古典ギリシャ語とラテン語の動詞がどれだけ活用するか調べてみた

古典ギリシャ語は難しいと言われている。

その大きな原因が、動詞の複雑な活用。

古典ギリシャ語の動詞はどれだけ活用するか整理してみた。




ラテン語・古典ギリシャ語の動詞活用を調べたキッカケ

ラテン語の動詞活用は英語よりも複雑!

まず、ラテン語から説明する。

ラテン語って、どんな言語なの?
って思った兄貴は以下記事を読んで、どうぞ。

「こころぴょんぴょん」のラテン語訳を分析してみた

んで、ラテン語の動詞活用は英語と比べてものすごい複雑。

 

ラテン語の動詞活用が気になる兄貴は、以下動画を見て、どうぞ。

ラテン語の動詞がどれだけ活用するのか検証してみた

で、古典ギリシャ語の動詞活用はどうなの?

古典ギリシャ語って何?

ってなった兄貴は以下記事を読んで、どうぞ。

「こころぴょんぴょん」の古典ギリシャ語訳を分析してみた

ラテン語と違ってカッコいい文字を使う言語

 

んで、

「古典ギリシャ語の動詞がどれだけ活用するのか検証してみた」

みたいな動画を今日見つけたぞ!

【古典ギリシア語】葵ちゃんが活用するだけ【παιδευω】

古典ギリシャ語の

παιδεύω
パイデウオー(教える)

っていう動詞がどんなふうに活用するのか紹介した動画です。

試しにWikiで調べた結果

古典ギリシャ語の παιδεύω(教える) っていう単語をWikiで調べてみました。

 

調べた感想がこちらです。

なん…だと…
あのラテン語の3~4倍くらい活用していないか?

※古典ギリシャ語「παιδεύω」の動詞活用はまだ続きます

以上が古典ギリシャ語「παιδεύω」の動詞活用です。

 

という訳で、私の方で古典ギリシャ語の動詞活用をExcelで整理してみた。

参考までに、ラテン語は?

古典ギリシャ語の

παιδεύω
パイデウオー(教える)

に相当するラテン語が

doceō
ドケオー(教える)

ラテン語の doceō(教える) っていう単語もWikiで調べてみました。

 

うん、ラテン語の「doceō(教える)」も軽く100個以上は活用しているね。

それでも古典ギリシャ語から見れば、すっごーい少なく見えてしまうね!




古典ギリシャ語の動詞活用を整理してみた

対象となる動詞

παιδεύω
パイデウオー(教える)

あまりにも多すぎるので6つに分けた

動詞の「時制」と「相(アスペクト)」を基準に,表を6個に分けた。

ところで「時制」と「相」って何???

ってなった兄貴は以下を読んで、どうぞ。

知らないと恥ずかしい!アナタは文法上の「過去」と「完了」を区別してる?

ここから古典ギリシャ語の恐ろしく活用する動詞を紹介するゾ~

時制=「現在」、相=「不完了」

時制=「半過去」、相=「不完了」

時制=「未来」、相=「不完了」

時制=「アオリスト」、相=「不完了」

時制=「現在」、相=「完了」

時制=「大過去」、相=「完了」

ふぅ~
疲れた・・・

参考までに、ラテン語の動詞活用も整理した

ラテン語の動詞活用は少ないぞ!

ラテン語も確かに動詞活用が多いのだが・・・

古典ギリシャ語から見れば、ラテン語の動詞活用はたったのこれだけである

なぜラテン語は動詞活用が少ないのか?

ラテン語は古典ギリシャ語にあった以下3つの概念が消えている。


・双数
・性
・中動態


(その代わり、ラテン語は「未来・完了」が追加されているのだが)

まとめ

1.古典ギリシャ語の動詞活用は、まぁ複雑だね

2.あのラテン語の動詞活用が簡単に見えてしまう