海外旅行計画のためにガイドブックを読む人がいる。
それは大いに構わない。
だけど、ガイドブックの最初から最後までパラパラ読んで「あ~海外に行くのが楽しみ~」で満足して終わりになっていない?
アナタはガイドブックをきちんと有効活用できていますか?
ガイドブックを読む人に良くある事
ガイドブックは漫画と同じ感覚で楽しく読む使い方もできる。
楽しむだけの目的ならば、最初から最後までパラパラ読んで終わり!という使い方でもいい。
だけど、旅行計画を立てる目的でガイドブックを読む場合はちょっと注意しないといけない。
ガイドブックを普通に最初から読もうとすると絶対にページの途中で調べ飽きてしまう。
知らず知らずのうちに旅行計画モードから漫画を読むモードに切り替わってしまう。
漫画を読むのと同じ感覚でテキトーにパラパラ読んでしまう。
そしてガイドブックを最後のページまで読み終えました。
その時の感想はこんな感じ。
「あ~ガイドブックを読み切った~。面白かった~。」
「ん?あれ?旅行計画はどうなったんだっけ?」
「まぁいっか。面倒くさいし後でやろう」
「後でもう一度ガイドブックを読んで旅行計画を立てようか」
しっかりと旅行計画を立てる未来の自分に期待してしまう。
そう考えてしまうと、今の自分は旅行計画を立てることを後回しにしてしまう。
でも時間が経つにつれて旅行計画を立てるのがますます面倒になっていく。
もう一度ガイドブックを読んでも、また漫画を読むモードに入ってしまって結局旅行計画を立てられない。
ロクに計画を立てていない状態のまま海外旅行当日を迎えてしまう。
アナタはそういう人になっていませんか?
ガイドブックに書かれている情報は辞書並みに多すぎる
ガイドブックの最初のページから真面目に読もうとすると情報量が多すぎて絶対に挫折する。
例えると英語の辞書を最初から真面目に読むようなモノ。
でも、英語辞書ってそもそも最初から順番に読む必要ある本なの?
アナタが学生時代の時に辞書を使ったことはあるでしょ?
別に電子辞書でもいいしネットの辞書でもいいんだけど。
だけど「あ~ヒマだし辞書を読むかー」って考えて辞書を読む人っていると思う?
電子辞書を開いて「a」から始まる英単語から順番に読む事ってある?
辞書を最初から最後まで全部読む変人は大体以下の3パターン
・英語が死ぬほど好きな人
・辞書ごと英単語を覚えたい人
・死ぬほどヒマな人
辞書を最初から順番に読むのって普通に考えたらおかしいよね?
それは旅行のガイドブックでも同じ。
ガイドブックに掲載されている情報は現地の事がたくさん詰まっている。
たくさん詰まっているから、細かい情報を得るときは役に立つ。
だけどそれが逆に害になっている。
現地の事を全部知ろうとしてガイドブックを最初から読んでしまうと頭がパンクしてしまう。
ガイドブックを読み終えた後で、「ところで、現地に着いたら何すればいいの?」ってなる。
挫折しないでガイドブックを読むコツ
ガイドブックを読んでもただの娯楽で終わってしまう人が多い。
ただの娯楽だけで終わらせず、ガイドブックを活用して旅行計画を立てるコツを紹介する。
ガイドブックの重要な情報は最初と最後に書かれている
私は今まで色々な種類のガイドブックを読んできた。
その経験から分かった事は以下。
「旅行計画を立てるだけなら、ガイドブックの最初と最後だけ読めば充分じゃね?」
ガイドブックの書き方には、ある程度決まったパターンがある。
それが、「旅行上で重要な情報ほど最初と最後のページに書かれている」というモノ。
ガイドブックの最初の部分
ガイドブックの最初の方は大抵はカラーになっている。
先頭ページの方では、大抵は以下のような事が書かれている。
・国の基本情報(お金の単位,気温,コンセントの形,等)
・地図
・都市の路線図
・その国を代表する観光地
・日本からのアクセス方法
・空港から市内へのアクセス方法
ガイドブックの最後の部分
一方、ガイドブックの最後のページになると、色の数が減って3~4色とか白黒になる。
でも、実はそのページにも重要な情報が書かれている。
多いパターンは以下。
・その国の危険情報
・日本からのアクセス方法(詳細バージョン)
・入国、出国方法
・持ち込み制限されているモノ(大抵は「HP見てね!」って書かれているが…)
・パスポートの取り方
・パスポートを無くした時は?
・盗難等のトラブルに遭った場合は?
・危険情報
ガイドブックの真ん中の部分
逆にガイドブックの真ん中のページは重要な情報は扱っていない。
なので思い切って無視して読み飛ばしてしまっても構わない。
書かれている事は以下のようなどうでもいい内容だらけ。
・泊まれるホテル一覧
・現地にある細かい観光スポット
・旅行計画のサンプル(12:00に○○へ行って、14:00に△△へ行って・・・みたいな内容)
ガイドブックの真ん中あたりは、よっぽとそのスポットに興味がある人でない限り、どうでもいいページだらけになる。
アナタが現地で死ぬほど行きたい!っていう場所があれば、その観光スポットが紹介されている部分だけ必死に読めばいい。
だけど大抵の人の本音は「観光地ならどこでもいいや」って思っているハズ。
なので真ん中のページはぶっちゃけ役に立たない。
現地に着いてから「どこに行こうかな?」って考えればいいだけの事。
だからガイドブックの真ん中の部分は無視するのをオススメする。
ガイドブックの上手な使い方
ガイドブックを読む前にネットで最低限の事を調べておく
別にガイドブックを買わなくても旅行計画は立てられる。
まず、ネットで海外旅行に必要となる最低限の情報を調べておく。
例えばお金の単位とかレート、空港から市内までのアクセス方法とか。
知らないと旅行当日にトラブルになりそうなことは事前にネットで調べておく。
でもネットの情報だけだと、どうしても局所的になってしまう。
幅広い海外現地の情報が知りたいな~って思ったらガイドブックを読めばいい。
行く国の最低限の事を知った上でガイドブックを立ち読みする
別にガイドブックを買う必要は無い。
そのお金を海外旅行に回したほうが有意義。
ガイドブックは本屋さんに行けば大抵は置いてある。
近くの本屋や図書館へ行って立ち読みすればいい。
ブックオフ等の古本屋さんにあるガイドブックでもいい。
とりあえず行く国のガイドブックを見つけたら手に取って読んでみる。
当然の事だが、全部のページを読もうとしない事。
事前にネットで海外の事を調べてあるので、ある程度は予備知識がある。
なのでガイドブックの最初と最後の部分だけをパラパラ読んでもスイスイ理解できるハズ。
パラパラ読む中で「おおっ!これは役に立つ情報だな!」って思ったらメモする。
このメモを海外旅行時に活用すればいい。
ガイドブックをパラパラ読んでも自分にとって有益な情報が見つからなければ、さっさとガイドブックを閉じて本棚に戻そう。
「ガイドブックから役立つ情報を見つけなくちゃ!」って思って張り切って読まなくてもいい。
ガイドブックはあくまでも海外旅行をスムーズに進めるための手段。
だからガイドブックは「読んで、あとは捨てる」感覚で読むのが上手な使い方だと思うよ。