「こころぴょんぴょん」のラテン語訳を分析してみた

ニコニコ大百科にある「こころぴょんぴょん」の記事を見ると世界中の全言語に翻訳されている。

死語の中では一番有名なラテン語にも訳されている。

そのラテン語はどうやって翻訳したのかを分析してみた。




「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?

色々な言語で翻訳された「こころぴょんぴょん」を解読してみた

そもそもラテン語って何?

ラテン語は今から2000年前にイタリアあたりで使われた言語。

今では使われていない死語になっている。

だけどラテン語を元に、色々なヨーロッパ言語が生み出された。

 

英語とかでよく出る格言の多くはラテン語が元になっているケースが多い。

他にも、学会とかで命名するときはラテン語を引用している。

ラテン語は今では死語だけど、世界中に大きな影響を与えている言語ですぞ!

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のラテン語訳


A^~cor meum exsultat^~
ア~ コル メウム エクススルタト~


ラテン語の発音方法

ほぼローマ字読みでOK

ラテン語の発音は今のヨーロッパ言語と比べたら簡単。

文字通りに読めばOKです。

と言うか、ラテン語は死語なので細かい発音に関しては気にしなくていい。

「c」=「カ」行

cor

「x」=「クス」

他のヨーロッパ言語みたいに「x」=「ス」と濁ることは無い。

exsultat=エクススルタト



ラテン語を分析するとこうなる

「A」=「アハ~」


A^~cor meum exsultat^~
~ コル メウム エクススルタト~


ラテン語における「A」は、こころぴょんぴょんの「あぁ^~」に相当する。

「cor」=「心」


A^~cor meum exsultat^~
ア~ コル メウム エクススルタト~


「cor」は「心」の意味を持つ名詞

正確には中性名詞・単数・主格

ラテン語 cor

「meum」=「私の」


A^~cor meum exsultat^~
ア~ コル メウム エクススルタト~


「meum」は「私の」の意味を持つ単語。

英語で言う「my」に相当する。

「cor(心)」中性名詞なので、meus→meumへと形を変える。

ラテン語 meus

「exsultat」=「彼は跳ね上がる」


A^~cor meum exsultat^~
ア~ コル メウム エクススルタト


「exsultat」は「彼(=心)は跳びあがる」という意味の動詞。

正確には直説法・現在形・三人称・単数。

ラテン語 exsultō

ラテン語は動詞の活用がものすごい多い言語。

exsultō(私は跳びあがる)だけでも100個以上活用するぞ!

ラテン語訳のまとめ


A^~cor meum exsultat^~
ア~ コル メウム エクススルタト~


を日本語に直訳すると


アハ~ 私の心が跳びあがる。


ほかのヨーロッパ言語では[私の][心]の語順で訳されている。

だけど、ラテン語の場合は[心][私の]のように語順が逆になっている。

ブルガリア語でも同じ語順になっている。

「こころぴょんぴょん」のブルガリア語訳を分析してみた

もしかしてラテン語とブルガリア語は似た言語ではないのか・・・?

と想像してしまう。

語学マニアの言語に対する疑問は尽きない。

無活用版のラテン語も学んでみませんか?

「こころぴょんぴょん」の無活用ラテン語を分析してみた