ポケモン剣盾の女主人公で学ぶウェールズ語(mae hi’n giwt)

前に女主人公をウェールズ風に着せ替えた。

なので、今回はウェールズ語の初歩的な説明をしようと思う。




【前回】女主人公の着せ替えをウェールズ風にしてみた

ポケモン剣盾の女主人公の着せ替えをウェールズ風にしてみた

今回紹介するウェールズ語

ウェールズ語は英語と同じ文字を使う

突然だが、ウェールズ語の例文を以下に示す。


mae hi’n giwt
マエ ヒン ギュト
彼女は可愛いです (she is cute)


 

ウェールズ語は、英語と同じアルファベット文字を使う。

ただし、英語には無いようなスペルも出てくる

例を以下に示す。


・Ll
・Dd


発音は英語に近い

ウェールズ語の発音は、英語と大体同じ。

ただし、スペルによっては英語と違う読み方をするケースもある。

単語と単語の間を続けて読むケースがある

ウェールズ語は、フランス語や韓国語のように続けて読む単語がある。


mae hi’n giwt
マエ ヒン ギュト


「hi’n」の部分は、続けて「ヒン」と読む。
「hi(ヒ)」と「n(ヌ)」を分解して読まない

 

「’」の部分は、英語で言う
「I am」の短縮形「I’m」を示すマークに相当する。

ウェールズ語を文法的に説明してみる

文法的に分解

ウェールズ語を単語ごとに分解すると、以下の意味になる。

この例文の場合は、4個の単語に分解できる。

mae=「~です」

「mae」は英語の「is」に相当する。

 

厳密に言うと
直説法・肯定形・現在形・三人称・単数

という長ったらしい名前になる。

 

まぁ、この段階では

「mae」=英語の「is」

の理解でOK

hi=「彼女は」

「hi」は英語の「she」に相当する。

ウェールズ語は英語と同様、人を指す時に
「男性」・「女性」をしっかり区別する。

‘n=後に形容詞が来る印

「’n」は「yn」の短縮形になっている。

 

その「yn」が英語には無い概念なので、説明が難しい・・・

 

日本語で言うと

「キレイ花」」(=yn)

みたいな感じ。

 

ウェールズ語の場合、形容詞の前に「yn」を置くルールになっているんです。

giwt=「かわいい」

「giwt」の元の形はciwt(キゥト)」

 

なぜ、最初からciwt」で書かないの???

その理由を説明するとややこしくなる・・・

 

まぁ、ウェールズ語の仕組みを知る為に軽く説明しておく。


先ほどの単語「yn」の後に「形容詞」が来た場合、
その単語の一番最初の発音を変える


 

例えば・・・

「yn」+「ciwt」

の単語の並びになった場合、
「ciwt」の最初の文字「c」「g」へ変わる。

「yn」+「giwt」

 

その現象をウェールズ語文法上では「軟音化(なんおんか)」と呼ぶ。
まぁ、これも初期段階では覚えなくていい。




ウェールズ語は最初に動詞が来る言語

最初にいきなり動詞が来るぞ!

もう一度、ウェールズ語例文を示す。


mae hi’n giwt
マエ ヒン ギュト
彼女は可愛いです (she is cute)


 

ウェールズ語「mae hi’n giwt」をそのまま英語に置き換えると

is she cute

になる。

 

英語の場合、動詞を先に持っていくと疑問文になるんだったよね?

 

だけど、ウェールズ語の場合は疑問文ではなく、肯定文になる。

これがウェールズ語と英語の大きな違い。

ウェールズ語と似た語順を持つ言語

お隣のアイルランド語もウェールズ語と似た語順になる。

「こころぴょんぴょん」のアイルランド語を分析してみた

ウェールズ語とは無縁の言語だけど、ハワイ語も似た語順になる。

「こころぴょんぴょん」をハワイ語訳へ翻訳してみた

ところでポケモン剣盾の女主人公はかわいいよね?

もう一度、ウェールズ語例文を示す。


mae hi’n giwt
マエ ヒン ギュト
彼女は可愛いです (she is cute)


やっぱり女主人公は可愛い!

mae hi’n giwt!

続き

女主人公が玉(意味深)を投げるようです

モンスターボールを投げるシーンをウェールズ語で解説してみた