「入る」の「入」の漢字に似ている ג(ギメル)を紹介する
前回の復習
新たに紹介するヘブライ文字
ג(ギメル)
ג
上記のヘブライ文字の名前は「ギメル(gimel)」
書き方
「入」の漢字と同じ書き順で書く。
一画目は、少しだけ横線を引く。
読み方
子音「g」を表す。
日本語で言うと、ガ行の音
ガ・ギ・グ・ゲ・ゴの音と考えてよい。
「ג」を使った単語
דָּג(DaG)=魚
以下の単語は、「ダグ(DaG)」と読む
דָּג
「ג」と同じ発音をする「גּ」もある
むしろ、「גּ」を使った単語の方が多い気がする・・・
先ほど紹介した
דָּג
にあるגは、「弱ダゲシュ」という点「・」が無い。
もし ג に「弱ダゲシュ」が付くと גּ になる
発音は
ג=גּ
と考えてOK
現代ヘブライ語の場合・・・
ג(ギメル)は「弱ダゲシュ」があっても、なくても子音「g」で発音する。
弱ダゲシュが付いた「גּ」を使った単語
גַּג(GaG)=屋根
以下の単語は「ガグ(GaG)」と読む
גַּג
גָּר(GaR)=住む
以下の単語は「ガル(GaR)」と読む
גָּר
上記の単語は、2通りの意味が考えられる
1.住む (現在形・単数・男性)
2.彼は住んだ (過去形・三人称・単数・男性)
ちなみに「GaR」の音は、現代ギリシャ語だと「γαρ」になる
「すなわち」の意味らしい。
גָּלַל(GaLaL)=彼は転がした
以下の単語は「ガラル(GaLaL)」と読む
גָּלַל
גָּדַל(GaDaL)=大きい
以下の単語は「ガダル(GaDaL)」と読む
גָּדַל
「大きい」という意味の形容詞
גּוֹר(GoR)=民族
以下の単語は「ゴル(GoR)」と読む
גּוֹר
母音「イ」を表す母音記号の紹介
下に1つの点が付くと「イ」
ヘブライ文字の下に、点「・」が1つだけ付くと母音「イ」になる。
先ほどの「弱ダゲシュ」の点「・」とは別物なので注意!
גִּדֵּל(GiDeL)=彼は育てた
以下の単語は「ギデル(GiDeL)」と読む
גִּדֵּל
「彼は育てた」と言う意味の動詞。
もっとカッコよく文法的に説明するなら「ピエル態動詞」
ピエロではない
図で説明
一文字目の「ג」と二文字目の「ד」の中心に「弱ダゲシュ」の点「・」が付いている。
でも、発音は「弱ダゲシュ」無しと同じ。
一方、「ג」や「ד」の下に付いている点「・」は母音記号を表す。
「・」が1つなら母音「イ」
「・」が2つ横に並んでいたら、母音「エ」を表す
גִּבּוֹר(GiBoR)=勇者
以下の単語は「ギボル(GiBoR)」と読む
גִּבּוֹר
これまでの復習と、新たなヘブライ文字
これまでに覚えたヘブライ文字
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新たなヘブライ文字~ ע(無音)