海外旅行は「すごく楽しい」より「そこそこ楽しい」でいい

海外旅行はお金と時間がかかる。
だからそのリターンとして「すごく楽しい」体験をしたい!と考える人が多い。

でもそういう考え方は危険。

むしろ「そこそこ楽しい」海外旅行にしたほうが良い。
その理由を説明する。

「すごく楽しい」と「そこそこ楽しい」の違い

楽しさには「すごく楽しい」と「そこそこ楽しい」の2種類がある

普通の人なら、「すごく楽しい」体験をしたいと考えるよね?
だけど、「すごく楽しい」には反動も大きい。

その内容を説明する。



「すごく楽しい」は続けられない

たとえば「フライトが当日に突然キャンセルされたけど、別の方法で目的地まで行けた」という体験。

旅行がパーになる寸前まで追い詰められた。
だけど自分の頭をフル回転させて行動したら挽回できた!

それはすごく楽しい体験。

だけど、それが旅行中に毎日発生することはない。
毎日大きなトラブルに遭う旅行は嫌だよね?

こういう「一時的にすごく楽しい」を重視した海外旅行だと危険。
後で振り返ったときに「あのときは楽しかったけど旅行全体でみるとつまらなかった・・・」と感じてしまう。

「あのときにトラブルを克服した体験がオレの絶頂期だったなぁ・・」と寂しくなってしまう。
「すごく楽しい」体験をした後の反動も大きいんだよね。

「そこそこ楽しい」は続けられる

「すごく楽しい」と違い「そこそこ楽しい」は旅行時でも、日常生活でも感じられる。

次の海外旅行はどの国に行こうかなと考えたり、海外の現地で適当な場所をブラブラ歩き回るとか、そんな些細な事でもそこそこ楽しい。

こういう「そこそこ楽しい」を重視した海外旅行は、後で振り返ったときに「平凡な海外旅行だったけど、結局は色々楽しんでいるじゃん!」になる。

悪い点はあまり気にならない。
せいぜい「あのときは受付の人から酷い態度をされてクソだったけど全体的には楽しめた」くらい。

楽しいと感じた時間の長さが大切

楽しさの最大値よりも楽しいと感じる期間に目を向けよう

「すごく楽しい」体験は喜びが大きいけど、一度きり。

「すごく楽しかった」ような思い出は数回しか経験していない。
それに遠い昔の話だから、思い出すのが難しい。

思い出せたとしても、後で振り返ったときに「あの時はすごく楽しかったんだけど、今は日常生活でつまらない・・・」とマイナス面で考えてしまう。

一方で「そこそこ楽しい」は経験回数が桁違い。
ついさっきまで海外旅行の計画をやっていた時に「そこそこ楽しい」と感じていたかもしれない。

だから、簡単に楽しかった事を思い出せて幸せになる。

楽しいと感じる期間が長い方が楽しい人生になるね。

「そこそこ楽しい」海外旅行の方が、今後の人生も楽しい

「すごく楽しい」は体験毎に1回きりでめったに起こらない。
例えば海外で偶然に現地の人と長時間話せたとか、トラブルに遭ったけど克服したとか。

そういう経験はとても楽しかったんだけど、帰国してしばらく時間が経つとなかなか思い出せなくなってしまう。
思い出は次第に薄れてしまう。

だから、「すごく楽しい」は今後の人生で感じる幸せの影響度は小さい

一方、複数回感じる「そこそこ楽しい」は幸せの影響度が大きい。

例えば海外の砂浜でぼーっと海を眺めていたという体験。
そういう「そこそこ楽しい」ような体験は他にも色々やっている。

だから帰国後でもなかなか忘れられないもの。
日常生活でふと思い出す事も多い。

「そこそこ楽しかった」体験を思い出すだけでも幸せ。
だから、「そこそこ楽しい」体験は幸せへの影響度が大きい。

だから「すごく楽しい海外旅行にする方法」よりも「海外旅行をそこそこ楽しむ方法」の方が大事。

海外旅行は自分の人生にとってはあくまでもオマケ程度のイベントなんだよ

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