ウェールズ語学習者が、ウェールズ語に近いブルトン語を学んでみた。
その感想を書いたったwww
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ヘブライ語の知識があるワイが、イディッシュ語を学んだ時の感想も書いたゾ~
ブルトン語って、どんな言語?
ウェールズ語と似ている言語
終わり!閉廷!…以上!皆解散!
ちなみに、ウェールズ語は↓のような言語
これだと納得しない兄貴が全国に114514人居ると思うんで、追加で説明するゾ~
フランスの先っちょで使われている言語
ブルトン語圏は、フランス本土の最西端にあるこ↑こ↓
フランスのブルターニュ地方で使われている言語が、ブルトン語だゾ~
あっ、そうだ(唐突
ブルトン語は「ブレイス語」とか「ブルターニュ語」とも言うゾ~
本記事では「ブルトン語」で統一するあるね。
ケルト語派に属する言語
要するに、アイルランド語とかウェールズ語と同じ言語グループ
正確に言うと、「ケルト語派」の「島嶼ケルト語」までは共通する。
更に細かく分類すると、アイルランド語やウェールズ語とは別のグループになるんですけどね。初見さん
それでもまぁ、ブルトン語はアイルランド語やウェールズ語と似ている言語と言って良いでしょ(適当
どれもVSO型の言語だから・・・(震え声
英語と同じラテン文字を使う言語
例えば、「ブルトン語」をブルトン語で
Brezhoneg(ブレゾネグ)
と書くゾ~
zhのスペルはz(ズ)と同じ発音に事に注意ゾ~
ブルトン語が使われているブルターニュ地方は
Breizh(ブレイズ)
と書くゾ~
バジャーモのブレイズキックではない
ね?文字は簡単でしょ?
アラビア語みたいに、ゼロから文字と音の結びつきを覚える必要は無いからね、ま、多少はね
ちなみに、ウェールズ語も英語と同じラテン文字を使う言語なので、初期学習のハードルは低いゾ~
綴り(スペル)は、フランス語っぽい
要するに、ブルトン語の文字だけ見れば「おフランス語」風に見える言語
でもイタリック語派ではなく、ケルト語派なので注意ゾ~
例えば、靴(クツ)は
botoù(ボトゥー)
と書く。
↑のoù(ウ)の綴りは、フランス語でもよく出てくる
フランス語でもoù(ウ)の単語があるから・・・(震え声
ウェールズ語学習者から見たブルトン語の発音
単母音
a=ア
e=エ
o=オ
i=イ
↑わかる
u=「ウ」の口でイ
↑まぁ、わかる
ウェールズ語だと、唇を横に張る「イ」
ou=口を丸く突き出すウ
eu=「オ」の口でエ
↑ファッ!?
(2つの文字を組み合わせた単母音は、ウェールズ語には)ないです
その他、鼻母音を示すために、母音の後にñを付ける単語もある
(ñは子音では)ないです
二重母音
ai=アイ /aj/
ei=エイ /ej/
↑ウェールズ語にもあるけど、ブルトン語の二重母音はこれだけ
ウェールズ語は、他にも12個の二重母音があるんですけどね。初見さん。
文字通りに読めるので、初歩段階では覚える必要は無い
短母音と長母音の区別
アクセントが無い母音は、全部「短母音」
ウェールズ語も同じやな!
なーんだ、つまんなーい
子音
v=ヴ ←外来語?
f=フ ←ファッ!?
ウェールズ語だとfは/v/の発音になる
/f/の場合、”ff”と綴る必要がある
z=ザ ←外来語?
zh=ザ ←ファッ!?
j=ジ /dʒ/ ←外来語?
ch=シ /ʃ/ ←は?(ウェールズ語だと/x/)
c’h=フ /x/ ←ファッ!? 何やこのアポストロフィー!
w=ワ
y=ヤ
↑母音じゃないのか…(汗
(他の母音の前の)u=ヤとワの中間
lh=リャ /ʎ/
↑ファッ!?
ウェールズ語だと ll(ス /ɬ/)の子音があるが・・・
r=ラとガの中間 /ʁ/(舌を、のどちんこへ近づける)
↑ブルトン語のr発音は地域差が大きいからね、しょうがないね
gn=ニュ
kw=クァ
gw,gou=グァ
↑なんか、スペイン語っぽいなぁ~
(ウェールズ語にはそんな子音なんて)ないです
ウェールズ語学習者から見たブルトン語の単語
似ている単語を比較してみた
凡例
ブ=ブルトン語
ウ=ウェールズ語
日曜日
ブ:Sul(スュル)
ウ:Sul(スィル)
月曜日
ブ:Lun(リュン)
ウ:Llun(シン)
火曜日、三月
ブ:Meurzh(メルズ)
ウ:Mawrth(マウルス)
水曜日
ブ:Merc’her(メルヘル)
ウ:Mercher(メルヘル)
木曜日
ブ:Yaou(ヤウ)
ウ:Iau(イァイ)
金曜日
ブ:Gwener(グェネル)
ウ:Gwener(グウェネル)
土曜日
ブ:Sadorn(サドルン)
ウ:Sadwrn(サドゥルン)
四月
ブ:Ebrel(エブレル)
ウ:Ebrill(エブリス)
五月
ブ:Mae(マエ)
ウ:Mai(マイ)
七月
ブ:Gouhere(ギュヘレ)
ウ:Gorffenaf(ゴルフェナヴ)
八月
ブ:Eost(エオスト)
ウ:Awst(アウスト)
十月
ブ:Here(ヘレ)
ウ:Hydref(ハドレヴ)
夏
ブ:hañv(ハニュヴ)
ウ:haf(ハヴ)
今日
ブ:hiziv(ヒズィヴ)
ウ:heddiw(ヘズィウ)
昨日
ブ:dec’h(デフ)
ウ:ddoe(ゾエ)
明日
ブ:arc’hoazh(アルホアズ)
ウ:yfory(アヴォリ)
道
ブ:straed(ストラエド)
ウ:stryd(ストリド)
道路、街道
ブ:hent(ヘント)
ウ:heol(ヘオル)
木(tree)
ブ:gwezenn(グェゼン)
ウ:coeden(コエデン)
海
ブ:mor(モル)
ウ:môr(モール)
モルビアン(小さな海)
ブ:Mor-Bihan(モル・ビハン)
ウ:Môr-Bach(モール・バフ)
開く
ブ:digor(ディゴル)
ウ:agor(アゴル)
黒い
ブ:du(ドゥ)
ウ:du(ディ)
父
ブ:tad(タド)
ウ:tad(タド)
息子
ブ:mab(マブ)
ウ:mab(マブ)
その娘
ブ:ar verc’h(アル ヴェルフ)
ウ:y ferch(ア ヴェルフ)
その母
ブ:ar vamm(アル ヴァム)
ウ:y fam(ア ヴァム)
その妻
ブ:ar wreg(アル ウレグ)
ウ:y wraig(ア ウライグ)
ね?ブルトン語はウェールズ語と似ている言語でしょ?
ウェールズ語の知識でブルトン語は読めないんですが、それは・・・
ウェールズ語と違う単語
先ほどは似た単語ばかり挙げたけど、実際はウェールズ語と全然違う
ワイはウェールズ語学習者だけど、ブルトン語の旅行会話フレーズを見ても全然分からない
ブルトン語は、イチから勉強しないと、いやーキツイっす
例えば「ありがとう」の単語だけでも、かなり違うゾ~
ブ:Trugarez(トルガレズ)
ウ:Diolch(ディオルフ)
ちなみに、ウェールズ語のDiolch(ディオルフ)と似たブルトン語の発音として
deoc’h(デオフ)がある。
「アナタへ」を意味する前置詞らしい。
紛らわしい・・・
ウェールズ語だとi chi(イ ヒ)に相当する。
ウェールズ語と違うフレーズ
入門書の一番最初に出てくるフレーズ
「お元気ですか?」も、全然違う。
ブ:Penaos eo ar bed ganit?
(ペナオス エオ アル ベド ガニト)
ウ:Shwd dych chi?
(シュ・ディ・ヒ)
ね?全然違うでしょ?
日本語で書かれたブルトン語の語学書は無い
日本の図書館で借りるのはほぼ不可
ウェールズ語の場合、日本語で書かれた語学書はワイの知る限り2冊だけ
(辞書なんて)ないです
一方、日本語で書かれたブルトン語の語学書は無い!
フィンランド語のお隣のカレリア語と全く同じ状況
ノルウェー語みたいなメジャー言語なら、図書館で取り寄せ出来るんだけどな~俺もな~(優柔不断)
日本語以外の言語で書かれた語学書など
ワイの方で、ネットで調べてみた
(アフィリエイトでは)ないです
A Grammar of Modern Breton (pdf・英語)
Breton/Grammaire (ウィキペディア・フランス語)
Kentelioù brezhoneg(ブルトン語レッスン)
Breton Grammar | Hemon, Roparz, Everson, Michael(語学書・英語)