ウェールズ語講座その20~天気を表す表現

「彼女は~します」の単語を使って天気を表せる。




前回の続き

ウェールズ語講座その19~義務を表す表現

例文

「彼女は曇りです」


Mae hi’n gymylog
マエ ヒン ガマログ
曇っています


直訳すると「彼女は曇りです」

主語は天気ではなく
三人称の「彼女」になる事に注意!
(「彼」ではありません。念のため)

Mae(マエ)=(彼女は)~である

主語が「彼女」の場合の
「~である」を意味する動詞の形は「Mae」になる。

ちなみに、主語が「彼」でも
同様に「Mae」を使う。

hi’n(ヒン)=hi + yn

hi(ヒ)が「彼女」を意味する代名詞。
この文の主語になる。

 

yn(アン)は、ここでは「叙述のyn」に分類される。

ウェールズ語講座その10~ynの用法まとめ

gymylog(ガマログ)=曇った

gymylog(ガマログ)形容詞

元の形はcymylog(カマログ)

 

「叙述のyn」の後に、形容詞が来ているので
単語の最初の子音に軟音化(なんおんか)が起こる。

c→g

よって、

cymylog(カマログ)→gymylog(ガマログ)

のように音が変わる




天気を表す時の主語は「彼女」

「天気」の単語は男性名詞

「天気」をウェールズ語で言うと

tywydd(タウィズ)

 

この「tywydd」という名詞は「男性名詞」に分類される。

だから、天気を表す時の主語は

「e(彼)」

になりそうなのだが・・・

天気表現の主語は「彼女」

「tywydd(天気)」「男性名詞」

・・・なんだけど、天気を表現するときの主語は
なぜか「hi(彼女)」になる。

 

ウェールズ語の場合、天気を表す単語が「男性名詞」でも
主語は「彼女」、つまり「女性名詞」にするらしい。

他の天気を表す表現

晴れている


Mae hi’n heulog
マエ ヒン ヘイログ
晴れています


寒いです


Mae hi’n oer
マエ ヒン オエル
寒いです


いい天気です


Mae hi’n braf
マエ ヒン ブラヴ
天気がいいです


形容詞「braf(天気がいい)」の場合,軟音化(なんおんか)は起こらない。

つまり

braf→fraf

のような音変化は起こらない。
(つまり元の形をそのまま使う)

まとめ

・天気を表す時は「彼女は~です」の構文を流用する

・主語は「彼女」(「彼」ではありません。)

「叙述のyn」の後に形容詞が来ると、軟音化する

ウェールズ語講座その21へ続く

ウェールズ語講座その21~名詞の複数形