海外のお店で注文する時に英語なんていらない!筆談と指さしで充分です

本屋とかネットを見ると「注文で使える英語」みたいな紹介が多い。

だけど、実はそんな難しい英語なんて一文も覚えなくていい。

むしろ筆談と指さしだけで注文したほうが確実だよ。




アナタはなぜ英語で注文する事にこだわるんですか?

日本人は英語に対する意識が強い民族

日本人が考える「英語」は以下のような感じ


・外国の映画を字幕なしで鑑賞したい!

・英語の新聞を辞書なしでスラスラ読みたい!

・英語ができれば給料が上がる!

・英語がペラペラ話せるとなんかカッコイイ!

要は「英語ができないと時代に取り遅れてしまう!」って思い込んでいる。

別に「英語でOOがやりたい!」っていう目標なんて無い。
ただ「なんとなく英語ができるようになりたい!」と思っているだけ。

自分の英語力を伸ばす為に、高い金を払ってまで必死になって勉強している。
他にも受験料が高いTOEICを受けたりとかね。

そんな風に日本人は英語教材のエサにされている。

海外でも日本と同じように注文できないとダメなの?

日本人は当然日本語がペラペラ。

なので日本国内にあるお店で注文するときは日本語で済む。

だけど、海外旅行の場合はどうだろうか?
海外では当然ながら日本語が通じない。

なので英語を使って注文する必要がある!

・・・と多くの日本人は思い込んでいる。

だけど、そもそも注文するときに英語を使わないとダメなの?

アナタは何かの縛りプレイをしているんですか?

「海外旅行では英語スピーキングだけで注文せよ!」というミッションがあるんですか?
そういうミッションが出るのは英会話教室だけだよね?

実際の海外旅行ではそんな面倒臭いミッションなんて無いはずだよね?

海外旅行は別に仕事じゃない。
アナタの好きなように行動していいはず。

なので「海外旅行では英語スピーキングだけで注文せよ!」をやる義務はない。
なので英語スピーキング以外で注文しても大丈夫。

別に英語で注文できなくても、お店の人は怒らないよ。



英語ができない人はどうやって注文すればいいの?

お店で注文する時の英語はあくまでも自分が欲しいモノを得る「手段」

別に、英語を使って注文する事自体を「目的」にしてもいいんだけど・・・
そこまで英語が好きじゃないんだよなぁ・・

という人は英語を「手段」と割り切りましょう。

で、大抵の日本人の英語力は以下のような感じだと思う。


・英語の文章はまぁまぁ読める

・英語の発音はクッソ下手くそ

・自分の言いたい事をペラペラしゃべれない

一般日本人の英語スピーキング力では海外のお店で注文できない。

できたとしても、伝わるのに時間がかかるわ、注文を間違われるわ、色々良いことが無い。

なので、お店で注文する時の「手段」としての英語は不適切。

だけど「俺は海外で注文できないんだ!」とガッカリする必要は無い。
英語以外の別の「手段」で注文すればいいだけ。

それが以下の3つ。


・筆談
・ジェスチャー
・指さし

これなら英語ができない小学生でも注文できる。

私なりの注文方法

筆談

事前準備として、メモ帳とペンを持って行く。

そして、お店の列に並んで待っている間に何を注文するか決めておく。

レジの上にメニュー表があれば、それをザーッと眺める。

その中から、自分が食べたい商品名をメモ帳に書き写す。
「書き写す」だけなら英語力は不要。

例えば、マクドナルドなら以下のようなメニューに書かれている通りに書けばいい。


McChicken 6.50$

それに加えてドリンクが欲しければ以下のように書き足す。


McChicken 6.50$ +drink

そして自分の番になったら、お店の人に自分のメモを見せる。
これで100%通じる。

注文の商品を間違われる事は無いので安心できるよ。

ジェスチャー

注文した後で、店員さんが何か聞いてくる場合がある。

その内容は大抵は以下の2パターン。


・ここで食べる?持ち帰り?
・サイズは大にする?それとも小?

店員さんが何を言っているか聞き取れなくても全然問題ない。

メモを見せて注文した時点で、店員さんは「あ、この人英語できないんだな」って分かる。
なので、店員さんから何かジェスチャーをしてくる。

自分は店員さんからの何かのジェスチャーを読み取る。

店員さんから以下のようなことを聞いてきた場合・・・


・ここで食べる?持ち帰り?

自分は店の中で食べたい場合、「ここで食べる」のジェスチャーを返せばいい。

同様に


・サイズは大にする?それとも小?

で、サイズを「小」で頼みたい場合、「小さい」のジェスチャーを返せばいい。

これで充分に注文が成立する。

ジェスチャーだけでスムーズに注文するためには、何回かジェスチャーで注文して慣れる必要がある。

だけど英語学習と比べたら非常に楽。

海外のマクドナルドで2~3回注文してみれば、ジェスチャーで注文するコツが分かってくると思うよ。

指さし

マクドナルドみたいな有名チェーン店の場合、レジの上にメニューが書かれている。
なので筆談で注文が可能。

だけど、海外の現地の人が行くようなお店では、レジにメニューが無い。

例えばパン屋さんだと、パンが透明のガラスケースに置いてあるだけ。
パンの商品名や値段なんて一切書かれていない。

そういうお店では筆談で注文できない。

そういう場合は指さしを使う。

まずはレジに行く。
そこにいる店員さんに「ねーねー」と日本語で呼んで自分の注意を引き付ける。

次に自分が欲しいパンを指さしでチョンチョン指す。
「これ!これ!」って日本語で言いながらパンに指さしする。

そうすれば店員さんは「あ!この外国人、このパンが欲しいんだな」って分かる。

あとは個数を聞いてくると思う。

一個なら人差し指だけ立てて「1個!」
二個なら人差し指と中指だけ立てて「2個!」と日本語で言う。

あとは会計を済ませてパンを受け取るだけ。

ね、簡単でしょ?

こんな風に指さしを使えば、海外でも日本語だけで注文できちゃうよ!

海外旅行では英語で注文するプライドを捨てたほうがいい

日本人が海外で英語を使う事自体が特殊

我々は日本人。

日本人の母語は日本語のみ。
で、日本人が日本に居る限りはほぼ100%日本語を使う。

だから英語なんてできなくて当たり前。

むしろ、海外で自分の母語でない言語を使う事自体が凄い事だと思わない?

逆にアメリカ人やヨーロッパ人が日本へやって来て突然日本語を使ってきたら

「スゲェ!あの外国人、日本語ができるんだ!」

ってびっくりするよね?

それと同じ。

日本人が海外で英語を使う事自体が特殊だと思ったほうが良いよ。

英語でカッコよく注文できても割に合わない

英語は、あくまでも注文する「手段」の1つにすぎない。

英語でスムーズに注文するためにはかなりの努力が必要。
で、その努力の成果が「海外で注文できた」じゃあ割に合わないよね。

それに「英語で注文しよう!」っていうプライドを捨てないと、自分が本当に欲しいモノを注文できなくなる可能性もある。

だったら、いっそのこと英語で注文するのを諦めたほうが楽。
むしろ筆談、ジェスチャー、指さしで注文しちゃったほうが割に合う。

「英語で注文しよう!」っていうプライドを捨てることは別に恥ではない。

私は外国人なんだから英語なんてできなくて当然だー!って開き直った方がいい。
そっちの方がお店で気持ちよく注文できると思うよ。