単語の途中でも弱ダゲシュになるケースがある。
そのルールも説明する。
前回の記事
ここまで理解して付いて来れる兄貴は、果たしてどれくらい居るのだろうか・・・?
ד(ダレト)に強ダゲシュが付く場合の発音
文字の紹介
強ダゲシュの例
צַדִּיק(TSaDDiK・ツァッディク)=正義を守る人
上記の2文字目にあるדּは
דに強ダゲシュを示す点「・」が付いている
発音の考え方
צַדִּיק(TSaDDiK)
は、
צַדְ־דִיק(TSaD-DiK)
と同じ考え方。
ד(D)を2つ重ねて発音する。
単語の途中でも弱ダゲシュになるケース
直前が子音の場合は弱ダゲシュ
要するに、直前の文字に付いた母音記号が「無音シェヴァ」なら「弱ダゲシュ」になる。
つまり、子音を2つ重ねて読まない。
「無音シェヴァ」を忘れた兄貴は、以下を読んでどうそ。
単語の例
מִגְדָּל(MiGDaL・ミグダル)=塔
上記の単語は「MiGDDaL・ミグッダル」とは読まない!
3文字目は強ダゲシュではなく弱ダゲシュ
3文字目のדּは一見、強ダゲシュを示す点「・」が付いているように見えるが・・・
直前の2文字目גְに付いている母音記号は「無音シェヴァ」
文字の下に、タテに2つの点「・」が付いているのが「無音シェヴァ」ね!
גְの母音記号は「無音シェヴァ」
つまり、母音なし
子音で終わる
その後に、文字の真ん中に点「・」が付いても強ダゲシュにはならない。
弱ダゲシュ扱いになる。
ここ、ややこしいから注意だゾ~
単語の例
強(きょう)ダゲシュ
聖書ヘブライ語の場合、同じ子音の重なり通りに発音する。
מְגִדּוֹ(MeGiDDo・メギッド)=メギド(地名)
קִדַּשׁ(KiDDaSH・キッダシュ)=彼は、聖別(せいべつ)した
一般世界と、神の世界を区別する事。
聖書に良く出てくる用語。
גִּדֵּל(GiDDeL・ギッデル)=彼は、育てた
弱(じゃく)ダゲシュ
הִבְדִּיל(HiVDiL・ヒヴディル)=彼は、分けた
3文字目を強ダゲシュと見なして
「HiVDDiL・ヒヴッディル」と発音してはいけない!
ヘブライ語講座~強ダゲシュלשׁקצסזו