ワイが暗記中のウェールズ語動詞の変化表を網羅してみた

変化表を作って呪文のようにブツブツ唱えるのは、語学あるある

ワイも、ウェールズ語の変化表を自作して待ち時間とかにお経のように唱えている。
その変化表を紹介するゾ~

え?一般人には需要が無い?知らんけど




前回の記事

重要だと思われる2つの動詞の変化表だけ紹介した。


bod(~である)
mynd(行く)


ウェールズ語で覚えるべき動詞の活用表をまとめてみた(話し言葉)

動詞の変化表を見る上での注意

方言や話し言葉・書き言葉によって異なる

ウェールズ語の方言についてはを読んで、どうぞ

ウェールズ語には北部と南部の方言があるゾ~。なお、語学書(略

ウェールズ語の「話し言葉・書き言葉」についてはを(ry

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のウェールズ語を「書き言葉」にしてみた


(話)Ah^~ Mae fy nghalon yn neidio^~
(書)Ah^~ Y mae fy nghalon yn neidio^~

あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~


注意点

本記事で紹介する変化表は、あくまでも日本で出版されたウェールズ語の語学書に書いてあった内容。
あとは、英語で書かれたウェールズ語語学書やwiktionaryも参考にしている。

 

語学書では「北部」とか「南部」「話し言葉」とか「書き言葉」で区別しているけど…
本によって形が微妙に異なるケースもある。

本に書いてある変化形は「絶対」ではないッ!

 

日本語だって同じでしょ?
「食べれる」と「食べられる」は別の変化形だけど、どちらも同じ意味として認識できるよなぁ~?

「食べれる」と「食べられる」どっちが正しいのか?を言語学の立場で説明してみた

それはウェールズ語、と言うか世界中の言語どれも同じ。
「ことば」は揺れるモノだから・・・(震え声

 

という訳で、ワイが紹介する変化形は

「あくまでもウェールズ語の言い方の一つ」

と理解してほしいゾ~

略語

特に強調する場合,以下を追記する


(話)・・・話し言葉
(書)・・・書き言葉

(南)・・・南の方言
(北)・・・北の方言

(肯)・・・肯定形
(疑)・・・疑問形
(否)・・・否定形

(短)・・・短縮形


人称代名詞は省略する

いちいち人称代名詞を書くのが面倒表のスペースの都合上、人称代名詞は省く

話し言葉の場合は、脳内で人称代名詞を補って♡

 

書き言葉の場合、人称代名詞は省略する事が多いゾ~
動詞の形を見れば、「人称・数」が分かるんで…

日本語の意味も省略

英語以外の語学書は秀才向けに書かれているんで…


I am (アイアム) 私は~です


みたいに「超」親切に書かれることはほぼ無い!
だって、書くのが面倒だもん

 

カタカナ読みは書くけど、日本語訳は省略するゾ~

「人称・数」は以下のように書くから許して♡


単数:私、君、彼
複数:私たち、アナタたち、彼ら


人称代名詞(書)

変化表

変化表に使う人称代名詞は省略するんで・・・
人称代名詞はここで紹介しておく。

まぁ(書)は省略することが多いんだけど。

人称・数 ウェールズ語 発音
i
ti ティ
彼、彼女 ef,hi エヴ、ヒ
私たち ni
アナタたち chwi フウィ
彼ら hwy フウィ

補足説明

「アナタたち」の人称代名詞chwiは、(話)と同じ形chi(ヒ)を使うこともある

 

他、(話)と異なるのはの2つだけ
右の()は(話)


「彼」のef (e)
「彼ら」hwy (nhw)


注意点

「彼」の人称代名詞ef(エヴ)と、e(彼)に子音を追加したfe(ヴェ)と混乱しやすいので注意!

 

fe(ヴェ)は、動詞の最後が母音で終わった場合、母音の連続を避けるために子音f(ヴ)を付けた形。
ef(エヴ)は、書き言葉独特の形。

そこ、ややこしいゾ~

 

更に説明すると・・・
前置詞の最後が母音で終わる場合もfe(ヴェ)を使う。

【ウェールズ語】前置詞の後に人称代名詞が来たら「前置詞」が人称変化する

Bod(~である)動詞で紹介していなかった変化形

現在形(書)

「~です」をカッコよく言う時に使う変化形

人称・数 ウェールズ語 発音
wyf,ydwyf ウィヴ、アドゥィヴ
wyt ウィト
mae,yw,ydyw イウ、アディウ
私たち ydym アディム
アナタたち ydych アディフ
彼ら maent,ydynt マエント、アディント

(書)の場合、の動詞の前にの単語を置く(省略することもある)


(肯)・・・Y,Yr(ア、アル)
(疑)・・・A(ア)
(否)・・・Nid(ニド)


 

二人称 wyt,ydych は,(話)と同じ形
ただし、肯定を表す時は「Yr wyt」「Yr ydych」のように書く(事が多い)

 

「私」のwyf,ydwyfはどちらも(肯)で使う
ydwyfの方が堅苦しい。

「yd-」自体に肯定の意味があるんで・・・(Yと同じ役割)

 

最後に


「彼」のmae,yw,ydyw
「彼ら」のmaent,ydynt


の使い分けは説明すと長くなるので3行でまとめると以下


mae,maentは、新しい話題を(肯)で言う時に使う
ywは、強調構文で使う(例:私は~です)
ydyw,ydyntは、質問に対して「はい・いいえ」と返答する文に使う


状態の過去形(書)

「~だった」の意味。

後述の点過去(完了時制)とは異なるゾ~

人称・数 ウェールズ語 発音
oeddwn オエズゥン
oeddit オエズィト
oedd オエズ
私たち oeddem オエゼム
アナタたち oeddech オエゼフ
彼ら oeddent オエゼント

(話)と異なるのは
右の()は、(話)の変化形


「君」oeddit (oeddet)
「私たち」oeddem (oedden)
「彼ら」oeddent (oedden)


(書)は、動詞の最後にくっつく語尾で人称をハッキリ区別していることが分かる

状態の過去(話)(短)

「私は~だったか?(疑)」を意味するoeddwn(オエズゥン)は長いので、短く言う事もある。

は、(疑)ね!

人称・数 ウェールズ語 発音
own,o’n オウン、オン
oet,o’t オエト、オト
oedd,o’dd オエズ、オズ
私たち oen,o’n オエン、オン
アナタたち oech,o’ch オエフ、オフ
彼ら oen,o’n オエン、オン

肯定で「私は~だった(肯)」と言う場合は,先頭にRをくっつける

Rown i (ロウ・ニ)→私は~だった

 

否定で「私は~ではなかった(肯)」と言う場合は,先頭にDをくっつける

Down i (ドウ・ニ)→私は~ではなかった

未来形(書)

人称・数 ウェールズ語 発音
byddaf バザヴ
byddi バズィ
bydd ビズ
私たち byddwn バズゥン
アナタたち byddwch バズゥフ
彼ら byddant バザント

(書)も、(話)と同様に、動詞の前に Fe(南)又はMi(北)を置く事がある。

 

Fe,Miを使う場合は「軟音化」が起こって最初の「b」が「f」に変わる

ウェールズ語講座その24~女性名詞で学ぶ軟音化

 

例えば「私」のbyddafは,(南)だとFe fyddaf(ヴェ ヴァザヴ)になる。

命令法

ここでちょこっとだけ寄り道。

ウェールズ語における「命令形」は、未来形の2人称から作れる。
ただしbod(~である)動詞の場合は不規則。

人称・数 ウェールズ語 発音
bydd ビズ
アナタたち byddwch バズゥフ

「君は~であれ!」は、未来形のbyddi(バズィ)ではなくbydd(ビズ)になる。
未来形の「彼」は、「君は~であれ!」の命令形にもなるんですね!

ややこしい

 

他の人称・数に対する命令形もあるけど、語学書レベルの書籍には載っていないので無視!

もっと知りたい兄貴はの「Welsh」の所を見て、どうぞ。

wiktionary bod
Conjugationの右にある「show」をクリック
→Literary forms(書きことば)
→imperative(命令法)

点過去(=完了時制)(書)

「~だった」を表す「状態の過去」とは異なり、「ヤったぜ!」を表す時制が「点過去」

 

biim(bûm)兄貴に定評のある時制

ウェールズ語には、biim兄貴の名前を使ったbûm(ビーム)がよく出てくる

人称・数 ウェールズ語 発音
bûm ビーム
buost ビオスト
bu
私たち buom ビオム
アナタたち buoch ビオフ
彼ら buont ビオント

習慣・条件時制(北)

要するに「条件法」

「もし~であれば・・・」という「条件」を表す時制
※「もし~であれば、~なのにィ~」は仮定法

(南)は前回の記事で紹介したので、本記事では(北)だけ

人称・数 ウェールズ語 発音
baswn バスゥン
baset バセト
base バセ
私たち basen バセン
アナタたち basech バセフ
彼ら basen バセン

ちなみには、後で紹介する「仮定法・大過去(短)」と同じ形になる

習慣・条件時制(北)にpe(もし~)付の(短)

「もし私が~なら」を(北)でpe baswn(ペ バスゥン)と書く。
その短縮形があるゾ~

ちなみに、は(南)(北)の(話)で使われる。

人称・数 ウェールズ語 発音
‘Swn スゥン
‘Set セト
‘Se
私たち ‘Sen セン
アナタたち ‘Sech セフ
彼ら ‘Sen セン

「もし私が~なら」の(北)がpe baswn(ペ バスゥン)
その“pe b-“の部分が消えて‘Swn(スゥン)になる

 

ちなみに、同じ意味としてpetawn(もし~なら)の形もある。
これも、活用するヨ~




習慣・条件時制(南)(短)

ウェールズ語の知識が無い兄貴がパラパラ読み進めたら、多分ここらへんで訳が分からなくなっているんじゃないかな?(適当)

わけがわからないよ

 

前回の記事で紹介した(南)の(短)も紹介するヨ~

人称・数 ウェールズ語 発音
bawn バウン
bait ベト
bai
私たち baem バエム
アナタたち baech バエフ
彼ら baent バエント

動詞の活用で -ai- のスペルが来た場合は「エ」と発音する。
方言によってはそのまま「アイ」と読む事もあるんですが、それは・・・

仮定法・現在形

ここから、何のことか分からなくなる「仮定法」にいきますよ~イクイク~
ヌッ!

 

さっき紹介した「現在形」は、正確に言うと「直説法・現在形」
この「直説法」を「仮定法」に置き換えただけ。

「仮定法」のレベルまで来ると、ほぼ(書)でしか使わない。

 

ウェールズ語における「仮定法・現在形」は、以下のシーンで使われる


1.願望、神への祈り
2.不確実な未来(~する時、~する限り)
3.目的


 

表の右側は(短)ね!

人称・数 ウェールズ語 発音
byddwyf,bwyf バズウィヴ、ブウィヴ
byddych,bych バズゥフ、ビフ
byddo,bo バゾ、ボ
私たち byddom,bôm バゾム、ボーム
アナタたち byddoch,bôch バゾフ、ボーフ
彼ら byddont,bônt バゾント、ボーント

(話)でも、決まりきったフレーズで「仮定法」の形を使うことがある

例:
Da bo chi ( ダ ボ ヒ ) さようなら (丁寧)

2つ目の単語bo(ボ)は、bod動詞の「仮定法・現在形・3人称・単数」
「願望」の意味で使われている。

 

Da bo chi ( ダ ボ ヒ )を直訳すると
「もしアナタが良い状態であれば~」でしょうか

仮定法・状態の過去

事実でない事を仮定する時に使う。

条件法とは違うよ~(事実だと予測できる事を仮定する時に使う)

 

なお、変化形は条件法と全く同じ形になる模様。
(短)まで同じになるっす。

なので、変化表は省略ッ!

あぁ^~表を作らなくて楽ちんじゃあ^~

仮定法・大過去

「大過去」と言う時制がある。
現代ウェールズ語ではめったに使われないんですけどね。

事実でなかった事を仮定するのが「仮定法・大過去」

 

ちなみに、事実でない事を仮定するのが「仮定法・状態の過去」

 

一般人「何が何だかわからない…」

語学マニア「大過去は別の言語でもあるから余裕やな!HAHAHA…(震え声」

 

仮定法・現在形と同様に、表の右側は(短)ね!

人称・数 ウェールズ語 発音
buaswn,baswn ビアスゥン、バスゥン
buasit,basit ビアスィト、バスィト
buasai,basai ビアセ、バセ
私たち buasem,basem ビアセム、バセム
アナタたち buasech,basech ビアセフ、バセフ
彼ら buasent,basent ビアセント、バセント

【悲報】まだBod動詞の変化表

mynd(行く)の変化表

不規則動詞は4つだけ

mynd(行く)は不規則に変化する動詞の1つ。

他に不規則な動詞は以下の3つだけ


dod(来る)
cael(取る)
gwneud(~する)


 

それ以外の動詞は全て、規則正しく変化する。
(例外があるとは言ってない)

現在形

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形

bod動詞に縛られない屈折構文(くっせつこうぶん)の時間だああああ(←うるさい)

 

mynd(行く)の(話)は、前回も紹介したけど…
今回は(書)も紹介する。

表の左が(書)右が(話)ね!
特に分けていない場合は共通と思って♡

人称・数 ウェールズ語 発音
af,â アヴ、アー
ei エイ
â,aiff/eith アー、アイフ/エイス
私たち awn アウン
アナタたち ewch エウフ
彼ら ânt,ân アーント、アーン

「彼」の(話)はaiff(アイフ)とeith(エイス)の2通りある


aiff(アイフ)→(南)
eith(エイス)→(北)


他の動詞の未来形も同様に方言差がある。

 

しかし、なんてエロい響きなんだろう…
「アー」とか「アーン♡」とか。

点過去(完了時制)

(書)と(話)で、大きく形が異なる部分がある。
「私」と「君」に注目~

表の左が(書)右が(話)ね!

人称・数 ウェールズ語 発音
euthum,es エイスィム、エス
aethost,est アエソスト、エスト
aeth アエス
私たち aethom,aethon アエソム、アエソン
アナタたち aethoch アエソフ
彼ら aethant,aethon アエサント、アエソン

「私」の(話)はes(エス)
「私」の(書)はeuthum(エイスィム)

(話)の最後の-sの部分が、(書)になると-uthumと長くなる。

 

「君」の(書)も、やっぱり大きく異なる。
aethost(アエソスト)って、なんだか「彼」に近い形だなぁ~

(話)だとest(エスト)で、「私」es(エス)に近い形になるのだが…

習慣・条件時制

「もし~であれば・・・」という「条件」を表す時制

先ほどbod動詞で説明した「仮定法」と混乱しがちなので注意ゾ~

人称・数 ウェールズ語 発音
awn アウン
ait,aet アイト、アエト
âi アーイ
私たち aem,aen アエム、アエン
アナタたち aech アエフ
彼ら aent,aen アエント、アエン

(書)と(話)の差は、未来形と似ている。

 

「彼」のâi(アーイ)を見ると、野獣先輩のアーイキソ」を連想する

なんで黒いゴーグルを付ける必要なんかあるんですか?

dod(来る)の変化表

現在形

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形

人称・数 ウェールズ語 発音
dof ドヴ
doi ドイ
daw ダウ
私たち down ドウン
アナタたち dowch,dewch ドウフ、デウフ
彼ら dônt,dôn ドーント、ドーン

例えば「私は来るZE!」は
dof i(ドヴ・イ)
になる。

英語のdownは、ウェールズ語だと「私たちはイクぜ!」になる

点過去(完了時制)

mynd(行く)と同様に,(書)と(話)で、大きく形が異なる部分がある。
表の左が(書)右が(話)ね!

人称・数 ウェールズ語 発音
deuthum,des デイスム、デス
daethost,dest ダエソスト、デスト
daeth ダエス
私たち daethom,daethon ダエソム、ダエソン
アナタたち daethoch ダエソフ
彼ら daethant,daethon ダエサント、ダエソン

myndの点過去の変化形の先頭に「d-」を付けただけ。
「私」と「君」の形が大きく異なるのはmynd(行く)と同じ

習慣・条件時制

人称・数 ウェールズ語 発音
deuwn,down デイウン、ドウン
deuit,doet デイィト、ドエト
deuai,dôi デイエ、ドーイ
私たち deuem,doen デイエム、ドエン
アナタたち deuech,doech デイエフ、ドエフ
彼ら deuent,doen デイエント、ドエン

mynd(行く)と違ってdod(来る)の条件法は(書)と(話)で形が大きく異なる。
覚えにくい変化形の1つ。

まずは(話)だけ覚えると良いんじゃないかな?(適当)

 

あっ、そうだ(唐突)
英語のdownは、ウェールズ語だと「もし私がイクなら~」の意味にもなる。

cael(取る、手に入れる)の変化表

現在形

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形

mynd(行く)の先頭に「c」を付ける、と考えればOK

人称・数 ウェールズ語 発音
caf,ca(f) カヴ、カ
cei ケイ
caiff/ceith カイフ/ケイス
私たち cawn カウン
アナタたち cewch ケウフ
彼ら cânt,cân カーント、カーン

ちなみに、二人称のCei,Cewchはよく使うフレーズ。
「~していい?」って聞かれた時に「ええで」って答える時に使う。

 

逆に「ダメです」と言う場合はNa Chei(ナ ヘイ)になる

c→chへと帯気音化(たいきおんか)する例としてcael(取る)が良く使われる

ウェールズ語講座その26~帯気音化の紹介

点過去(完了時制)

人称・数 ウェールズ語 発音
cefais,ces ケヴェス、ケス
cefaist,cest ケヴェスト、ケスト
cafodd カヴォズ
私たち cawsom,cawson カウソム、カウソン
アナタたち cawsoch カウソフ
彼ら cawsant,cawson カウサント、カウソン

dod(来る)と同様に、(書)の変化表は覚えにくい。
「私」「君」の場合は -fai-(ヴェ) が挿入されるっす。

習慣・条件時制

人称・数 ウェールズ語 発音
cawn カウン
câit,caet カーイト、カエト
câi カーイ
私たち caem,caen カエム、カエン
アナタたち caech カエフ
彼ら caent,caen カエント、カエン

cael(取る)の「私」の形は、のフレーズでよく使われる

 

cawn i weld ( カウ ニ ウェルド ) 見てみましょう、どうかな

直訳すると「もし、私が見る事を取るなら~」

gwneud(~する)の変化表

現在形

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形

gwneud(~する)の場合は、今までの不規則動詞3つと少し変わっている。

 

(話)では、先頭の「gw-」が省かれることが多い。
つまり、gwneud→neudの形を使う。

 

もしくは先頭の「g-」だけ省いたwneudの形もある
軟音化によるgの脱落ではない!)

ウェールズ語講座その24~女性名詞で学ぶ軟音化

 

今回の(話)は、gwneud→neudとする。
そこを頭に入れて、変化表を見て♡

人称・数 ウェールズ語 発音
gwnaf,na(f) グゥナヴ、ナ(ヴ)
gwnei,nei グゥネイ、ネイ
gwna,naiff/neith グゥナ、ナイフ/ネイス
私たち gwnawn,nawn グゥナウン、ナウン
アナタたち gwnewch,newch グゥネウフ、ネウフ
彼ら gwnânt,nân グゥナーント、ナーン

と、別の動詞を使って「~するぞ!」という未来の意思を表せる

例:
(話)Nawn i fynd
ナウ・ニ ヴィンド
私たちは公園に行きましょう!

fyndmynd(行く)が軟音化した形

点過去(完了時制)

(書)は、やたらと長ったらしくて書くのがめんどくせぇ…
なんでこんなに長いのよぉ~~~~(不満

人称・数 ウェールズ語 発音
gwneuthum,nes グゥネイスム、ネス
gwneuthost,nest グゥネイソスト、ネスト
gwneuth,naeth グゥネイス、ナエス
私たち gwneuthom,naethon グゥネイソム、ナエソン
アナタたち gwneuthoch,naethoch グゥネイソフ、ナエソフ
彼ら gwneuthant,naethon グゥネイサント、ナエソン

(書)はmynd(行く)の変化形の先頭に「gwn-」をくっつけた形だね~

習慣・条件時制

人称・数 ウェールズ語 発音
gwnawn,nawn グゥナウン、ナウン
gwnait,naet グゥネト、ナエト
gwnâi,nâi グゥナーイ、ナーイ
私たち gwnaem,naen グゥナエム、ナエン
アナタたち gwnaech,naech グゥナエフ、ナエフ
彼ら gwnaent,naen グゥナエント、ナエン

この(書)も、mynd(行く)の変化形の先頭に「gwn-」をくっつけた形っす。
だから、mynd(行く)の変化形を先に覚えておく必要があったんですね。

dweud(言う)の変化表

現在形(話)

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形

ここからは、規則動詞になるゾ~
覚える手間が減って楽ちーん

(覚えるのが楽とは言ってない)

人称・数 ウェールズ語 発音
dweuda ドウェイダ
dweudi ドウェイディ
dweudiff/dweudith ドウェイディフ、ドウェイディス
私たち dweudwn ドウェイドゥン
アナタたち dweudwch ドウェイドゥフ
彼ら dweudan ドウェイダン

規則動詞の人称語尾を、上から並べると


-a
-i
-iff
-wn
-wch
-an


 

最初に紹介したbod動詞の未来形の語尾と同じ
ただし,「彼」のBydd(ビズ),テメーはダメだ!

点過去(完了時制)

規則動詞なんですけど、ややこしいルールがあってだな…

dweud(言う)の語幹 dywed-
点過去は、語幹をベースに変化させる必要がある。

人称・数 ウェールズ語 発音
dywedais,dywedes ダウェデス、ダウェデス
dywedaist,dywedest ダウェデスト、ダウェデスト
dywedodd ダウェドズ
私たち dywedasom,dywedon ダウェダソム、ダウェドン
アナタたち dywedasoch,dywedoch ダウェダソフ、ダウェドフ
彼ら dywedasant,dywedon ダウェダサント、ダウェドン

dweudの点過去・「私」をdweud+esと書くのは、まずいですよ!

 

理不尽だけど、dweud語幹dywed- なので、dywed+es になるのよん♪

それ以外は規則的に変化するので、楽だな!

(書)の複数形、が少しややこしい

習慣・条件時制

あるけど、語学書には書いてなかったので省略。
以降の規則動詞も、条件法は省略。

特に条件法を紹介している場合はこの限りではない

prynu(買う)の変化表

現在形

(bod以外の動詞に現在形なんて)ないです

状態の過去形

(bod以外の動詞に状態の過去形なんて)ないです

未来形(話)

prynuの最後の母音-uを取って、そこに人称語尾を付ける。

人称・数 ウェールズ語 発音
pryna プラナ
pryni プラニ
pryniff/prynith プラニフ/プラニス
私たち prynwn プラヌゥン
アナタたち prynwch プラヌゥフ
彼ら prynan プラナン

「私は買うぜ!」を prynu+a と書いてはいけない(戒め

点過去(完了時制)

最後の母音を取って、そこに人称語尾を付ける。
そこは未来形と同じ考え方。

人称語尾は違うけど。

人称・数 ウェールズ語 発音
prynais,prynes プラネス、プラネス
prynaist,prynest プラネスト、プラネスト
prynodd プラノズ
私たち prynasom,prynon プラナソム、プラノン
アナタたち prynasoch,prynoch プラナソフ、プラノフ
彼ら prynasant,prynon プラナサント、プラノン

(書)の複数形は、「仮定法・大過去」と似ている。
「仮定法・過去」と比較して,途中に「-as-」が挿入されている点が、prynu(買う)の点過去と共通している。

習慣・条件時制

☆ 省 ☆ 略 ☆

meddai(言う、考える)の変化表

未来形(話)

ここからは、個別の時制だけピックアップして紹介する。

先ほどのprynu(買う)と同様に、最後の母音-aiを省く。
その状態で未来形の人称語尾を付ける。

人称・数 ウェールズ語 発音
medda メザ
meddi メズィ
medd メズ
私たち meddwn メズゥン
アナタたち meddech メゼフ
彼ら medden メゼン

習慣・条件時制

最後の母音-aiを省く点は、未来形と同じ

人称・数 ウェールズ語 発音
meddwn メズゥン
meddit,meddet メズィト、メゼト
meddai,medde メゼ、メゼ
私たち meddem,medden メゼム、メゼン
アナタたち meddech メゼフ
彼ら meddent,medden メゼント、メゼン

gallu(~できる)の変化表

未来形(書)

二人称だけ母音が「a」→「e」に変化するゾ~

人称・数 ウェールズ語 発音
gallaf ガサヴ
gelli ゲスィ
gall ガス
私たち gallwn ガスゥン
アナタたち gellwch ゲスゥフ
彼ら gallant ガサント

hoffwn(~したい)の変化表

習慣・条件時制

「~したいのですが」の表現でよく使われる

人称・数 ウェールズ語 発音
hoffwn ホフゥン
hoffit,hoffet ホフィト、ホフェト
hoffai,hoffe ホフェ、ホフェ
私たち hoffem,hoffen ホフェム、ホフェン
アナタたち hoffech ホフェフ
彼ら hoffent,hoffen ホフェント、ホフェン

「私は~したいのですが」と遠回しに言う場合は
Hoffwn i~(ホフゥ・二)
が良く使われる。

ストレートに
Rydw i eisiau~(私は~したい)
よりも、Hoffwnを使った方が大人っぽい言い方になる

dylu(~すべきである)の変化表

英語で言うとshould

習慣・条件時制

(直説法・)現在形よりも、条件法でよく使われる。

人称・数 ウェールズ語 発音
dylwn ダルゥン
dylit,dylet ダリト、ダレト
dylai,dyle ダレ、ダレ
私たち dylem,dylen ダレム、ダレン
アナタたち dylech ダレフ
彼ら dylent,dylen ダレント、ダレン

dysgu(学ぶ)の変化表

bod以外の動詞の仮定法や「受身」の形も紹介する。

ウェールズ語の教科書に載っているような動詞変化は、これで終わり(多分)

習慣・条件時制(書)

dysguは、最後が母音-uで終わっている。

なので、dysg-が語幹になる。
これをベースに、条件法の語尾を付ける

 

「仮定法・過去」もと同じ形だよ~ん

人称・数 ウェールズ語 発音
dysgwn ダスグゥン
dysgit ダスギト
dysgai ダスゲ
私たち dysgem ダスゲム
アナタたち dysgech ダスゲフ
彼ら dysgent ダスゲント

仮定法・現在

神への祈りとかに使う。

bod動詞と違って、(短)は無い

人称・数 ウェールズ語 発音
dysgwyf ダスグィヴ
dysgych ダスギフ
dysgo ダスゴ
私たち dysgom ダスゴム
アナタたち dysgoch ダスゴフ
彼ら dysgont ダスゴント

仮定法・大過去

事実で無かったことを仮定する時に使う。

「仮定法・過去」とは違うので注意!
「大過去」ですよ!

人称・数 ウェールズ語 発音
dysgaswn ダスガスゥン
dysgasit ダスガシト
dysgasai ダスガセ
私たち dysgasem ダスガセム
アナタたち dysgasech ダスガセフ
彼ら dysgasent ダスガセント

受身

ウェールズ語には受動態(~される)の表現がある。

(話)だと、
cael + 人称代名詞(fyなど) + 動詞
で「~される」を表せる

例:
cael fy nal (私は、取られる)

 

・・・のだが、caelを使わずに一語で「~される」を表す動詞の形がある。
更に言うと、時制は4つに分かれる

時制 ウェールズ語 発音
現在or未来 dysgir ダスギル
状態の過去 dysgwyd ダスグウィド
条件法 dysgid ダスギド
仮定法・大過去 dysgasid ダスガシド

人称は無いゾ~
つまりの動詞を使うと、自動的に「非人称構文」になる。

ウェールズ語講座その32~主語が無い文の作り方

 

「受身」の変化形は、教科書の最後に紹介されるような内容。
なので、ウェールズ語学習者ですら、ほとんどの人はこの形を知らないんじゃないかな?(適当)

 

「受身」の変化形は以下のように使う。
dysgir fi(私は学ばれる)

にあるfi(私)は主語じゃないよ!
(非人称構文なので)

gweld(見る)の変化表

未来形と受身を紹介して、本記事の締めとする。

未来形

よく出てくるので、一応紹介。

語幹は gwel-

gweldの場合は、未来形も語幹に沿って変化する。

×gweld+a
〇gwel+a

人称・数 ウェールズ語 発音
gwelaf,gwela グウェラヴ、グウェラ
gweli グウェリ
gwêl,gweliff/gwelith グウェール、グウェリフ/グウェリス
私たち gwelwn グウェルゥン
アナタたち gwelwch グウェルゥフ
彼ら gwelant,gwelan グウェラント、グウェラン

受身

非人称構文に使う「~される」の形

時制 ウェールズ語 発音
現在or未来 gwelir ダスギル
状態の過去 gwelwyd ダスグウィド
条件法 gwelid ダスギド
仮定法・大過去 gwelsid ダスガシド

語幹 gwel- の後に、時制に応じた形をくっつけるだけ。

 

ちなみに「受身・状態の過去」の語尾-wydは、「仮定法・現在・1人称・単数」-wyfと似ているので注意!

「受身・現在 or 未来」以外は「d」で終わる、と覚えておけば、仮定法の方と混乱しないで済むんじゃないかな?(適当)

以上が、ウェールズ語学習者の脳みそ

先ほど紹介した変化表は「全部」覚える必要がある。
教科書で出てくる形だからね、しょうがないね。

 

まぁ、(書)とか仮定法とかは頻度数が低いから後回しにしてもいいけど

それでも、覚える量が多すぎィ!

 

結局は、変化表を眺めながらお経のように唱えつつ

「あぁ^~なかなか覚えれないんじゃんぁ^~」

と嘆いているのである
(俺です)

 

ウェールズ語学習者が唱えている変化表という名のお経の内容が0.114514%だけでも分かってもらえれば嬉しいゾ~

まずうちさぁ、日本語→ウェールズ語のAnkiカード…あんだけど、見ていかない?