そもそもビザって何?

あなたがアメリカに行く場合,
「お前はアメリカに入れるよ」
っていうのを証明したもの

ビザを入国審査のお兄さんに見せればあなたはアメリカに入れます。

じゃあ,ビザだけあれば外国に行けるんだね

ビザだけでは外国に行けません。
ビザ以外にもパスポートが必要になります。

パスポートついては,以下を参考

そもそもパスポートって何?

パスポートとビザって何が違うの

パスポートは国際的に通用する身分証明書。
これが無いと日本から出国すらできないし,外国にも入れない。

ビザは,日本人が外国に入ってもいいよって証明したもの。
入る国によって必要だったり不要だったりする。

パスポートは身分証明書,ビザは入国許可証と考えてOK
外国に行くときは,基本的にパスポートとビザの2つが絶対に必要になると思っていい。
その2つさえあれば,ほかの持ち物はなんでもいい。

ビザの注意点

ビザは,行く国によって別々に取得する必要がある。

例えばあなたの旅程が
日本→ロシア→インド→日本
の場合,ロシア用のビザとインド用の2つのビザを事前に日本で取る必要がある。

もし,あなたがパスポートとロシア用のビザしかない場合,
日本→ロシア
までは順調に旅行できる。
ロシアの入国審査の時に,係員のお兄さんへロシアビザを提示すれば,ロシアへ入って旅行ができる。

しかし
ロシア→インド
の時点で問題が起こる。

あなたがインドの国際空港に着きました。
入国審査を受けに行きます。
あなたはロシア用のビザをインド人の係員のお兄さんに見せます。

インド人の係員のお兄さんはロシア用のビザを受け入れてくれると思う?
「HAHAHA! ここはインドだ。ここはロシアじゃない。お前は入国拒否ね。バイバーイ」
と言われて日本へ強制送還される。

あなたの旅程が
日本→ロシア→インド→日本

の場合は面倒だけどロシア用とインド用の2つのビザを日本で取っておく必要がある。



じゃあ,海外旅行にはパスポートとビザが必要なんだね

基本的にはどの国も,パスポートとビザが必要,の認識で海外へ行くべき。

でも,日本人の場合は特別にパスポートだけでも海外旅行へ行ける国がたくさんある。
日本人がパスポートのみで行ける国は170国程度で世界ランキングでも4位に入る。

世界最強パスポート決定戦

例えばあなたが台湾や韓国に観光目的,短期間で行く場合

パスポートだけ持っていけば台湾や韓国の入国審査の時に,係員のお兄さんからパスポートのページにビザのスタンプを押してくれる。

台湾の場合

スタンプの下側に「VISA」っていう文字が書かれている。
それは,あなたを台湾国へ入れることを許可しましたっていう証明。

韓国の場合

スタンプの上側のハングル文字の下側に英語で「ADMITTED」っていう文字が書かれている。
英語「ADMITTED」っていうのは,「(あなたを韓国へ入れることを)許可しました」っていう意味。

ただし,台湾や韓国に1年位長く滞在する場合や,商売,ビジネス,留学目的で行く場合はビザが必要になるので注意。
ビザが不要な国だからって,自由に外国に入れるわけじゃないからね。

ビザが必要な国ってどうやって確認するの?

インターネットで以下のように検索すればいい。
「ビザ 必要 (あなたの行く国)」

ビザが必要な国一覧を見たければ以下サイトが参考になる。

ビザ要否一覧(日本国籍)

ただし,ビザが必要かどうかの情報は常に変わる。
だから,ビザ不要の台湾や韓国であっても,航空券を取る前にチェックしておいたほうが良い。



ビザってどうやって取得するの?

ビザが必要な国によって取得方法は変わるから,
インターネットで以下のように検索すればいい。
「ビザ 取得方法 (あなたの行く国)」

ビザの取得方法とは言っても,国によっていろいろ異なる。

  • 外国へ行って入国審査を受ける時点でお金を払えばビザをもらえる
  • インターネットで電子申請するだけで終わり
  • インターネットで電子申請して,日本にある外国の大使館へ行ってビザをパスポートに貼ってもらう

ビザの取得方法も常に変わるから,ビザ取得ごとに,ビザの取り方を調べるといいよ。

パスポートとビザがあっても入国拒否されることはある

パスポートとビザがあるからといって,必ずしも外国へ入れるとは限らない。
あなたが外国に入れるかどうかの最終的な判断は入国審査の係員のお兄さんがやっている。

入国審査のお兄さんは,常にあなたの身振りや服装,荷物を見ています。
少しでも「こいつは怪しいぞ!!」って思ったらあなたは別室へ連れて行かれます。
別室であなたの荷物の中身を全部取り出して綿密に検査されます。
あなたの携帯電話のメールや手紙の日本語を一文字一文字チェックされます。
係員のお兄さんが入国拒否する証拠を見つけてしまったら,あなたはその国に入れません。

パスポートとビザがあれば100%外国に入れるものではないことを覚えてほしい。
常識の範囲で考えた服装や荷物,入国審査を受ける態度であれば問題ないと思うよ。