ワイは(健常者から見て)聴覚障害者であると分類されている。
障害者手帳を持っているからね、しょうがないね。
だけど、聴覚障害者なりに良い事もあるゾ~
建前抜きで、ぶっちゃけ本音を語ってみた
前に書いた記事
以下を読んで、どうぞ
健常者≠健聴者
本記事では
健聴者(けんちょうしゃ)
っていう、一般的ではない用語を使う
健常者(けんじょうしゃ)と漢字が似ているので、紛らわしい・・・
健聴者(けんちょうしゃ)=聴覚に障害が無い人
聴覚は正常で、他の障害がある人でも
(聴覚障害者から見ると)「健聴者」と区別している
たとえ全盲でも、耳が聞こえる人は「健聴者」ね!
ワイの障害と年金スペック
3行でまとめると?
・感音性難聴、両耳100[db]
・身体障害者手帳の等級は2級
・障害基礎年金の等級は1級
「何が何だが わからない‥‥‥‥‥‥」
ってなる健常者兄貴が全国に114514人居るので、詳しく説明するゾ~
「聴覚障害者」と言っても、色々ある
ワイの素人ガバガバ知識だと、大まかに2つに分かれる
・伝音性難聴(耳小骨あたりに異変)
・感音性難聴(うずまき管あたりに異常)
上記2つは、聴力検査の結果グラフの形から判断できる。
「伝音性難聴」の場合、治療で回復できる可能がある。
耳小骨とか鼓膜のような、音を伝える器官を治せば音が伝わるので。
一方、「感音性難聴」は耳の神経に関わる器官。
なので、現在の医学技術では治療が難しい(らしい)
ワイは、生まれつきの「感音性難聴」で、今の医学技術では治療は無理っす!
また健聴者でも、生きている途中で耳が聞こえなくなる事がある
こういうのを「中途失聴」って呼ぶ。
ワイは「中途失聴」ではない聴覚障害者と言えるね。
身体障害者手帳の等級
障害者手帳と言っても、色々な種類がある
精神障害を持っている人は、それ専用の手帳がある
正確には「精神障害者保健福祉手帳」って呼ぶらしい(長すぎィ!)
で、聴覚障害者の場合は「身体障害者手帳」がもらえる。
SuicaとかPasmoみたいなカードよりも一回り大きくて、薄いメモ帳みたいなもの。
手帳を作った都道府県によって身体障害者手帳の色が違う。
その身体障害者手帳には、障害の等級が書かれている。
ワイの場合は両耳100[db]なので、手帳上では障害2級になる。
ちなみに、聾唖(ろうあ)であれば手帳上では障害1級になる。
※聾唖=簡単に言うと、聴覚障害+言語障害を同時に持つ人
障害基礎年金の等級
先ほどの「身体障害者手帳」と区別しないと、ややこしくなる。
「障害基礎年金」は、「身体障害者手帳」が無くても受給できる
(↑そこ重要)
「障害基礎年金」の用語をよーく見ると
「障害“者”」
のキーワードは、一言も書いてないんだよなぁ~
当たり前だよなぁ?
「障害基礎年金」は、一時的に障害の状態であればもらえる
(障害者にならないと受給できないとは言ってない)
その「障害基礎年金」は、ワイの場合は両耳100[db]なので1級になる。
「身体障害者手帳」は2級だけど「障害基礎年金」は1級とか、これもうわかんねぇな
聴覚障害者になって良かった事
3行で書くと?
・どの場所でも、大抵は静か
・公共の施設は割引になる事が多い
・障害基礎年金、強すぎィ!
それぞれ、本音で詳しく説明するアルね
どの場所でも、大抵は静か
聴覚障害者とは言っても色々レベルはあるのだが・・・
両耳100[db]だと、健聴者が日常で聞く音の 99.114514% が聞こえないレベル
振動なしで、近くの電車の音を聞き分ける事すら出来ないのが100[db]
※健聴者の聴力レベルは、両耳20[db]以下
救急車がファンファンってなる音は、自分から2~3メートルくらいまで接近すれば聞こえるかな~?って言うレベル。
救急車が通り過ぎた瞬間の、音のドップラー効果は実感できる(気がする)
あとは、空港の近くで飛行機が飛ぶ音も聞こえる。
ワイが日常的に聞く音は、それだけ。
他の音は一切聞こえないっす。
言い換えると、ワイが生きている99.114514%の時間は「静か」なんですよね~
ワイはマンションの個室に住んでいるけど、隣人からの音が聞こえた経験は一度も無い。
旅行とかでホテルに泊まる時も、隣の部屋から音が聞こえたことは一度も無い。
健聴者だと、隣の人の音がうるさくてトラブルになるらしい・・・
ワイはどんな部屋でも完全防音スペックを持った個室と同じ感覚で過ごせるので、音のストレスは無い。
逆に、ワイが部屋の中で大きな音を出さないように気を遣う必要はあるけど。
(隣人との音トラブルN敗)
図書館とか職場などの公共施設であっても、人がたくさん居ても音は一切聞こえない。
たまに子供がバタバタ走る「足音」は振動で感じるけど・・・
うるせぇよ!
って感じるのは、それくらい。
嫌だったら、ギャーギャー騒ぐ子供から離れればいいので・・・
両耳100[db]の人は、どこでも「静か」な場所を確保できるのがメリット
(作業に集中できるとは言ってない)
公共の施設は割引になる事が多い
「身体障害者手帳」が2級の場合で話すゾ~
(障害年金の障害レベルとは関係ありません。念のため)
「身体障害者手帳」を見せれば、公共機関にかかる値段が半額、もしくは無料になる事が多い。
市営や県営のバスを使う場合、大抵は半額になる。
「こども」かつ「身体障害者手帳」の場合は四分の一(切り捨て)の運賃でバスに乗れたなぁ~
電車のJRを一人で使う場合、片道100キロ以上であれば普通乗車券が半額になる
(※特急券は半額にならない)
極端に言うと、北海道の根室から長崎県の佐世保まで2800キロもある乗車券も半額になる
↓が、実際にワイが買って日本横断した乗車券
(28000円→14000円)
飛行機のJALやANAは、運賃が1~2割引きくらいになる
だけど3か月以上前のウルトラ先得を買った方が安いんで、飛行機の障害割引は使う事がほとんど無い。
(LCCは障害割引なんて)ないです
山を登るロープウェイとか、公立の美術館とかの入場料も半額になる。
ある水族館は無料で入れた。
沖縄の首里城に入る時も、「身体障害者手帳」を見せたら無料で入れた。
医療費は、所得制限に引っかからなければ3割→1割負担になる
ただし、「身体障害者手帳」を見せれば自動で1割負担~
ではなく面倒な手続きをする必要がある。
東京都の場合は「障害者受給証」という紙を発行してもらって、それを保険証と一緒に病院の窓口に出す。
そうすれば1割の料金で治療を受けれる(※現金払い)
・・・とまぁ、「身体障害者手帳」があれば公共施設で割引になる。
だけど、なんでもかんでも割引になる訳じゃない。
鉄道会社によっては「介護者1名付き」でないと半額にならないケースもある。
「介護者2名付き」で無いと半額にならない鉄道会社もある
(例:千葉県にある小湊鉄道)
ワイは「介護者無し」で1人で行動できる障害者なので「介護者1名付き」が条件だと割引はできない。
だから、近くのテキトーな健常者をつかまえて
「ワイの介護者の役、オナシャス!運賃が半額になるから!」
ってお願いすれば、理論上は割引できちゃう
でも、ワイはやらんけど
また公共機関ではなく「個人の企業」の場合は、割引にならないことが多い。
例えば、愛知県の豊橋鉄道に属する路面電車は「身体障害者手帳」を見せても割引はできなかった
(東京メトロとかも、1人での障害割引は)ないです
でも都営地下鉄は「精神障害者保健福祉手帳」があれば無料とか、これもうわかんねぇな
そこらへんは、利用する施設のHPを確認する必要がある。
でも、HPの説明内容、難しすぎィ!
なので実際に現地に行って窓口の人とか運転手に聞いた方が早い。
障害基礎年金、強すぎィ!
「障害厚生年金」もあるけど、ワイはもらっていないので「障害基礎年金」だけ語る事にする。
で、「障害基礎年金」が1級だと、健常者が65歳以上になってやっともらえる「老齢基礎年金」の1.25倍の金額になる
2024年度だと「老齢基礎年金」は年額80万円くらいなので・・・
「障害基礎年金」1級は
年額80万円×1.25 = 100万円 くらいになる。
ワイの場合、2か月に1回、銀行に17万円くらい振り込まれている
これが、死ぬまで一生続く(年金のルールが変わらない限り)
また「老齢基礎年金」は所得税の対象になるけど「障害基礎年金」は非課税
しかも「障害基礎年金」は物価ベースに従って上昇するというオマケつき。
ただし障害基礎年金にも欠点はあってだな~
ワイは生まれつき障害を持っているので、所得制限がかかる。
独身の場合、所得370万円を超えると半額支給
470万円以上で支給停止になる。
所得470万円を超えると損するんだよなぁ~
なぜならば、「障害基礎年金」はもらえないのに「厚生年金」は払わないといけないから。
厚生年金に含まれている「老齢基礎年金」は65歳を超えても受給不可だからね、しょうがないね
(「障害基礎年金」と「老齢基礎年金」は同時に受給できない)
所得470万円を超えちゃうと、逆に月17000円を捨てるようなもの
(将来貰える年金に加算されない)
ワイは、そろそろ所得370万円を超えて半額に減らされそうだよ・・・
やべぇよ・・・やべぇよ・・・
・・・とまぁ障害基礎年金の欠点を語ったのだが、
そもそも所得470万円以上のハードルが高すぎィ!(年収650~700万以上?)
障害者は、健常者よりも年収が低くなる傾向になるので所得制限については、あまり気にしなくてもいいんじゃないかな?(適当
万が一、所得470万円を超えて支給停止になったとしても、仕事を辞めたりとか仕事量を減らして所得を370万円未満に調整すれば、その次の年から再び全額もらえるようになるというガバガバ仕様
やっぱ・・・国の・・・障害基礎年金を…最高やな!
ついでに税金もちょっとだけ減る
会社で働いて給料をもらう時、「所得税」という名のショバ代が引かれるよね?
でも、健常者のシャイであっても「所得税」が控除される。
要するに「サラリーマン控除」
それに加えて障害者は追加で「所得税」が少しだけ安くなる。
「障害者控除」って言うんですけどね。
基本は27万円が「所得税」の計算式から引かれる
(※所得税が27万円安くなる訳では無いです。念のため)
ワイの場合は「特別障害者」に分類されるので「所得税」は40万円が控除される
40万円控除と言っても、実際に安くなった税金は2~3万円かなぁ~?(呆れ
まぁ、こんな風に税金がちょこっとだけ減るのも障害者のメリット。
他にも「障害者」ならでの裏技もある
ゆうちょ銀行の場合、「ニュー福祉定期貯金」という定期預金がある。
300万円までを1年預けると利息が出るよ!
だけど、その利息は非課税ね!(普通は2割が引かれる)
って言う、障害者限定の制度
正確には「障害基礎年金」を受給している人
障害者手帳が無くても利用可能かどうかは知らんけど。
他にも探せば、「障害者」だけの特典が色々と見つかるかもしれない。
ワイは探さないけど。
その他、聴覚障害者で良かった事
2つ挙げるとすれば
・健聴者と口論にならない
・音の認知について客観的に体験できる
詳細を説明するゾ~
健聴者と口論にならない
年寄りの健聴者って、話が長いんだよなぁ~
校長とか社長、上司の話って、なんで長いんでしょうねぇ~(呆れ
耳が聞こえて、自分の口から発する音声が手軽に他の人に伝わってしまうからじゃないかな?(適当
その手軽さは便利なんだけど、それが仇になって逆に他の人を不快にさせてしまう事もある。
権力のある健聴者は、自分の言ったことが他の人は聞いてくれる(と思い込んでいる)
それが快感で、相手にわからせようとドンドン話してしまう。
ハイ、話が長いだけのウザい老人の出来上がり!
だけど聴覚障害者はそうではない
聴覚障害者同士でなら、話の長い人は居る
だけど聴覚障害者が健聴者の世界と交わるとどうなるかな?
相手は手話なんて分からないし、自分の発音はなかなか相手に伝わらない。
かといって、筆談やチャットは面倒。
そういう不便さがあって、健聴者とのコミュニケーションを避けがち。
ワイです。
逆に言うと、健聴者と口論でのケンカにはならないんだよね
ワイは健聴者と口論できる土俵すら立てない。
だから、お店で良く居るクレーマーみたいな事もできない
自分の発音は悪いから、相手に伝える事すらエネルギーを要するからね、しょうがないね。
と言うわけで、健聴者から見たら聴覚障害者は(音声上では反論しないので)
素直でおとなしい人のように勘違いしてくれる。
時には、健聴者から可愛がられることもあった。
やっぱり、自分からグドグドと長く話すよりも反論せずに素直に相手の話を聞いた方がいいんやな~
口論が難しいっていうのは、逆に言うと相手から素直な人だと思い込んでくれる。
やっぱ、聴覚障害者はトクやな!
音の認知について客観的に体験できる
先ほども説明したけど、ワイの聴力レベルは両耳100[db]
救急車が、自分から2~3メートルくらいまで近づけば「ファンファン」の音が聞こえるかな?っていうレベル。
そんな風に音が聞こえないんだから、聴覚障害者は外国語なんて学べないんでしょ?
って思われているかもしれない。(ワイの思い込みかも?)
だけど、ワイは日本語以外にもできる言語はたくさんありますYO
ザーッと言うと、英語、中国語、韓国語、アラビア語、ウェールズ語・・・
ウェールズ語っていうのはイギリスで言う「アイヌ語」的なポジションの言語ね!
あと、「日本語対応手話」もできますYO!(「日本手話」はできないっす)
手話は何年も使っていないけど、手話ができる人と会ったらつい手話が出てしまう程度の語学力。
まぁ、手話の事は置いといて・・・
健聴者が考える言語は、全て「音」から成る。(文字ではないよ!)
でも聴覚障害者は補聴器を付けない限り音は聞こえない
仮に補聴器を付けたとしても、ハッキリした音声が聞こえる訳ではないので、健聴者と同じように音を聴くのは無理ゲー
ワイは補聴器を付けていないので、「音が無い」状態で外国語を学んでいる。
買った語学書に付いている音声CDは即、捨てているwww
でも、英語とか中国語ができるんだよね。(語学力がどれ位かは置いといて)
ワイは耳が聞こえないのに、音声言語を学べるのはなんでだろうなぁ~?
と疑問に思ったことがある。
それを考えるキッカケになったのが↓の本
(もしかしたら、別の似た本かもしれない)
こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~ (著:養老孟司)
音は、耳から聞く
世間一般ではそう思われている。
だけど、実際に音を聞いているのは脳
耳は、音をキャッチする装置に過ぎない。
「耳だけ」あっても音を認識できないよね?
耳が捉えた「音」という振動を、神経細胞を通して脳に伝わる。
脳の中で「これは“あ”の音だ!」と総合的に判断できれば「聞こえる」ってなるらしい。
ワイは耳が聞こえないけど、それはあくまでも外部からの音をキャッチできないだけ
音そのものを認知する脳の神経細胞は異変を起こしていない(と思われる)
周りか静かでもワイの頭の中は絶えずに音が聞こえている
頭の中で考えた内容が、そのまま音として頭の中を巡っているって言う感じ
だから耳が聞こえなくても外国語は学べます!
外部からの音を聞かなくても、頭の中で音を出せば聞こえるので。
健聴者だと、常に外部の音が耳でキャッチしてしまうから
「頭の中だけで音を出す」
事が実感しにくいと思う。
(これも、ワイの思い込みかな?)
「音は耳で聞くモノ」という認知バイアスにかかっているから、
「外国語は音声CDを聴かないと上達しない!」
って勘違いするんだろうね
ワイは音声CDを使ったことが無いけど、外国語を身に付けたんですが、それは・・・
音声言語学の発音理論も、実際に音を聞かなくても音を想像する事は出来る
(自分が想像した音と、健聴者が考える音にズレがある事は承知の上で)
聴覚障害者でも外国語や音声言語学は学べます!
(限界はあるけど)
実際に、このワイ自身が証明していますしね~
聴覚障害者で不幸だった事は無いの?
そもそも「障害者」って誰の事?
人間は「ことば」を使って外の世界をできるだけ分割、単純化しようとしている。
そういう風に脳が働いているからね、しょうがないね。
「障害者」という「ことば」も同様。
健常者を基準に、体に何らかの異変を起こした人間を「障害者」と名付けて区別してるだけ。
ワイは健常者から見て「障害者」と名付けて区別された人間
立場が変わると健常者も「障害者」と呼ばれる
例えば、空を飛ぶ人間が当たり前の世界があるとする。
すると、空を飛べない人間は少数派になる
空を飛べない人間は空を飛ぶ人間から見て体に異変を起こしていると見なされる。
我々の世界に居る「健常者」は空を飛べないから「障害者」になっちゃうよね?
「障害者」というのは、ある人が置かれている状況によって意味が変化する用語だゾ~
自分自身は「聴覚障害者」とは思っていない
ワイは健常者から見て、耳に異変を起こした状態で生まれて来た人間。
※ワイの父、母はどちらも健聴者です。念のため
ワイは、赤ちゃんの時から障害者として分類された。
子供の時は、聴覚障害者向けの「聾学校」に通っていた。
今で言うなら「聴覚特別支援学校」になる
そんな風にワイは、子供のころから周りの大人に「聴覚障害者」のレッテルを貼られながら生きて来た。
それでも、自分自身と言う人間は「聴覚障害者」とは思っていない。
自分自身を「障害者」という「ことば」を使って区別する必要はないから…(震え声
まぁ、聴覚とは別の障害を持つ人を見たら
「あー、この人は〇〇の障害者だー」
って区別はするけど。
で、自分を「障害者」と区別された方が、今の日本社会では得する
「障害者手帳」による割引あったり、「障害基礎年金」を一生もらえるとか、マジで最高www
健常者から「障害者」と呼ばれても気にならない。
周り人からワイの事を「弱い人」って思ってくれるので、親切にしてくれることが多いゾ~
周りの人からは「聴覚障害者」と思われる状態を保ちつつ、自分自身が「聴覚障害者」であることは無かったことにしている
でも耳が聞こえないのって、不便でしょ?
買い物のレジとか、お店での注文とかで健聴者と一言だけ音声会話するだけでも大変。
でも、日常生活で大変なのはそれだけ
伝わらなかったら、指差しで伝えればいい。
内容は簡単なので、筆談するまでも無い。
ちょっと複雑な内容なら、自分が欲しいモノを書いた紙を店員に見せるだけで済む。
健聴者の対応が不愉快だったら、さっさと店から去ればいいだけの話。
ワイは口論の土俵すら立てないからね、しょうがないね。
でも健聴者の対応が不愉快だった人は、ワイが健聴者であっても不愉快な態度をしてくると思うんですけど(名推理
なので、不愉快な人と当たってしまったら
「まぁ、健常者でもそうなるわな」
って運が悪かったと思って諦めることにしている。
人間関係では困らないの?
お前は何を言っているんだ?
健聴者でも、人間関係のトラブルがあるやろか!
人間関係の悩みに障害は関係ない!
とワイは思っている。
「聴覚障害者」を理由に、差別された経験は無い
(ワイの思い込みであって、実際は差別されていたかもしれない)
それよりも、健聴者と同様の悩みはあるゾ~
・(Teamsの文字起こしがあったとしても)会議、長すぎィ!
・あー、会社の上司がウゼー
・いつもメールでグチグチと文句を言ってくる社員と仕事したくねぇ~~~
って思ってるよ。
それって、健聴者と全く同じやん!
他の人とガチのコミュニケーションが求められる機会って、学校や会社のような組織以外だと全く無いんだよなあ~
コミュニケーションが嫌だったら、会社を辞めて早期リタイアすればいいだけの話。
組織の中での人間関係に困るのは、聴覚障害者も健聴者も同じでしゅ
面倒な事ってあるでしょ?
外見からは「聴覚障害者」と分かってくれないのが面倒っすね~
障害者の人口は、全人口の7%らしい。
でも、街中で障害者を見かける機会は少ない。
車いすとか、全盲で白杖を使っている人はたまに見かけるけど・・・
他の障害を持つ人は見かけない
…と言うか、ワイが気づかないだけ
そう言うワイも、外見からは「聴覚障害者」って分からないんだよね。
ワイの体とか顔、手だけをパッとみても健常者と似ている。
「聴覚障害者」独特の耳の形状とかは、少なくともワイは知らない。
なので、他の「聴覚障害者」も見ただけでは分からない。
手話を使って話している人とか、補聴器を付けている人を見たら
「あ、ナカーマ」
ってなる程度。
例えば窓口に行ったときに、いちいち自分の障害を伝えるのが面倒www
いつも
「ワイ、耳聞こえない、筆談ヨロ」
って身振りで伝えている。
健聴者は手話が分からないので、手話では話しかけない。
他の人と関わる時は、自分が「聴覚障害者」であることを伝えないと、愛想のない人と誤解されてトラブルになる事を経験している
だから、「障害者」であることを相手に伝える手間が必要
でも、ワイは耳が聞こえないから、音声だけで伝えるのが難しい
それで面倒になる。
外見からは「聴覚障害者」って分かってもらうように、「聴覚障害者」と書いたカードを首にぶら下げる?
その「首に掛ける」手間が面倒なので、やっていないですね~
「聴覚障害者」が車を運転する時は、車に黄色の蝶マークを貼っているんだけどなぁ~
まとめると?
ワイが聴覚障害者であることを理由に、不幸だわ…
とは考えないようにしている。
健聴者の中に聴覚障害者であるワイ一人だけが混ざってしまうと、
「ワイは耳が聞こえない」
という差を感じる
日本人一人だけで、外国人だらけの世界に飛び込むような感じかな?
でもそれって、健聴者でも同じですよね?
健聴者であっても、自分自身とは異なる人間だらけの環境に置かれたらそりゃストレスになるわな。
と言う訳で、ワイは健聴者と同じ感覚になったつもりで生きている
(とワイは思っている)
そもそも、自分は幸福か?不幸か?を考えること自体が不幸であってだな・・・(循環論法)
今の日本は「聴覚障害者」であるだけで金がもらえるシステムになっている。
アメリカだと「聴覚障害者」と言う理由で金はもらえないらしい…
(全盲の人はもらえる)
何か日本のシステム、おかしくね?
障害年金とか老齢年金、介護保険、医療費などの福祉にかかるお金は全部止めて、全てを生活保護に回せば良くね?
と思いつつ、もらえる金はもらっときましょ~
・・・というのが、ワイの立場。
とりあえず、あと10年くらい我慢して会社で働いてて45歳前にさっさと早期リタイアする。
あとは蓄えておいた貯金と障害年金だけで死ぬまでダラダラ過ごしてェ~~~~~
・・・と考えているクソな聴覚障害者の長ったらしい話でありました