ヘブライ文字מ(M)とנ(N)
に強ダゲシュの点「・」が付いた時の読み方を紹介する。
前回の記事
今までとは違う強ダゲシュの読み方~מ
מ(M)に強ダゲシュが付いた時の発音
מ(M)に強ダゲシュが付くとמּ(MM)になる
カタカナ読みだと「ッム」ではなく「ンム」に近い音になる。
アラビア語で言うと、アラビア文字 م(M) の上に「シャッダ」という「W」みたいな記号が付いて
مّ(MM)
になったときの音に相当する。
※ مّ = مم
単語の例
לִמַּד(LiMMaD・リンマド)=彼は、教えた
「LiMMaD」は「リッマド」ではなく「リンマド」と読む。
アラビア語の例だと
أُمٌّ(‘uMMun・ウンムゥン)=母
「’uMMun」は「ウッムゥン」ではなく「ウンムゥン」と読む
他の単語例
שָׁמָּה(ShaMMa・シャンマ)=そこへ
מִמַּעַל(MiMMa’aL・ミンマアル)=上に
אַמָּה(‘aMMa・アンマ)=アンマ(長さの単位)
「電気あんま」ではない!
ユダヤ人が使う長さの単位。
大人の肘から中指までの長さを「アンマ」と言う。
1アンマだと45センチくらいの長さになる。
日本で言うと尺(しゃく)みたいなもの
(1尺で30センチくらい)
עַמּוֹן(‘aMMoN・アンモン)=アンモン人
古代パレスチナの民族の名前の1つ
他のヘブライ文字の読み方~נ(N)
פְּנִנַּה(PeNiNNa・ペニンナ)=ペニナ(女の名前)
קַנָּא(KaNNa・カンナ)=ねたみ強い
KNN姉貴ではない!
הִנֵּה(HiNNe・ヒンネ)=ほら、見よ!
הֵנָּה(HeNNa・ヘンナ)=彼女たち
沖縄の平安名ではない!
古典ヘブライ語で使われる人称代名詞
なお、現代ヘブライ語だとהֵן(HeN・ヘン)になる。
ヘブライ語講座~?
残りはי(Y)だけ。