ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。
イギリスの言語の1つである、ウェールズ語にも訳されている。
そのウェールズ語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。
目次
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?
ウェールズ語訳の修正版はこちら
ウェールズ語学習者(4か月)の私がウェールズ語訳を修正してみた。
そもそもウェールズ語って何?
ウェールズ語はイギリスの一部で話される言語。
イギリスを女の子で例えると・・・
左下のスカートのふくらみ辺りがウェールズ。
ロンドンの西側の地方をウェールズと呼ぶ。
その地方では、英語と並んでウェールズ語が公用語になっている。
話者人口は70万人程度
絶滅危機のおそれがある言語としてUNESCOに登録されている。
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のウェールズ語訳
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
ウェールズ語の発音方法
「y」=「イ」
「y」は母音
日本語の「イ」に近い音
Bydd=ビズ
fy=フィ
「dd」=「ズ」
「dd」=「d」+「d」ではない。
まとめて1つの子音として見る。
発音は「ð(ズ)」
英語と同じです。
Bydd=ビズ
「ng」=「ン」
「ng」は英語と同じ発音。
日本語の「ン」とは別物です。
nghalon=ンハロン
ウェールズ語を分析するとこうなる
語順はVSOです。
ウェールズ語は、ハワイ語と同様に、動詞から始まる言語です。
「Ah」=「アハ」
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
「Ah」は英語と同じ感嘆詞。
「Bydd」=「~である」
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
「Bydd」は英語の「is」に相当する
「Bydd」を正確に見ると、現在形・三人称・単数になる。
「現在進行形」ではありません。
「fy」=「私の」
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
「fy」は英語の「my」に相当する
「nghalon」=「心」
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
「nghalon(ンハロン)」は「calon(カロン)」の発音が変化した単語。
calonは「心」を意味する男性名詞です。
「naid」=「彼はジャンプする」
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
「naid」は英語の「he jumps」に相当する。
先ほどの「Bydd(~である)」が現在形・三人称・単数だった。
それにあわせてneidioも現在形・三人称・単数になっている。
ウェールズ語訳のまとめ
Ah^~ Bydd fy nghalon naid^~
アハ~ ビズ フィ ンハロン ナイド~
を英語に置き換えると
Ah~ is my heart jump
ウェールズ語は、英語と同様に「be動詞+(~ing)」で現在進行形(~している)を表せる。
be動詞に相当するのが「Bydd(ビズ)」
(~ing)に相当するのが「naid(ナイド)」
つまり、jump→jumpingと解釈できる。
Ah~ is my heart jumping
「アハ~私の心は現在はジャンプしています」という意味になる。
「ぴょんぴょん」を「ジャンプしています」と表現していますね。