ウェールズ語講座その12~未来(予定)の表現

前回は過去形を紹介した。

今回は未来形を紹介する。




前回の続き

ウェールズ語講座その11~過去(状態)の表現

「BOD構文」を未来形にするとどうなる?

予定を表す未来になる

「BOD構文」を未来形にすると予定を表す未来
つまり「単純未来」になる

 

日本語で言うと

「~する予定です」「~するつもりです」

のような感じ。

「意思未来」ではない!

「~するぞ!」の未来を表す表現もある
それが「意思未来」

 

「意思未来」を表すためには、
「BOD構文」とは別の構文を使う必要がある。

その構文についてはずっと先の記事で紹介する。

例文


Fe fydda i’n rhedeg
ヴェ ヴァザ イン フレデグ
私は走るつもりです


 

参考までに,現在形の例文を以下に示す。


Rydw i’n rhedeg
ラドゥ イン フレデグ
私は走ります


 

現在形「Rydw」の部分が、
未来形になると「Fe fydda」に変わる。

この部分がややこしい・・・

Fe(ヴェ)=肯定文であることを示すマーク

語頭の「Fe(ヴェ)」の単語自体に意味は持たない。

「この文は肯定文だよ~」と合図しているだけ。

 

未来形だから「Fe(ヴェ)」を使うのでは無い!
過去形でも「Fe(ヴェ)」を使う構文があるよ。

fydda(ヴァザ)=(私は)~だろう

簡単に言うと、
「私は~です」を意味する「Rydw(ラドゥ)」未来形

 


時制→「未来形」
人称→「私」


i’n rhedeg(イン フレデグ)=走る事の中に居る

i’n(イン)=i+yn

i(イ)=私
yn(アン)=後ろの動詞をつなげる

rhedeg(フレデグ)=走る(動詞)

 

詳細は「その6」を参考にして、どうぞ。

ウェールズ語講座その6~動詞を使った文




Fe(ヴェ)を使わない未来形の文

別の例文


Bydda i’n rhedeg
バザ イン フレデグ
私は走るつもりです


 

語頭の「Fe(ヴェ)」を省くと、

fydda(ヴァザ)→bydda(バザ)

に変わることに注意!

「fydda」=「bydda」

「fydda(ヴァザ)」「bydda(バザ)」に変わっても、意味は同じ。

つまり「bydda(バザ)」でも「(私は)~だろう」の意味になる。

 

「この文は肯定文だよ~」という合図が無くなっただけ。

その代わりに

fydda(ヴァザ)→bydda(バザ)

にすることで、肯定文であることを示している。

「Fe(ヴェ)」を省くと文語っぽくなる

「Fe(ヴェ)」付きの文は口語でよく使われる。

 

その「Fe(ヴェ)」を省くと、文語っぽくなるらしい。

「Mi(ミ)」を使うこともある

また別の例文

「Fe(ヴェ)」の代わりに「Mi(ミ)」を使った
未来形の文を以下に示す。


Mi fydda i’n rhedeg
ミ ヴァザ イン フレデグ
私は走るつもりです


「Fe(ヴェ)」と「Mi(ミ)」の違い

意味はどちらも同じ。

 

「Fe(ヴェ)」はウェールズ南部の方言

「Mi(ミ)」はウェールズ北部の方言

ウェールズ語には「標準語」が無い!

ウェールズ語は日本語みたいに「標準語」と言うモノが用意されていない。
なので、語学書によって北部、南部の方言が統一されていない。

だけど、南部の方言を採用している語学書が多い。

なので、本記事では最初に南部の方言「Fe(ヴェ)」を最初に紹介した。

まとめ

3行でまとめると以下


・「BOD構文」の未来形は「~する予定です」を表す

・語頭に「Fe(ヴェ)」がくっつくことがある

・「Fe(ヴェ)」は南部方言


ウェールズ語講座その13へ続く

ウェールズ語講座その13~現在形の色々な表現方法