国旗が旭日旗に見えることに定評のあるマケドニア語はなぜか翻訳されていない。
なので、私の方で翻訳してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
そもそもマケドニア語って何?
マケドニア語はマケドニアという国・・・
だけではなく、その周りの国でも使っている言語です。
お隣のブルガリア語と良く似た言語です。
マケドニア語はロシア語の文字を使うよ。
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のマケドニア語訳
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
マケドニア語の発音方法
基本はロシア語と同じ発音
マケドニア語はロシア語と同じ文字を使う。
そのせいか、ロシア語と発音が似ている。
ただし、マケドニア語の方がシンプルに読める。
参考にしたサイトはマケドニア語, 文字と音|青奇家
「х」=「ハ」
Ах=アハ
「с」=「ス」
срцето=スルツェト
「р」=「ル」
срцето=スルツェト
「ц」=「ツァ」
срцето=スルツェト
「н」=「ヌ」
скокнува=スコクヌヴァ
「у」=「ウ」
скокнува=スコクヌヴァ
「в」=「ヴァ」
скокнува=スコクヌヴァ
マケドニア語を分析するとこうなる
「Ах」=「アハ」
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
ロシア語と同じく、「ああ~」という感情を表す。
「моето」=「私の」
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
「моето」は英語のmyに相当する。
正確に言うと、「その私の~」という意味になる。
次の「срцето(心)」でまとめて説明する。
「срцето」=「その心」
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
「срцето」は「心」を意味する名詞。
正確に言うと、中性名詞。
マケドニア語の場合、他のヨーロッパ言語によくある「格(かく)」が無い。
その代わりに、モノをどうやって指すか?で単語の形が変わる。
ハッキリ特定していない「a heart」ならсрце(スルツェ)
近くの「心」を指す「this heart」ならсрцево(スルツェヴォ)
遠くの「心」を指す「that heart」ならсрцено(スルツェノ)
ハッキリ特定しているが、何も指していない「the heart」ならсрцето(スルツェト)
心ぴょんぴょんにおける「心」は心臓とかハートマークのような物体ではない。
感情としての「心」を意味する。
話者と「心」の間の距離は全く問題にしていない。
ハッキリ特定しているが、何も指していない「心(the heart)」
つまり「定・不特定(definite unspecified)」のсрцето(スルツェト)を使う。
それに合わせてмој(私の)の形が中性・定・不特定のмоето(モエト)になる。
「скокнува」=「ジャンプする」
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
「скокнува」は「ジャンプする」と言う意味の動詞。
正確に言うと、不完了体としての自動詞・現在形・三人称・単数
マケドニア語に限らず、ロシア語系の言語は動詞の「完了」と「不完了」をハッキリと区別する。
これは別に珍しいことじゃない。
アラビア語も「完了」と「不完了」をきっちりと区別する言語です!
「скокнува」は「不完了」としての動詞
「ジャンプする」という動作がまだ完了していない。
一方、「скока」は「完了」としての動詞
「ジャンプする」という動作を1回やってしまった状態。
「ぴょんぴょん」を表すためには2回ジャンプしないといけない。
もし「ジャンプする」を「完了(скока)」にしてしまうと、1回のジャンプしか表せない。
「不完了(скокнува)」にすることで、2回以上ジャンプする可能性を残したい。
だから「不完了」の「скокнува」を採用した。
マケドニア語訳のまとめ
Ах^~ моето срцето скокнува^~
アハ^~モエト スルツェト スコクヌヴァ^~
を日本語に直訳すると
アハ^~私のその何も指されていない心がジャンプしている
マケドニア語をクソ真面目に日本語へ置き換えると回りくどい文になる。
外国語の仕組みを細かく分析するとこうなるんですよ!
って言う話でした。