中学生レベルの漢字に入ったので、倉頡の基本的なルールは解説しない。
漢字の羅列にしか見えない兄貴は小学生に戻って復習して♡
あと、中学一年生から「複合字」という概念を扱う。
目次
前回の記事 (小学六年生)
中学一年生で習う漢字
漢字は特に指定されていない
小学六年生までと違って、中学一年生からは習う漢字の範囲が曖昧になる。
(教科書によって習う漢字が微妙に違う)
大体、漢検4級で出てくる漢字が中学一年生レベルらしい。
漢検4級で出てくる漢字一覧
漢字リストは,上記サイトから抜粋した。
握 扱 依 威 為 偉 違 緯 維 壱 芋 陰 隠 影 鋭 越 援 煙 鉛 縁 汚 押 奥 憶 菓 暇 箇 雅 介 戒 皆 壊 較 獲 刈 甘 汗 乾 勧 歓 監 鑑 環 含 奇 祈 鬼 幾 輝 儀 戯 詰 却 脚 及 丘 朽 巨 距 拠 御 凶 叫 狂 況 狭 恐 響 驚 仰 駆 屈 掘 繰 恵 傾 継 迎 撃 肩 兼 剣 軒 圏 堅 遣 玄 枯 誇 鼓 互 抗 攻 更 恒 荒 香 項 稿 豪 込 婚 鎖 彩 歳 載 剤 咲 惨 伺 刺 旨 脂 紫 雌 執 芝 斜 煮 釈 寂 朱 狩 趣 需 舟 秀 襲 柔 獣 瞬 旬 巡 盾 召 沼 紹 床 称 詳 丈 畳 殖 飾 触 振 震 侵 浸 寝 慎 薪 尽 陣 尋 吹 是 井 姓 征 跡 占 扇 鮮 訴 燥 騒 僧 贈 即 俗 耐 替 沢 拓 濁 脱 丹 淡 嘆 端 弾 恥 致 遅 蓄 沖 跳 徴 澄 沈 珍 抵 堤 摘 滴 添 殿 吐 途 渡 奴 怒 桃 逃 唐 透 到 倒 盗 塔 稲 踏 闘 胴 峠 突 鈍 曇 弐 悩 濃 杯 輩 拍 泊 迫 薄 爆 髪 抜 罰 販 般 搬 盤 範 繁 彼 疲 被 避 尾 微 匹 描 浜 敏 怖 浮 普 腐 敷 膚 賦 舞 幅 払 噴 柄 壁 捕 舗 峰 抱 砲 忙 坊 肪 傍 冒 帽 凡 盆 慢 漫 妙 眠 矛 霧 娘 茂 猛 網 黙 紋 躍 雄 与 誉 溶 腰 踊 謡 翼 雷 頼 絡 欄 離 粒 慮 療 隣 涙 隷 齢 麗 暦 劣 烈 恋 露 郎 惑 腕
大体300字くらいある。
この中から、倉頡コマンドが難しいと思われる漢字だけピックアップして説明する。
(半分の150字くらいあるけど)
新たに学ぶルール
「弓」のルール
「弓」で「乙」を表せる。
乾→十十人弓
なお、「乙」そのものは「弓山」なので注意!
※「乙」は中学二年生レベル(漢検三級)
「心」のルール
「心」で以下のパーツを表せる
(「灬」(れんが)と似ているが、違う)
添→水竹大心
複合字「鬼」のルール
ここで、新たな用語「複合字」について紹介。
「複合字」=2つのパーツを組み合わせで漢字を作る。
要するに、「難」キーを使わずに複雑な漢字を出すルール。
小学生でも既に学習済の「複合字」がある。
・門→日弓
・隹→人土
・阝→弓中
・虍→卜心
以下「鬼」の倉頡コマンドを見て欲しい。
鬼→竹戈
もし、「複合字」のルールが無い場合は以下になる。
鬼→竹田竹山戈 [本来はNG!]
しかし「鬼」のパーツを使う漢字は色々ある。
「塊」とか「魅」とか・・・
だからといって「難」キーを使って
鬼→竹難戈 [これもNG!]
にすると、他の「難」キーを使う漢字と重複しやすくなる。
(倉頡は、同じコマンドで複数の漢字候補が出るのを嫌う)
なので「鬼」の場合は「難」を使わずに
「複合字」として「竹戈」で表しているのだと思う。
他の「複合字」の例は以下を参考にして♡
(2)複合字:特殊な2つの字母の組み合わせで入力する形例外:特殊な入力をする漢字
「難」のルール
臼→竹難
を使うケース
譽(誉)→竹金卜一口
一つ目の「竹」の後の「難」が省略されている。
次に
齊→卜難
を使うケースの紹介。
劑(剤)→卜難中弓
新たに学ぶケース
兼→廿難金
上記コマンドごと丸暗記するのが早い。
内側にある漢字パーツを飛ばすルール
右側の「月」のケース
「月」の内側の文字を飛ばす詳細は小学六年生で解説済。
摘→手卜金月 (「口」を省略)
滴→水卜金月 (「口」を省略)
稿→竹木卜口月 (「口」を省略)
踊→口一弓戈月 (「手」を省略)
腐→戈人戈月 (「人」を省略)
端→卜廿山一月 (「中」を省略)
左側の「月」のケース
触→弓月中一戈 (「土」を省略)
耐→一月木戈 (「中」を省略)
離→卜月人土 (「ム」を省略)
般→竹卜竹弓水 (「戈」を省略)
真ん中の「月」のケース
搬→手竹卜水 (「戈」を省略)
上側の「月」のケース
奧(奥)→竹月大 (「木」を省略)
あと、「鹿」は「難」を使う。(小4で学習済)
鹿→戈難心
これを踏まえて・・・
麗→一一月月心 [NG:一一月戈心]
2つ目の塊は最後に来るはずの「戈」が飛ばされている。
3つ目の塊は「鹿」=「戈難心」
最後のパーツ「心」だけ入力するから、「戈難」が省略されている。
「月」で「雨」の中の点を飛ばすケース
以下は全て「卜」を省略している。
1つ目の塊(上側):
雷→一月田
震→一月一一女
霧→一月弓竹尸
露→一月口一口
需→一月一月中 (下側は「中」を省略しない!)
2つ目の塊(真ん中の「雨」):
曇→日一月戈
「田」のケース
敏→人卜人大 (「戈」を省略)
[NG:人戈人大]
惱(悩)→心女女田 (「大」を省略)
「山」のケース
齡(齢)→卜山人戈戈 (「人」を省略)
難しいと思われるケース
全体で1つの塊と考えるパターン
倉頡の知識が付いてくると、簡単な漢字でも深読みして考えてしまう。
丘→人一
巨→尸尸
凶→山大
丈→十大
丹→月卜
匹→尸金
凡→竹弓戈
与→卜尸一
朱→竹十木 [NG:人木]
互→一女弓一
威→戈竹一女
舟→竹月卜戈
更→一中田大
圈(圏)→田火手山
為→戈大弓火
2-2-1の法則
扇→竹尸尸一一 ※繁体字
傍→人卜月尸
煙→火一田土 [NG:火一廿土]
腰→月一田女 [NG:月一廿女]
御→竹人人一中
罰→田中卜口弓
範→竹十十山
薪→廿卜木中
闘→日弓一廿戈
2-1-2のパターン
「2-2-1の法則」の派生ケース。
3つの塊に分けれる、かつ、2つ目の塊のコマンドが一個しかない場合・・・
最後の3番目の塊のコマンド数が1→2個になる
(最初と最後を入力!)
盡(尽)→中一火月廿
豪→卜口月人
傾→人心一金
雌→卜一心人土
2-3の法則(特に難しいパターン)
難易度が低いパターンは、次の章に示す。
普→廿金日
朽→木一女尸
芝→廿戈弓人
沈→水中月山 [NG:水竹月山]
暇→日口卜水
欄→木日弓田 ※繁体字
療→大大金火
襲→卜心卜竹女 [NG:卜山卜竹女]
網→女火月廿女 [NG:女火月廿山]
訴→卜口竹一卜 [NG:卜口竹一戈]
2-3の法則(繁体字)
抱→手心口山 ※繁体字
砲→一口心口山 ※繁体字
鑒(鑑)→尸田金
戲(戯)→卜廿戈
戀(恋)→女火心
彈(弾)→弓口口十
勸(勧)→廿土大尸
歡(歓)→廿土弓人
據(拠)→手卜心人
劍(剣)→人人中弓
寢(寝)→十女一水
鋪(舗)→金戈十月
默(黙)→田火戈大
壞(壊)→土卜田女
緣(縁)→女火女弓人
賴(頼)→木中尸竹金
隱(隠)→弓中月一心
狹(狭)→大竹大人人
釋(釈)→竹木田中十
繼(継)→女火女女戈
歲(歳)→卜一戈竹竹
貳(弐)→戈心一一金
謠(謡)→卜口月人山
迹(跡)→口一卜中金
2-3の法則(その他)
以下にザーッと挙げる。
ゆっくりスクロールしていってね!!!
跳→口一中一人 [NG:口一中一山]
逃→卜中一人 [NG:卜中一山]
桃→木中一人 [NG:木中一山]
峰→山竹水十 [NG:山竹水手]
壁→尸十土
叫→口女中
柔→弓竹木
替→手人日
烈→一弓火
惑→戈一心
鈍→金心山
煮→十日火
荒→廿卜女山
汚→水一十尸
髪→尸竹大水
峠→山卜一卜
薄→廿水戈戈
腕→月十弓山
尾→尸竹手山
距→口一尸尸
狂→大竹一土
仰→人竹女中
越→土人戈女
寂→十卜火水
斜→人木卜十
侵→人尸一水
浸→水尸一水
澄→水弓人廿
濁→水田中戈
嘆→口廿中人
蓄→廿卜女田
透→卜竹木尸
盤→竹水月廿
疲→大木竹水
避→卜尸口十
雅→一竹人土
漫→水日田水
迎→卜竹女中
敷→戈尸人大
矛→弓戈弓竹
舞→人廿弓戈手
賦→月金一心一
微→竹人山山大
尋→尸一一口戈
獲→大竹廿人水
躍→口一尸一土
環→一土田中女
狩→大竹十木戈
隣→弓中火木手
誇→卜口大一尸
執→土十大弓戈
猛→大竹弓木廿
瞬→月山月月手
翼→尸一田廿金
輝→火山月十十
載→十戈十田十
【朗報】中一の知識で「野獣先輩」と入力できる
中一で「獸(獣)」と「輩」が出てくる
小4あたりの知識でも「獸」と「輩」を入力できそうだけど
倉頡コマンドは以下になる。
野→田土弓戈弓 (2-3の法則)
獸→口口戈大 (2-3の法則)
先→竹土竹山 (1つの塊と考える)
輩→中卜十田十 (2-3の法則)
実際に入力してみるゾ~
ここまで理解して読み進めた兄貴は「野」と「先」は自力で入力できるハズ。
なので「獸」と「輩」に絞って解説する。
なお、どちらも塊を2つに分けて「2-3の法則」を適用している。
獸→「口口」+「戈大」
右側の「犬」の入力順番に注意!
〇:戈大
×:大戈
輩→「中卜」+「十田十」
上記の説明で理解できたかな?
これで、何も見ないで「野獸先輩」と入力するスキルを身に着けたよ!
やったね!たえちゃん
中学二年生の漢字で学ぶ倉頡輸入法
漢検3級レベルらしい
(参考:中学三年生は漢検準二級)
続くかも・・・?
漢字準1級レベルまでやろうかな?