海外旅行に行くときに覚えたほうがいい旅行用語

海外旅行の本を見ると色々なカタカナ用語が出てくる。

イミグレとかリコンファームとかビザとか何それ?
最低限どんな用語を覚えておけばいいの?

そんな人向けに、覚えたほうが良い旅行用語をコンパクトに整理した。

最低限知っておいたほうが良い旅行用語

本記事では海外旅行を快適にするために最低限知っておいたほうが良い用語のみ紹介する。
用語はアイウエオ順に並べた。



アイル (Aisle)

飛行機内の通路側の席のこと。
飛行機の中に乗り込んで自分の座席を探すときに「Aisle」という英語を見かける。

3~4時間を超えるような長距離フライトの場合は通路側を指定するのがオススメ。

もう迷わない!飛行機の座席指定をするコツ

更に中央の通路側の座席を指定できればベスト。

自分の隣の人はトイレへ行くための逃げ道が2つできる。
なので自分が立たされる頻度を半分に減らせる。

デメリットは寝ている途中に通路を歩く人に肩がぶつかるのがうっとうしい。
寝る姿勢にちょっとだけ気を付ける必要がある。

イーチケット(e-ticket)

飛行機に乗るための航空券・搭乗券。

現在はコンピューター上で管理されている。

eチケットって何?

旅行当日は空港のチェックインカウンターに行ってパスポートを提示すれば自動的に紙の航空券を発行してくれる。

イミグレ

イミグレーション(出入国審査場)の略称

パスポートを渡して国に入ったり出ても大丈夫かチェックする場所。
海外旅行では必ず通ることになる。

イミグレの前は大抵は長蛇の列で30分程度並ばされる。
なので国際線の飛行機から降りたらダッシュでイミグレまで行くのが理想。

イミグレの列に並んで自分の番が回ってきたら日本語で「ハーイ」って言おう
イミグレの係員は大抵は無愛想なので、無理して現地語で「こんにちは」ってあいさつしなくていい。

ウインドウ (Window)

飛行機内の窓側の席のこと。
飛行機の中に乗り込んで自分の座席を探すときに「Window」という英語を見かける。

3~4時間を超えるような長距離フライトの場合は窓側の席はオススメしない。

トイレに行く度に通路側の人に立ってもらわなければならないので結構気を遣う。
窓側の人は通路側と比べて飛行機内での行動が制限されてしまう。

結果、エコノミークラス症候群になる可能性も上がる。

なので長距離フライトの場合は窓側の席は避けたほうが良い。

ただし2~3時間程度の短時間フライトの場合は窓側の席でも問題ない。
むしろ窓側だと壁があるので他の人の体を気にせずに壁に寄り掛かって寝られる

エコノミークラス症候群

飛行機やバス内で長時間同じ姿勢で座席に座ると血栓ができてしまう。
そうなってしまうと命にもかかわる。

なので血行をよくするために以下をやるといい
・こまめに水分補給
・二時間に一回はトイレへ行く

ちなみに足の運動とかはあまり意識しなくてもいい
エコノミークラス症候群のために神経質になるよりは姿勢を変えながら寝る事を意識すればいい。



オーバーブッキング

航空会社はあらかじめ飛行機内で決まった座席数以上の予約を受け付けている。
そして当日になって搭乗者の数が座席数を上回ってしまった場合、オーバーブッキングと言う。

航空会社としては一度に多くの人を飛行機に乗せたい。
そのためそういう現象が起こってしまう。

オーバーブッキングに遭ってしまうと、その飛行機に乗れなくなってしまう。
他の便に変更する必要がある。
その代わりに協力金が支払われたり、無料でホテルが提供されたりする。

オーバーブッキングに遭わないための対策は以下がある。
・事前にオンラインチェックインを済ませる
・早めに空港へ行ってチェックインを済ませる

まぁ、これをやっても100%オーバーブッキングは防げないのですが・・・

海外旅行保険

海外旅行中に病気になって病院に行くとクソ高い治療費を請求される。
そういう治療費を代わりに払ってもらう保険

他にも海外でモノを壊して損害賠償を請求された時も保険で代わりに払ってくれる。

海外旅行保険に入る目的は払いきれない金額をカバーすること

海外旅行保険はクレジットカードに付帯している場合が多いが、補償範囲が限定されて使いづらい場合もある。
なので手間も考えると海外旅行保険を買ったほうが良い。

私の場合は
新・海外旅行保険【off!(オフ)】
でオンライン上から保険を購入している。

購入すれば2~3日後には届く。

格安航空券

普通の航空券と比べて安い値段で売られた航空券
デメリットはフライト便の変更不可、払い戻し不可等の制限が多い

エクスペディア等の海外旅行予約サイトですぐに格安航空券の値段を調べられる。

キャリーオン

機内に持ち込む手荷物のこと。

基本的に機内に持ち込める手荷物は大きなバックと小さなバックだけと思ったほうが良い
他にもお土産袋等、色々な荷物を機内へ持ち込む乗客もいるが、係員の人は黙認されている。
本当はダメなんだけどね・・・

LCC(格安航空会社)の場合は機内に持ち込める手荷物の制限が厳しい。
少しでも重量をオーバーすると高い追加料金を請求される。

空港税

飛行機に乗る場合、空港施設を使うことになる。
そのお金を払う必要がある。

とは言っても航空券を買った時点で空港税が含まれているので気にしなくていい。

クレーム・タグ

飛行機内へ荷物を預かったときに受け取る控え証みたいなもの。

クレーム・タグは飛行機が目的地へ到着したけど自分の荷物が無い!っていう場合に荷物の追跡や補償などを求める時に使う。

なので航空券と同様に失くさないように管理には十分に気を付けたい。

ゲストハウス

ホテルより簡素で値段も安めの宿泊施設。
個室は確保できるけど、寝るだけの部屋っていう感じ。

宿のランクで言うと以下のような感じ。

ホテル>ゲストハウス>ドミトリー

コードシェアリング

一つの便の座席を複数の航空会社が販売している場合がある。

その場合、当日のフライト便は複数の航空会社名が出てくる。

例えば航空券としては全日空(ANA)を買ったけど、実際に乗った飛行機は韓国のアシアナ航空だった・・・という場合がある。

そういう場合は全日空(ANA)の自動チェックイン機では航空券が発行されない。
アシアナ航空のチェックインカウンターへ行って航空券を受け取る必要がある。

飛行機に乗る人にとっては面倒なシステムだね。

サマータイム

国によっては夏の間だけ時差を1時間ずらす場合がある。
なので時期によって日本との時差が変わる国もある

行く国ではサマータイムを導入しているかどうかあらかじめチェックする癖をつけておくといい。

シェンゲン協定

ヨーロッパでは国境の廃止が進んで、自由に国から国へ行き来できるようになっている。そういうシェンゲン協定を結んだ国家内なら自由に出入りできる。

シェンゲン協定って何?

税関 (手続)

入国審査が終わった後で必ず通る場所

国へ持ちこむ荷物が禁止・規制されているモノではないかチェックする場所。
とは言っても大抵の国では申告する荷物が無ければそのまま素通りできる

日本へ帰国した場合は申告あり・なしにかかわらず必ず係員の人からチェックを受ける必要がある。
これがね、結構嫌なんだよね。

私は別に海外から何も持ち帰っていないのに色々しつこく質問されたりマニュアル的な荷物チェックをされる。

税関は私にとってはいい思い出の場所じゃない。
そういうものだ、と割り切って税関を通るのが良いと思う

ドミトリー

相部屋の宿のこと。
つまり同じ部屋に他の人といっしょに寝るような場所

一つの部屋にベッドが並んでいる。
このおかげでシングルルームよりも安く抑えられる。

だけど知らない人といっしょに寝るため、盗難の心配があるし、プライバシーも無い。

海外旅行に慣れていない人はドミトリーはオススメできない。

海外旅行ではドミトリーに泊まるべきではない理由

トランジット

乗り換えのこと。
だけど海外旅行では飛行機の乗り継ぎを指す事が多い。

国際線から国内線へ乗り継ぐ場合は、一度国際線で降りて入国審査を受ける。
OKならそのまま海外の国内線に乗る。

だけど国際線から国際線へ乗り継ぐ場合,乗り継ぎの国で入国審査は不要の国が多い。

香港も乗り継ぎときに入国審査は不要。

皆難しく考えすぎ!国際線の乗り継ぎ方法はそんなに難しくない!

ただしアメリカのような国だと、国際線に乗り継ぐ前に入国審査を受ける必要がある。
そういう国の場合は乗り継ぎ時間3時間の余裕を持ったほうが良い。

運悪く入国審査が混んでいて入国審査を出るまで2時間以上かかって乗り継ぎに遅れた人も実際に居るからね。

燃油サーチャージ

航空券を買うときに目にする用語。
飛行機の燃料代が上がっているので、航空券代に追加して取られる料金のこと。

航空券の宣伝で「~までOOOO円!」というキャッチフレーズが多い。
だけどよ~く見ると隅っこに小さな文字で「ただし燃油サーチャージ代は含まれていません」って書かれているハズ。

そういう料金も考慮して航空券を選ばないと結局は高くついてしまうので注意

バウチャー

お金を払って航空券やホテルを予約した。
その時にメール等で届く支払い証明書のこと。

もし旅行当日に予約されていない!っていうトラブルがあった場合はバウチャーが交渉時の重要な書類になる。

またLCC(格安航空会社)では、あらかじめバウチャーを紙に印刷して空港へ持って行って航空券と交換する必要がある。
もし紙の印刷を忘れると高い料金を取られる場合があるので注意

パスポート

自分は日本人ですよって外国人に証明できる手帳。

そもそもパスポートって何?

注意点としては、パスポートは普通の手帳みたいに書き込んではいけない。

パスポートの表紙に自分の名前を書いたらダメ!
パスポートのページ内にメモ書きしてもダメ!

実際にパスポート書き込みがあると、入国審査時に係員から突っ込まれる。
最悪の場合入国拒否されるからね。

パスポートコントロール

入国や出国の審査をする場所。
ここで必ずパスポートを係員へ渡さなければいけない。

パスポートを無くすとパスポートコントロールを通過できない。



ビザ

世界の国の中にはパスポートだけではいけない国がある。
そういう国ではビザを取得する必要がある。

そもそもビザって何?

ただし、ビザを取ったからって確実にその国に入国できるとは限らない。
最終的にその国に居れていいかどうか判断するのは入国審査の係員による。

まぁ、普通の服装でおとなしくパスポートとビザを係員へ渡せば大抵は通してくれる。

ちなみにビザはパスポートのページにシールみたいに貼りつけられる場合が多い。

ボーディングパス

飛行機の「搭乗券」の事。
航空券を予約した時に発行される「航空券」では飛行機に乗れない事に注意

「搭乗券」を手に入れる方法は大まかに3つある。

・オンラインチェックインを済ませて搭乗券を受け取る(航空会社による)
・空港の自動チェックイン機を使う
・チェックインカウンターへ行く

自動チェックイン機を使っても預ける荷物があったら結局は並びます

免税

海外旅行客が買い物をするときに税金が免除されるシステム。

・・・なのだが曲者なのは一定金額以上の買い物をしないと免税を受けられない。
大抵は一万円以上の買い物をしないと免税を受けられない。

ミネラルウォーターを1本だけ買った位で免税は受けられない。

無理して免税を受けようとしてたくさん買い物をしてしまうとかえって高くつく。
なので「免税」は無視しちゃったほうが楽だよ。

リコンファーム

リコンファームを漢字で書き表すと「予約再確認」
文字通り「予約」を「再確認する」という意味。

海外旅行の時はリコンファームをしましょう

航空会社によってはリコンファームをしないと混雑期に予約リストから外される場合がある。
だけど最近の航空会社の多くはリコンファーム不要が多い。

航空券を買った後でリコンファーム必要かどうか調べておくといい。
またリコンファーム不要の航空会社であってもリコンファームしておいたほうが良い。

リコンファームは基本は電話で行うモノ。
だけれども、到着した空港でそのままチェックインカウンターへ行ってリコンファームを行うほうが楽。

レイトチェックアウト

ホテルで決められているチェックアウト時間を延長してチェックアウトすること。

アナタは大丈夫?ホテルのチェックアウト時間を知ってる?

ホテルのチェックアウト時間は通常は朝9時~正午頃まで。
だけど「レイトチェックアウトOK?」と聞くとレイトチェックアウトOKと回答してくれる場合がある。

レイトチェックアウトは午後14時までなら無料の場合もあるし、一時間あたり二千円請求されるホテルもある。

レイトチェックアウトを上手く使えば午前は歩き回って、ホテルに戻ってシャワーを浴びてゆっくり寝る,という使い方ができる。

LCC

LCCとは英語でローコスト・キャリア(Low cost carrier)の略。
大手の航空会社と比べて安い値段の航空券を発行している会社。

値段が安い代わりにサービスも省力化されている。
例えば以下のようなことはできない

・機内の座席指定
・毛布
・機内食

出来たとしても別料金がかかる。
荷物を一個預けるだけでも料金を取られる。

機内へ持ち込める手荷物の重量も厳しい。
LCCにもよるが7kg~10kg程度が限界と思ったほうが良い。

他にもどんな旅行用語があるか知りたければウィキトラベルがオススメ

ウィキトラベルはウィキペディアの旅行記事を特化したサイトみたいなもの。

もちろん、旅行用語もみっちり網羅されている。
他にもどんな用語があるのか知りたければ旅行用語集が役に立つ。

ただし、一気に読むと結局どの用語を覚えればいいのか混乱すると思う。
なのでまずは本記事で紹介した用語から理解していく事をオススメする。