「こころぴょんぴょん」のアイルランド語を分析してみた

本場のアイルランドですら、全く使われていないことに定評のあるアイルランド語にも訳されている。

そのアイルランド語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。





「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?

色々な言語で翻訳された「こころぴょんぴょん」を解読してみた

そもそもアイルランド語って何?

アイルランド語=アイルランド+イギリス

アイルランド語はアイルランド・・・
だけでなく、イギリスでもちょっとだけ話される言語です。

googleマップ

イギリスを女の子で例えると・・・

女の子の背中に付いている羽の下あたりでアイルランド語が使われてる。

なお、アイルランド語の事を「ゲール語」とも呼ぶ。

アイルランド語は絶滅危機

現在のアイルランドの言語は「英語」です。

日常的にアイルランド語を使うアイルランド人はほとんど居ません。

アイルランド語の話者人口は35万人で、絶滅危機の言語として登録されている。

昔、イギリスがアイルランドを占領していたから仕方ないね。

アイスランド語ではありません!

アイランド語アイランド語は全く別物です。

「こころぴょんぴょん」をアイスランド語へ翻訳してみた

googleマップ

アイルランド語の事を、うっかり「アイスランド語」って呼ばないで!

アイスランド語が泣いちゃうから!

語学マニアおじさんからのお願いだぞ!

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のアイルランド語訳


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


アイルランド語の発音方法

文字と音にかなりズレがある

アイルランド語は英語以上に文字通りに読まない単語が多い。

「Ó」=「オー」

これはまだ文字通りに読む。

Ó=オー

「á」=「オー」

「á」は「アー」ではありません

「アー」ではありません

大事なことなので二回言いました

Tá=トー

「oí」=「エー」

「oí」は「オイ」ではなく、「エー」と読む。

chroí=フレー

「éi」=「エー」

léimeadh=レーメウー

「adh」=「ウー」

「アドフ」ではなく、まとめて「ウー」

léimeadh=レーメウー




アイルランド語を分析するとこうなる

語順はVSO

アイルランド語の語順はお隣のウェールズ語と同じVSO

「こころぴょんぴょん」のウェールズ語訳を分析してみた

最初に動詞から始まる言語です。

引用:アイルランド語の文法を学ぼう

「Ó」=「オーッ!」


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


英語のohに相当する。

アイルランド語 ó

「Tá」=「~です」


Ó^~ mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


「Tá」は、英語で言えば「he is」に相当する。

アイルランド語 bí

「mo」=「私の」


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー  フレー アグ レーメウー^~


「mo」は英語の「my」に相当する。


アイルランド語 mo

「chroí」=「心」


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


「chroí」は英語の「heart」に相当する。

なお、「chroí」は男性名詞です。

アイルランド語 droch-chroí

「ag」=「~している」


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


「ag」+「動詞」動作の進行を表す。

アイルランド語 ag

「léimeadh」=「跳んだ」


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


先ほどの「ag」と合わせて

ag léimeadh

で、「跳んでいた」の意味になる。

「léimeadh」は「léim」の過去・自主的動詞(past autonomous)らしい。
三人称とか複数とは全く別の形です。


アイルランド語 leim

「léimeadh」を正確に言うと「私の意思で跳んだんだぞ!」の訳になるのかな?

アイルランド語訳のまとめ


Ó^~ Tá mo chroí ag léimeadh^~
オー^~ トー モ フレー アグ レーメウー^~


を日本語に直訳すると


オー、私の心が飛んでいたんですぞ!


他の言語では、「跳ぶ」の動詞の時制を「現在」or「未来」として訳している。

それに対してアイルランド語は「過去」として訳している。

アイルランド語の場合、過去の時制で現在の状態を表す言語なのかな?
と妄想してしまう。