アラビア語で理解しにくいアルファベットが6個ある。
そのアルファベットの読み方を紹介する。
すでに紹介した22個のアルファベット
本記事では、上記の内容くらい分かっているよね?を前提に説明する。
残り6個のアルファベットの特徴
今まで紹介した22個のアルファベットの「語中形」は、ず~っと線でつなぐことができる。
だけど、残り6個の「語中形」はずっと線でつなぐことができない。
線を区切ってしまうアルファベットだと考えて良い。
変わり者アルファベットの読み方(語中形)
W(ワ)
変わり者アルファベット(語中形)を緑色で示した。
上のアラビア語の発音は「BA WA(バワ)」になる。
(※アラビア語のWは「ヴァ」と読まない)
Bから線をつないでWまでつながっているけど・・・
Wの後ろ(左側)の線が消えているぞ!
念のために言うと、Wは「語尾形」ではなく、「語中形」ですからね!
R(ラ)
Wの丸い箇所を消せばRになる。
読み方は「BA RA(バラ)」です。
Z(ザ)
Rの上に点を一個つければZに変わる。
読み方は「BA ZA(バザ)」
D(ダ)
水平線の上に左斜めの線を引けばDになる。
読み方は「BA DA(バダ)」
H.(はぁ~)と混乱しないでね!
上の読み方は「H.A DA(はぁ~ダ)」
H.(はぁ~)は、後ろにも線が続く。
だけどDは後ろの線が途切れるぞ!
DH(ザ)
Dの上に点を一個だけ付ければDH(ザ)になる。
DHは「ダハ」ではなくて・・・
英語「this」の「th(ザ)」の音です。
読み方は「BA DHA(バザ)」です。
KH(がぁ~)と混合しないでね!
上の読み方は「KHA DHA(がぁ~ザ)」
KH(がぁ~)の後ろにも線が来るけど・・・
DHは後ろの線が途切れますよ
音なし
最後のアルファベットは「音なし」です。
前に紹介した「’」(のどから絞り出す音)のようなモノは無い!
なので、上の読み方は「BA A(バア)」になる。
練習問題
次のアラビア語(語中形のみ)を読んでみて、どうぞ。
問題1
問題2
問題3
アラビア文字は線を曲げて書くことも可能。
それを利用した芸術もあります。
問題4
文字と文字の間の線を長く伸ばす事もできるぞ!
こたえ
問題1「H.U LI D(ふぅ~リド)」
問題2「SU K NA ZI(スクナズィ)」
問題3「MA .I WU(マイウ)」
問題4「T. I(トイ)」
これでアラビア語のアルファベット「語中形」の学習は終わり。
まだ「語頭形」と「語尾形」、「独立形」もあるぞ・・・
更に、他の文字もあるぞ・・・
なお、テニヌの108式までは無いから安心して!