)

 

私の場合、以下のような図を書いて窓口の人に見せた。

 

根室→佐世保の乗車券を「経由その1」で買いたい場合、
上記の図をスマホに表示させてみどりの窓口の人に見せれば伝わると思う

※「経由その2」の千歳線を通るルートではないので注意!

発行にどれくらい時間がかかるの?

5~10分くらいかかった

複雑なキップとしては早い方。

私は、いつも複雑な経由の乗車券をみどりの窓口で発行してもらうんだけど、
10~15分くらいかかるかな?

 

根室→佐世保で、経由を迂回しないルートだと
おそらくみどりの窓口にある機械で


出発を「根室」
到着を「佐世保」


にして経由を自動検索すると、乗車券一覧が出てくるのだと思う。
指定席券売機でもそういう仕様にしてほしい・・・

 

あとは、自分が書いた経由と一致するのはどれか選んでいた。

なので、あっさり発行できたのだと思う。

乗車券の経由数はギリギリ

根室→佐世保、「経由その1」の場合はなんとかマルス券に収まっている。
マルス券っていうのは、以下のような堅い水色の切符ね!

 

で、マルス券に登録できる経由数の上限16個までらしい。

 

「経由その1」の場合、
「室蘭・函館・新函館北斗・新幹線・新青森」辺りの経由が内部処理で圧縮されるため、経由数が16個以下になってマルス券に収まったのだと思う

経由を少しでも迂回したら、発行に時間がかかる

欲張って経由を少しでも迂回すると、たぶん「紙の乗車券」になる
「紙の乗車券」っていうのは、以下のようなイメージ

最長片道切符

「紙の乗車券」は発行に時間が掛かる!
1~3週間後にまたみどりの窓口に行く必要がある。

 

それが面倒くさいので、私は経由数が16個以内に収まるような乗車券を買うようにしている。

まとめ

根室→佐世保の乗車券を買うときの注意点

3行でまとめると


・みどりの窓口でしか買えない

・事前に経由を決めておく

・欲しい乗車券を事前に紙に書いておく


複雑なキップを買うのに時間がかかるので

みどりの窓口が混んでいない時間帯に行った方がいい

でもJR東日本はみどりの窓口を減らしているから・・・

 

以下のみどりの窓口であれば、後ろの人の列を気にせずに切符を買えると思う


・東京駅のような大きな駅に行く

・窓口が2つ以上空いている

・早朝 or 夜21:00以降に行く


 

乗車券を買うまでが面倒だけど・・・
実際に根室→佐世保の切符を買うのは、楽しいYO!
(普通なら絶対にやらない事なので)